ケーン’S トレーニング・センター   ☆ BBGYM堺支部

ケーン’S トレーニング・センター   ☆ BBGYM堺支部

ダンベルを揃えよう2



 ではダンベルそのものについて話してみよう。

 ダンベルには大きく分けて2種類ある。シャフトにプレートを付け足して重量を増やせるタイプのものと、固定式になっており重量変化が出来ないものがある。

 重量固定式のダンベルを何組も買い揃える事の出来るリッチマンなら話は別だが、俺達庶民は重量可変式のダンベルにしておこう。
 一組あれば、重量は何通りにも変えられるからな。


 ダンベル・シャフトにも実は種類がある。ノーマルカラー式とスクリューカラー式だ。カラーとは、シャフトに取りつけたプレートを固定するための金具のことだ。
 ノーマルカラーは、カラーにネジがついており、これを締める事によってシャフトにプレートを固定させる事が出来る。
 一方スクリューカラー式の場合は、シャフトそのものにらせん状の溝が彫り込んであり、これに専用カラーを回し込んでプレートを固定させる。

 ダンベルのワーク・アウトにおいては、ダンベルを縦に握る種目も多く、プレートの落下防止に優れているスクリューカラー式のほうがお勧めだ。


 さて、プレートにも大きく分けて3種類ある。アイアンプレート、ゴムカバー付プレート、ラバーコーティングプレートだ。

 アイアンとは文字通り、鉄に塗装を施しただけのプレートだ。ゴムカバー付とはアイアンプレートの外側にゴム製のリングを被せたタイプのものであり、ラバーコーティングとはプレート全体がゴムに覆われているタイプだ。

 アイアンの長所は値段が安いことだ。また、薄いのでラバーコーティングに較べて多くの枚数をシャフトに着ける事が可能だ。短所としては、フローリングの床などを傷つけ易いこと、プレートの脱着時に音がうるさいという事だろうか。

 ゴムカバー付の長所は、床などを傷つけにくい事、プレート脱着の際にも静かであるという事。短所としては、カバーが比較的劣化し易くちぎれてしまう事がある事。そしてアイアンにゴムカバーを取りつけるという構造のため、どうしても重量誤差が出てしまい、自分の筋力の正確な数字が把握できにくい事が挙げられるな。

 ラバーコーティングの場合は、ゴムカバー付の長所に加え、短所を改めている。
ただ、メーカーにもよるが、合成ゴムを原料に使用している場合は、ヒドイ匂いがするので、この点は気を付けなければならない。また、厚みがあるためアイアンに較べて多くのプレートを装着できない事が多い。

 プレートのタイプは、自分の目的やデザインの好みによって、選択肢が分かれるところだ。じっくり吟味するといい。


 ちなみにダンベルシャフトの直径は一般的に28ミリ、プレートの穴は29ミリだ。つまり大抵のメーカーはシャフトとプレートに互換性がある。

 しかし気を付けなければならないのは、ホームセンターなどで売っているダンベルだ。これらは、なぜか独自規格のことが多く、シャフト直径が25ミリであったりするので注意しよう。


 ダンベル・セットひとつを取っても、これだけの検討事項があるのだ。どうだ、迷うだろう。

 ・・・ん?俺か?

 俺のホーム・ジムにはノーマルカラー式シャフトも、スクリューカラー式シャフトもある。プレートもアイアン、ゴムカバー付、ラバーコーティング、すべて揃っている。

 だから色々なタイプのダンベルの長所短所が解っているのだよ。

 ホームセンターのダンベルはさすがに持っていないがね。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: