詳細設定[武器・技2]

ブレイザー
・無銘刀「白心刀・天之牙」(むみょうとう「びゃくしんとう・てんのきば」)
 白く輝く刀身を持ち、柄と刀身の間を鍔とは別に謎の黒い宝石が埋め込まれている日本刀。
 鍔以外は一見すると通常の日本刀のサイズ、鞘にも刀身にも刀の名も刀鍛冶の名も刻まれていない無銘の物であり、ブレイザーによって命名された。
 鋭い切れ味を誇り、彼の居合による太刀筋も相まって真空の刃を作り出す。

 白い刀身には魔力殺しとなる強力な対魔能力《アンチマジックアビリティ》
 黒い宝石には弱者を魔に魅入らせたり、正気・狂気などの精神力吸収能力が備わっており、この刀を扱える者は限られている。
 但し鞘がこの能力の封印となり、この刀を「抜いた」当人以外にはどちらも感知する事が出来ないので只の刀にしか見えない。
 (ブレイザー本人も魔道を知らぬ為に只の刀としてしか理解してない)

 異形の大群との戦闘中に突然天から彼の下へ落ちたこの刀を振るい、たちまちに全滅させて以来彼の愛刀となった経緯を持つ。

・大型蛇腹剣「夜刀ノ神」(やとのかみ)
 両腕に装備された大型の蛇腹剣。
 天之牙入手以前まで彼の主要武器であった物を強化・命名した武具。
 伸縮自在で通常時は手甲程のサイズでカタール(ジャマダハル)のような打撃による斬撃、伸長時は中距離戦闘に用いられる。
 鞭の様に大きく振るうのが基本であり、細かく操作するのが困難で若干隙が大きいのが欠点。

 名前の由来は複数の蛇の集合体や頭に角を持つ蛇神の名から。

・羅刹咆哮乱舞(らせつほうこうらんぶ)
 夜刀ノ神を鞭の様に縦横無尽に振るい薙ぎ払う。
 多数の敵への対処に有効だが、その分味方を巻き込み易くチーム戦には向いていない。
 因みにアクセントは「羅刹・咆哮乱舞」。


ヘスティア
・「救い難き理性を語るもの」
 ヘスティア・アルヴァタールの真名であり特性を差す。
 直接・間接問わず一見したモノの名前・経歴・能力・関係性を自動的に暴く。
 「外なる神」とも称される種族ながらも比較的人類に近い理性と価値観もこの特性によるもの。
 (ティア本人が目線を合わせているだけに過ぎないのだが)
 知的好奇心の塊であり、学ぶ事を是とする性質を持つ。
 但し普遍的な過去等に限定され、リアルタイムに変動する事象や人や物に宿る「心」は読み解く事は出来ず、能力頼りで理解する為に他者の心情を理解出来ない。
 (しかし関係性を暴く事によって限定的ながらも改変された過去・未来、近い平行世界の対象の存在を暴ける)
 また説明がくどくもったいぶる口調で話す為、他者を苛立たせる。


 一声に膨大な情報を載せ、その内容を強制的に理解させる事で脳を破壊する。
 ティア固有の能力ではなく「ほぼ全員」出来る芸当らしい。


ユウヤ
・ダブルハンドガントンファー「クライシスター」
 ユウヤが自作した二挺の改造ハンドガン。
 ガン=カタ用に造られており、ショートバレルで射程距離は短く近距離で撃てる様に取り回しを優先している。
 またマガジン部に衝撃吸収と延長の改造を施し、トンファーとして扱えるようにされている。
 下部にはナイフ状の刃も装着しており、極めて「接近専用」に特化した銃である。
 弾丸は有限であり装弾数も8発だが、「物質転移」の魔術により半径5m以内(トンファー部分や懐等)から弾丸をノーモーションで補充している。

