指令:エンジンを蘇らせろ!
現在EF-7は走行11万キロ。エンジンそのものは至極快調でさすがはホンダエンジン、ここにお金がかか
らないというのはホントに助かります。しかしそうとはいえこれだけ走れば少しずつではありますが確実に
疲労箇所もある訳で特にホンダ車にありがちなのがタペットクリアランスの狂い。簡単に言うとエンジンに空気
を送り込むバルブ(蓋)の開閉のタイミングがこのタペットという機構によって揃えられているんですが長年の
振動でそのタイミングが少しづつずれていくんですね。他のメーカーはここを自動化(油圧ラッシュアジャスター
等)でメンテナンスフリーにしているんですがそこはホンダ、「そんな重いもん付けなくてもパワーは出るんじ
ゃ!」と言わんばかりに調整は昔ながらの職人による手作業。今回はそこをT-WORLDさんにお願いしまし
た。自分でやりたかったんですがまだやった事がなかったので今回は自分はお勉強。

先ずはヘッドを開きます。V-TECと違いヘッド内部は割とシンプル。ちなみにタペットの調整がずれてくると
特にエンジンを始動直後しばらく「カチャカチャ・・・・」というタペットの音が聞こえてきます。暖まってくると割と
静かになるんですが。んでここからが調整本番。

調整は調整するところのシリンダーが上死点(一番上に来たところ)でクリアランスを調整します。緑の丸で
カムを動かしシリンダーを上死点まで持っていきます。そこでタペットとカムのクリアランスをシックネスゲージ
で測定し四つあるシリンダーの上の16個のバルブのタイミングを全て揃えます。言葉で言うと簡単ですがシッ
クネスゲージで測定して引き抜くときの感覚がとても微妙でこの感覚が揃わないとクリアランスも揃いません。
しかも赤丸の調整するところを締め込むとまた微妙にクリアランスはズレてしましい一筋縄ではいきません。

調整後エンジンを掛けるととりあえずあのカチャカチャ音は・・・・。排気音がうるさすぎて解りません(T_T)。
しかしマフラーから多量の水が。レースカーなんかはエンジンが暖まっている時でも水を多量に吐きます。
これは燃料が完全燃焼している証拠で未燃焼のガスが少ないことを意味するそうです。
で、実際乗ってみるとこれが激変!いままでは3500~5000手前で少しかったるい印象(わずかですが)
があったのが無くなっています。エンジン音もエンジンの中で精密な部品がきちんと仕事をしている感じがは
っきりと伝わってきます。もううれしくて無意味に走ってしまいました(笑)。
これで20万キロまでは大丈夫・・・・かな?