トゥシューズ

トゥシューズをはじめて履いたときの想い出

いつもお姉さん達が、トゥシューズを履いて踊っている素敵な姿に
憧れ続けていた。
お姉さん達が切ったトウシューズのリボンの切れ端を
こっそり持って帰って眺めたりした・・・。
そして、やっと自分が履く番がやって来た。
今までこれを履きたくて一生懸命頑張ってきた。
まず、脚を靴に入れる。
全く履いた気がしなくて、全然そぐわなくて、
固くて、ものすごく痛かった。
先生に紐の結び方を習う。
紐の先が外に出ないように気を付けなければならない。
バレエは芸術なのだ、少しでも紐が出ていたら
そこに目が行くんだなあ。
踊り全体がが台無しになるんだなあ。
と、気を使いながら結ぶ。
時間をかけて履いたトゥシューズで立ってみる。
全く立てなくて、バレエシューズのレッスンで、
いかにサボっていたかわかる。
「そんなことで、トゥシューズでは立てないわよ。」
と言った先生の声が思い出され、こだまする。
つま先で立ってのレッスンが始まる。
痛いことなど忘れて一生懸命先生について集中する。
!っ急激な痛み。
足の指の皮が剥げる・・・。
先生「何度も、何度も剥げて一人前よ。」
・・・そうかぁ~・・・でもこれはかなり痛いよ~
赤く染まったトゥシューズ
この痛みは一生忘れない。

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