 名前の由来は「危機を呼ぶ者[Crisister]」と甲高い発砲音が鳴る二挺拳銃から「泣き叫ぶ姉妹[Cry Sister]」を掛けた洒落から。

・ユウヤ専用IKBG
 ユウヤが愛用しているR・J社から頂いた特注のIKBG(『In Knife Bullet Gun』の略称)。
 オートマチック式でナイフ状の弾丸を撃ち、オート・セミオートの切り替え、格闘用に一部オプションを装着しトンファーとして使用出来る。
 連射力は劣るが一発の威力はクライシスターを上回る。
 その特殊な弾丸上、大人が両手で持てる限度程の重量であるが、ユウヤはそれを片手で容易に取り扱う。
 この銃を入手するまで特定した武器を使用していなかったので、この銃には少なからず愛着があるようだ。

・ライルのコート
 ライルの纏う漆黒のコートは本来ロキの仔でもトップ3である「フェンリル」「ヘル」「ヨルムンガンド」の三人にのみ与えられる特殊コート。
 外見は革製のコートであり色・種類はその都度違うが、何れも特殊合金の繊維で編み込まれており、防弾・対ビーム効果を持つ。
 その硬質性から攻撃に転用する事も可能、合金としては比較的軽量だが、どうしても通常の衣服よりは重量が増してしまっている。
 現在のロキの仔トップ3であるREBELLIONのメンバーもこれを常時着用している。
 ライルの持つコートは元はレノスが所有しており、ライルの脱走後に送られた物である。

 元ネタは映画「ゴジラファイナルウォーズ」のラストでのX星人の戦法から。

・朱血眼(しゅけつがん)
 ユウヤの特殊能力の一つ。
 発動中は副作用として動体視力・反射神経を人体の最大限まで研ぎ澄ませる事が出来る。
 その際には脳や眼球、全身の血管を拡張させ血液を大量に送らせる為、頭髪や瞳が朱色に変化する。
 その為長時間連続使用すると集中力の低下、眼球や頭髪の色素細胞に負担をかけ、白髪の増加や一時的な視力低下を惹き起こす。

 最大の特徴は自身の血液を自在に操る事が出来る事。
 操れるのは自身の血液に限る(輸血等で一度体内に入った時点は含まれる)が血液型を変質させたり、
 刃物状にした武器で傷付け血液に戻す事で相手の体内で凝固・溶血作用を起こさせる事も可能。
 何れも血液を消費する為、多用すると貧血・瀕死を起こす欠点があるが
 魔導人間となった現在はその殆どを魔力で補っており、血液は媒体として少量に止めている。
 「ユウヤ」の名と共に入手した力の様だが本人にも詳細は不明。

○『朱血爪(しゅけつそう)』 ・・・鉤爪型。手に覆い被さる様に装備し、鋼鉄すらも引き裂く。
○『朱血翼(しゅけつよく)』 ・・・翼型。飛行能力の他に羽根を飛び道具に転用したり、蝙蝠状の翼型での簡易防御も可能。
『朱竜招来(しゅりゅうしょうらい)』 ・・・圧縮した血液の竜を放つ。直線的な軌道で随一の攻撃力と速射性を誇るが大量の血液を消費する。
○『朱血刀(しゅけつとう)』 ・・・大型の蛮刀型。主に腕から分離させて使用。大きく抉れた刀身で裂傷させる高い殺傷力を持つ。
『朱血牢(しゅけつろう)』 ・・・膜型。対象の表面に隙間無く吸着する形で凝固する事で筋肉の伸縮を抑止し動きを封じる。
○『朱血腕(しゅけつわん)』 ・・・義腕型。他の技は固体型に対して半液状型で伸縮性を持ち、主に他の技と組み合わせる戦闘補助に用いる。
『悪魔の左腕《デモニッシュアーム》・ルビカンテ』 ・・・腕型。発動出来る技の特性を強引に融合させた巨大な左腕。
 (初発動時は失った右腕で発動している)
 腕全体を圧縮した血と魔力で覆い、異形の爪と肩から生えている短い隻翼での斬撃や質量攻撃を行う。
 現在朱血眼で発動出来る技では攻守共に最強を誇るが魔力・血液・精神力諸々を大きく消費し、瀬流の状態でも五分と維持出来ない。

