MIRROR  BALL

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※「きんぴか」全3巻  浅田次郎  おすすめ度★★★★
 ヤクザのピスケン(阪口健太)は、敵対する組の親分を殺り、
 13年の刑務所生活を終えた。
 自衛隊員の軍曹(大河原勲)は、湾岸派兵に断固反対しクーデターを起こし
 自殺未遂。
 政治家秘書のヒデさん(広橋秀彦)は、大物議員の収賄事件の罪をかぶり
 クビになった。
 この三人を、退職した刑事・向井が引き合わせ、彼らを欺いた悪と戦う。
 登場人物のキャラクターの違いが、とても面白く引き込まれる。
 長編なのだが、各章で小さな物語が完結するように書かれているので
 読みやすい。また、この本の登場人物は、浅田さんの他の本「プリズンホテル」
 にも登場していて、そのあたりも面白いと思った。
 浅田さんらしい、涙あり笑いありの痛快ストーリー。


※「博士の愛した数式」  小川 洋子  おすすめ度★★★★
博士の愛した数式
 「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広のあちこちに、そうした
 日常に必要なことが書いてあるメモが、クリップで留められている。
 事故で、記憶力を失ってしまった博士の家に雇われた「私」は、
 博士にとって、毎日「新しい家政婦」。
 数字、数式を話すことで、人との会話が成り立つ博士と、私、そして
 私の息子(博士からルートと呼ばれている)との、悲しくて優しく
 あたたかい物語。ルートと博士との関係がとてもステキだ。
 私は、たいてい本を読んでしまうと、映画で見たいと思わないのだが
 この物語は、映画でも見てみたいと思った。
 おすすすめの一冊です。

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