 ○・・・同時・複数発動可能(悪魔の左腕以外は無印でも時間差で発動させる事は可)

・急速回復能力
 ユウヤの能力の一つ。文字通り通常の人間より急速な回復を行える。
 人間レベルの自己治癒可能レベルの外傷までで薬物による障害や体力は回復出来ない。
 要するに傷の治りが人よりは速いというもの。
 ロキの仔時代から培ったある種の素質から成り立っている能力。
 現在ではF因子による影響だと推測される。
 その為F因子を持ったロキの仔は全員この能力を所有していると思われる。

・原子分解・再構築能力
 魔導人間になる以前のユウヤが所有していた能力の一つ。
 自身の肉体を構成している原子の構成を分解・再構築する能力。
 原子配列を変更しているのみで質量は変化しないが、体の一部や全身を別の姿へ変身する事が可能。
 急速回復力と不死の効果と相まってユウヤは不死身を保っていた。
 能力の入手した経路は不明、魔導人間となった現在はこの能力は消失している。

 元ネタはアニメ「スクライド」のアルター能力から。

・不死能力
 魔導人間になる以前のユウヤが所有していた能力の一つ。
 名の通り不死の能力だが、この能力自体に肉体の修復力は無くゾンビに近い。
 ユウヤの元々備わっていた驚異的な回復能力により初めて成り立っていた。
 但し不死の効果は復活する度に削られる消費型だったらしく、効果が切れた際には灰となって一度死亡した。
 能力の入手した経路は不明、魔導人間となった現在はこの能力は消失している。

従属《LOEJINGR》
 「主(ユウヤはこれを"他者"と幅を広げて認識している)の為」をキーワードに発動、肉体の練度・損壊の程度に関わらず戦闘力を一定値まで保ち続ける。
 ゼフィルの「支配」とは相乗効果にあり、唯一無効化はおろか互いに強制発動させる能力である。
 但し肉体が損壊するほど元の戦闘力へ=にしようと健常な部分にまで過度の負担をかける
能力を使用するにも肉体が多少なりとも損壊している事が前提となっており、能力後の負担からも本来は使い切りの能力である。

・カイゼルブレイカー[KAISER BREAKER]
 彼の利き腕である左腕に腕力と殺気を集中させ、一気に放つ荒業。
 魔力を伴わない物理攻撃にも関わらず、攻性魔術と同等の破壊力を持つ。
 だが命中の有無に関わらず左腕に破壊的犠牲(粉砕骨折)を伴うので戦闘中は一度放つのが限度。
 口上の省略や左腕以外の四肢でも発動可能だがその際の威力は低下する。
 発動する際の口上は『世の覇者たる帝王よ、我が忌まわしきこの腕に纏いてその御力を示せ』

 意訳すると「帝王の破壊力」。

・ブラッディ・ブレイカー[BLOODY BLEAKER]
 カイゼル・ブレイカーを悪魔の左腕で発動させたバージョン。
 破壊力は遥かに優っており、悪魔の左腕自体が衝撃緩和材となり腕の粉砕骨折は免れるがその発動条件故に此方も一撃放つのが限度。
 発動時の口上は『我が忌むべき血風よ、魔を喰らう牙となりて総てに終焉を』

 意訳すると「血の破壊者」となる。

・爪牙穿(そうがせん)
 ユウヤの技(正確には戦闘スタイル)の一つ。
 短剣三本を指の間に挟み(ナイフ投げの状態)、その状態で攻撃する。
 非常にシンプルだがほぼ無手と同じ様に扱い、また瞬時に投げる事も可能と利便性に富む。
 傭兵時代はマチェットを使用しての攻撃を得意としていた。
 REBELLIONの一人、ルシアもトラップナイフを似たような使用法(投擲の際は刃を持つ)を行うが「そんなダサい名前は嫌」らしい。

 元ネタはPS2ゲーム「戦国BASARA」に登場する伊達政宗の流派「六爪流」から。

・magia sanguis[マギア・サングイス](血の魔法)

・CAGUTSUCHI(かぐつち)
 『血とは熱なり、熱とは生なり。こごえる夜に我が生を刻め』
 腕を振るう動作と共に己の血液を燃焼性の高い液体に変質し、切断力の高い攻撃を行う炎の斧。
 傷口を焼くので出血は抑えるが強制的に再生を防ぐ為、万全の状態への再生を不可能にさせる。

・CHISHIBUKI(ちしぶき)
 『血とは水なり、水とは国なり。数多の兵にて他を蹂躙せよ』
 無数の刃(朱血刀・スティグマ)を形成、シールドマシンの様にして放つ。
 意思にて自在にコントロール出来、また血の身体となったブラッドストーカーを透過する。

 元ネタは『.hack//G.U.TRILOGY』にてハセヲB-st formの攻撃方法から。


ラフィ
・魔銃レライエ[Devils Gun LERAIE]
 ファルが召喚した上位悪魔の一体。
 テンガロンハットを被りボロ布を纏った姿を持つ。クハハと特徴的な笑い方をする。
 死後魔界へと迷い込んだ弓の名手(ロビンフット)の魂が悪魔化した姿と言われている。
 しばしば人間や造り出した武具に宿り、持ち主に後の英雄の名と共に殺戮と狂気を与え、自ら様々な時代の争いの引き金となる事もある。
 射撃の腕は生まれもってずば抜けて高かったが更に速射と不可避を追究し続け、雷の属性と超長距離から捕捉する千里眼を持つ。
 一度狙った獲物は必ず仕留める事を信条としており、右手に構えたボーガンで何処までも追い駆けていく。

 ラフィに敗れた後は彼女の力を認め力と身体の一部を魔具として貸し与えた(本体は魔界に帰還)
 魔具の姿は所有者の意思を汲み取り、主に次の三形態を取る。

 スナイパーライフル・・・
 ボルトアクションタイプの形状をした狙撃用ライフル(ボルトアクションの必要はない)
 レライエの意思が強く影響され、それをラフィがより扱い易い様にしたイメージから顕れた形態。
 レライエが通常取る形態であり、魔力の続く限り自在に操作出来る射程、誘導性、貫通力を持つ。
 基本的にはラフィの可視領域までとなっているが、気配の察知などで意識が獲物を捕捉し続ける限り千里眼を持つレライエが自動的に狙いを付ける。
 「威力」高、「連射性」低、「汎用性」中
 サブマシンガン・・・
 イングラムM11に酷似した形状を取ったサブマシンガン。
 ラフィの意思が自身が扱い易い銃器とイメージして顕れた形態。
 一挺もしくは二挺で運用、フルオート式。
 精密性、射程と一発の威力は低いが機動力の確保と連射性能の高さで弾幕や近距離で威力を発揮する。
 「威力」低、「連射性」高、「汎用性」高
 小型レールガン・・・
 対戦車砲に似た形状を取った等身大のレールガン。
 互いの雷属性を最大限に生かせるイメージから顕れた形態。
 他二つの形態は電気の塊に始点と終点を決め電撃の速度のままに放つ(銃器の姿はその指向決定と引金としての機能を果たしている)
 この形態は発射機構が異なり、質量を得るまでに圧縮した電撃の弾丸(仮初の電導体)に銃身側にあるレールガンの機能で加速・射出する。
 初速が三形態の中で一番速く、着弾時には質量加速による物理的破壊力と榴弾の様に大量の電撃を周囲に放電・蒸発させる。
 だが一発毎に大量の電力を蓄積しなければならず、また等身大の武装としては遥かに巨大で運用が困難。
 通常レールガンは二本のレールに大電流を流し、電導体である弾丸を火器以上に加速させて放つ質量兵器である。
 「威力」極高、「連射性」極低、「汎用性」低

 放つ弾丸はレライエ自身が持つ雷属性を持つ魔力を圧縮した塊。
 魔術の心得がないラフィの場合はレライエの魔力に依存しており、一度魔力が切れると最低限の使用を行うにも一定時間のチャージが必要となる。

 その他にも大抵の銃火器に変身できる様だが、レライエ・ラフィ両者の嗜好が噛み合うこの三形態に限定している。
 リアルタイムでの形態変化や非使用時には魔界に居るレライエ(本体)に返還される。
 その為緊急時の即時対応とラフィ自身は比較的軽量で行動可能となる利点から重宝されている。
 また所有者には雷(電気エネルギー)に対する耐性と総合的な視力強化を得られる。

 名前の由来は射手の侯爵たるソロモン72魔王の一人から。
 技の一部機能はゲーム「デビルメイクライ」から引用。

・紫電雷撃掌《イルアン・グライベル》
 RJ社製の特殊な黒革手袋を着用し掌に電撃を帯電、掌底と同時に一気に放つ。
 周囲への放電もあり外見以上に効果範囲は広い。
 直撃すれば血液の沸騰や大規模の爆発を引き起こし、生物相手にはほぼ必殺の域に達する。
 電圧・電流を操作すればスタンガンの様にも使用可能。
 元はラフィが実家から持ち込んだ物で、RJ社製の武器に静電気の力で素材を変質・オートフィットさせ武器をしっかりグリップする。

 名前の由来は北欧神話に登場する雷帝トールの装備している鉄の手袋から(jarngreipr:鉄の手袋)

・旋廻十字斬《クロス・ジャッジメント》
 マチェットを垂直に振り下ろし、勢いを殺さぬまま一回転して真一文字に振り切る。

・銃鳴凶蹴《ブラストブリッツ・ヒールアンドトゥー》
 サマーソルトキックで相手を打ち上げ、空中で両手にハンドガンないしサブマシンガン形態のレライエを構え無数の弾丸を撃ち込む。

・銃拳昇撃《ショットアッパー》
 骨をも砕く素早いアッパーカットで空中に敵を打ち上げる。

・強蹴《シュレッダー》
 左足ソバット、右足首刈りへと持っていく高速蹴技。

・チャージショット[Charge Shot]
  銃身にも魔力を込めて連射速度と威力を上げる基本技。
  溜める分だけ錬度は高まるが、魔力の暴発の危険性から三段階までとしている。
  レールガン時は元が同効果の為不要。

・イリュージョン[Illusion]
  スナイパーライフル時専用技。
  空中で複数回跳弾させ死角から攻撃する。
  最大三発まで同時に放つ事が可能。

・ワンショットキル[One Shot Kill]
  スナイパーライフル時専用技。
  弾丸一発に魔力を最大限にまで集中させヘッドショットを決める、正しく一撃必殺の銃技。
  その分だけ準備時間は長くなるが速度と威力は凄まじく、頭を撃ち抜くどころか木っ端微塵にする。
  隙が大きいので遠距離から狙い撃つのが主となる。
  チャージしながら近接戦闘を行い、零距離射撃でも行おうならば相当なスタイリッシュ。

・ヘッジホッグ[Hedgehog]
  サブマシンガン時専用技。
  空中で回転しながら四方八方に乱れ撃つ。


リルド
・両刃剣「硬雷」&日本刀「伐狩」(りょうばけん「こうらい」-にほんとう「ばっしゅ」)
 リルドの操る二本の刀剣。
 主に左手に持つ硬雷は防御、右手に持つ伐狩は攻撃を担当し二刀流による多彩な攻撃を繰り出す。
 硬雷は鞘を左腰、伐狩は背中に(抜身で直接)マウントしている。
 彼が忌み嫌う銃器への感情を忘れず自らを戒める様、伐狩は柄が猟銃のグリップ、硬雷は鍔が自身に銃口を向けた拳銃の銃身に似た形状となっている。

 名前の由来は『硬い雷』の意を持ちエクスカリバーのモデルとされる剣「カラドボルグ」と「エクスカリバー」(伐狩→×かり→Xカリバー)から。
 元ネタは「Devil may cry 3」に登場するバージルのフォースエッジ&閻魔刀装備から。

・闇衣(あんい)ウェルギリウス
 皮膚(コート) 闇属性
 コートを通して全身の感覚器官が鋭敏化され、空間情報を瞬時に読み取る。
 魔人化すれば能力は更に向上し、その間は蛇眼も常時発動状態となる。
 加えて左目には視野内総てを捉える鷲の目、右目には蛇の熱感知能力とそれを視覚化(サーモグラフィー)する共感覚を得る。
 その犠牲に他の二人と比べて防御上昇率が幾分か低く、連続発動時間は15秒ほどと他二人より短い。
 魔人状態では三枚の刃が顔から生えた姿となる。(両端の刃が角の様に上向き、中心の刃はガンダムの顎の様に下向き、ディケイド風)
 手足も悪魔のそれとなり、これらも鋭い凶器となっている。
 左腕に伐狩の鞘が融合しており、攻防一体からより攻撃的な二刀流へとシフトしている。
 また残像が影として実体化し、実質戦闘時には四刀流となる攻撃重視型。
 元は非常に仲の悪い双子の蛇(ニーズヘッグ)と鷲(フレスベルク)の悪魔。
 魔人化の際は両腕を左右に交差させ空間をこじ開ける仕草を取る。

・『蛇眼(じゃがん)』[ORMR'S EYE]
 リルドがF因子によって得た特殊能力。
 一瞬のみ超人的な動体視力と反射神経を得、それに付随して右目の視力が一時的に高まる。
 但し『蛇眼』の影響は右目のみでしか受けず、左目では視る事が出来ない。
 また脳に負担が掛かる為に連続使用が出来ずタイミングを図る必要がある。
 この能力を酷使している影響で彼の右目は虹彩が変質している。

・Sworddancer
 一瞬にして単体に十二撃、複数の敵に六撃ずつ与える高速の連撃。

・Warcry
 両袈裟から更に斬り上げ敵に爻字を刻む必殺の二撃。

・Overdown
 振り上げた硬雷と伐狩を頭上から叩き付ける渾身の一撃。

・Rordchaser
 硬雷を振るう剣圧で離れた相手の動きを止め、その隙に接近し伐狩で斬り付ける不可避の双撃。

・Demonscream
 腕を交差し防御の構えに触れる一切の攻撃に対してカウンターを放つ怒涛の反撃。

・Boastinger
  魔力を込めた伐狩で前方へ突進しながら繰り出す魔刀の刺突。

・Layslash
  伐狩で魔力を込めた一刀の下、高速で放たれる魔刀の衝撃波。

・Aerialwalz
  宙で幾つもの斬撃を繰り出し、最後に叩き斬る魔刃の猛襲。

・D
  魔力の竜巻を生み出し、周囲を薙ぎ払う魔刃の風。

・Echos



瑠華

・魔振動剣アンスウェラ[Devils Sword ANSWERER]
 凍血の騎士が召喚した上位悪魔の一体。
 漆黒の大剣の形状を取っており、初登場時はアルエを宿主として操っていた。
 刃を高速振動させる事で切断力を増すと共に時に狂気を招く悲痛な音を奏でる。
 刀身に入った紅い亀裂は魔力が具現化した物で、魔力の消費と共に亀裂が修復され薄れていく。

 魔界の刀剣鍛冶の鍛えた剣がとある上位悪魔(アリオク)によって2000年もの間
 人魔問わずその血と瘴気を吸い続けた末に強大な魔力と自我を持つ様にまでなり、剣そのものが悪魔と化した物。
 自らの破壊力を高める為に刀身に周囲の空間をも曲げかねない重力を発生・操作する力と自身を最も生かせる剣術の知識を持つ。
 破壊欲求の塊であり、敵味方なく斬り倒すその暴れぶりから魔界では「猛る(いかる)剣精」と呼ばれている。
 自分の能力を十分に活用出来ておらず、振るう方向に対して重力を掛けるのみで斥力も操れず、その範囲も刀身にのみと限られる。
 だが重力の出力操作だけは異常なほど正確に行える。
 斬る事に快楽を覚えるアンスウェラはブラックホールが発生しない様、意図的に重力を抑えている事がそうなれた理由である。

 瑠輝達に敗れた後、瑠輝の持つ剣に施された封印に閉じ込められ力の一部を半ば強引に貸す事になる。
 発動時はアンスウェラの刀身が幾分か細身になった長剣状となり、重力操作能力と記憶する剣術の一端、そして強大な魔力を得る。
 但し対魔処置の施された剣とはいえ、強靭な精神力がなければアンスウェラの放つ狂気に飲み込まれ逆に体を支配されてしまう。
 その副産物として所有者は自ずと誰よりも強靭且つ確固たる意志を常に持ち続ける。
 また元の質量自体は変化しておらず、常人には重過ぎて構える事さえ叶わない。
 瑠輝の身体はアンスウェラの重量や慣性に耐えながらも扱えるが、彼女の剣術には大凡向かない武器である。
 その為、元の諸刃剣として使用・斬り帰しなどで瞬時に形態を変化させ使い分けている。

 名前の由来は「報復者」の意を持つフラガラッハの英訳から。
 形状は刑の執行に使用される切先の丸い斬首刀「エクセキューショナーズソード」を基にしている。

・グレイヴディガー[GraveDigger]
  地面を突き割り、指向性を持った地割れで相手を打ち上げたり動きを封じる。
  剣の斬れ味と言うより重力付加による単純な衝撃力。

・サヴェッジ(リヴェンジ)[Savage(Revenge)]
  逆手に持ち刀身に手を添えたアンスウェラから重力境界を発生し防御する。
  自身に牙向くあらゆる攻撃を魔力として変換・吸収する。
  但しこれも刀身表面にのみ発動する為、境界が張れるのは身を隠せる前面のみ、更に発動中は全身が一種の魔力回路となり移動が出来ない。

・ドゥームズデイ[DoomsDay]
  二パターンあり、刀身に高めた重力を乗せて敵に叩き付ける。もしくは地面に刃を叩き付け衝撃エネルギーを伝播させ周囲を攻撃する。
  後者は地面が柔らかい程伝播率が低くなり威力が低下する。
  共に有効範囲は狭いが、周囲に存在する物まで飲み込み圧壊してしまう為集団戦に向いていない。


ルシア
・トラップナイフ[TRAP KNIFE]
 ルシアの使用する専用ナイフ。コートの下に大量に隠し持っている。
 外見は通常のコンバットナイフだが、柄の内部に様々な罠となる物を搭載している。
 通常のナイフとしての使用に加え、爆薬や飛針等直接攻撃用からスモークやセンサーという補助用など多種多様。
 発動するタイムラグをも利用した多重攻撃を可能とする。
 中身の区別は外見からはほぼ不可能で、柄に入れている罠毎の些細な重量の違いでのみ判別している。
 その扱いは困難だが、REBELLIONの策士たる彼女はその力を十二分に引き出している。

・焔羽衣(しほうい)ベアトルーチェ
 翼 火属性
 魔人状態では両目を覆い隠し、ドレスコートを纏ったような姿となる。
 スカート状の一部を拡げる事で前掛けと腰部に生える翼に変化出来る。
 滑空能力を持つが、他二人に比べ身体能力の上昇率が低い。
 その美貌と特異なる魔力から惹かれた悪魔を幾つか使役しており、翼の内側に持つ空間の裂け目を生じて使役している悪魔や物質を召喚出来る。
 その為、翼を広げなければこれらを召喚出来ない。
 直接戦闘を主としないルシアの意思が反映された形となっている。
 元はサキュバスが人間と目合い生まれた種族でも特に強い力を持った家系の存在。
 魔人化の際は両手を下から大きく広げる仕草を取る。

・Vouivre《ヴィーヴル》
  翼の内側から無尽蔵に取り出せる短剣状の羽根。
  一本一本がトラップナイフのような特有の魔術機能を持っており、ルシアの意思でその都度自在に変化する為性能・使い勝手共に高い。
  宝石のような輝きを放っており、その色によって発動する効果が異なっている。
  その為トラップナイフと違い敵からも把握される欠点を持つ。
  (色と効果の関係や効果全てを知らなければそれ程問題ではなく、ルシアも予め周囲に仕込んだり短期決戦に持ち込む傾向がある)
  またトラップナイフを織り交ぜる事で更に複雑化したブービートラップを仕掛けられる。
  メッサーゲフェングニスの強化技として相手の行動・防御力を一切無視する捕縛結界を展開、死すらも蹂躙する串刺し劇を行う。

・《》
  『穿つ』事のみに特化した螺旋状の刃を持つ飛剣(形状は騎馬槍に近い)
  他の飛剣と違い特殊能力はないが初速・最高速を誇り、一度放たれると回避は極めて困難。
  本体が制御する為のモーションで大振りになり、人外の速度で動く相手には当然当たらない。
  其処でヴィーヴルで「点」と「点」を繋ぎ、発生した「面」の空間を固定する。

・Rusalka《ルサルカ》
  ベアトルーチェの妹である幼体の双子。
  どちらも見る者の性的欲求を促す姿に見せる幻覚能力を持ち、その正体は同族とルシアにのみ見える。

・《》
  多節棍のような鞭の悪魔。
  防御に赴きが置かれており、主に自身の周囲を囲みあらゆる攻撃から身を守る自動防御を行う。
  但し召喚・持続に用いる魔力が多く魔人態で燃費が悪い。

・『誘惑(ゆうわく)』[APPLE MEAD]
 ルシアがF因子によって得た特殊能力。
 身体から人間の性フェロモンを高密度・広範囲に放出し異性を惑わせる云わば気体性の媚薬。
 直接戦闘力に関わらないが、思考・策略をこなし暗殺任務を得意とする彼女にとっては絶好の能力である。
 それと同時に自身の美貌に絶対の自信を持つ彼女は極力使わずに秘匿する奥の手として扱う。
 トイフェル・シュロスでの戦闘でファルシオンに対して使われたが、何故か別のベクトルに働いてしまった。

・刃の牢獄 メッサー・ゲフェングニス[Messer Gefaengnis]
 対象を囲んだ360度全方位から無数のトラップナイフを射出する不可避攻性トラップ。
 戦闘中に全てを仕込む必要があり、尚且つ時限式のこの罠にタイミングを合わせて掛かる様に対象を誘い込む必要があるプロセスが長い欠点を持つ。
 とはいえ生身の人間相手には必殺の技となる。

・Hitzeschleier《ヒッツェシュライアー》
  ヴィーヴルを媒介に炎の分身を作り出す。
  その用途は「本体と合わせて波状攻撃」「身代わり」「敵に取り付いて自爆」など豊富。
  分身の力は本体と同等、且つ本体との入れ替わりは容易に行える為、本体にダメージを与えにくい。

・《》
  ヴィーヴルで突き立てた指定座標へ瞬間移動を行う。
  但しYZ軸しか指定出来ず、前後上下移動のみと限定される。


幻武丸
・玄武拳(げんぶけん)
 闘気を拳に込め、鬼の顔を模った闘気を放つ。
 初代玄武頑駄無から受け継がれた技であるが天界奥義程の威力は持たない。




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