MIRROR  BALL

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※「セイジ」  辻内 智貴   おすすめ度★★★★
セイジ
 「セイジ」「竜二」二つの物語を収録。
 表題作「セイジ」…主人公・僕は大学の四回生。大学生活最後の夏期休暇に
 友人に強制され、一人自転車旅行に出る。
 その途中で、寂れた国道沿いにある一軒のドライブインに立ち寄り、そこの
 少し変わった店主・セイジさんと出会い、ひと夏をそこで過ごすことになる。
 セイジさんと、店にやってくる常連たち、店のオーナーの翔子さん。日常とは
 違う時間の中で、彼らとの楽しく不思議な時が流れていく。
 セイジさんは、周りから「ヘンな人」と言われるが、一緒に過ごすうちに
 僕はだんだんセイジさんこそ本当は「マトモな人」なのではないか、と
 思い始める。
 そして、ある時に起こった事件。
 セイジさんは、大切な人の悲しみを目の当たりにし、驚く方法で救おうとする。

 思わず笑ってしまうセリフがあり、読んでいてとても心地よい文章です。
 それが、セイジさんの最後の行動に、本当に本当にビックリしました。
 そして、その不器用さと、一途さに深く感動しました。


 ※「僕の行く道」  新堂 冬樹  おすすめ度★★★★★

僕の行く道
 主人公・大志は小学3年生。建築会社を経営する父・一志と、一年前に近所で
 拾ってきたネコ・ミュウと暮らしている。
 母・琴美は仕事でパリにいるらしく、週に一度だけ手紙がくる。
 大志は、自分に会いに帰って来ない琴美に会いたくてたまらない。
 ある日、父の書棚で見つけた写真を見て、大志は「お母さんはここにいる」と
 思い、ミュウを連れ、一人会いに行こうと決意する。
 その旅の途中で、大志が出会う心優しい人たち。その人たちもまた、大志から
 たくさんの元気をもらう。
 子供を想う気持ちから、大人たちがついた優しい嘘。

 大志の可愛らしさに泣き、出会う人たちの優しさに泣き、大志の周りの大人たち
 の苦しみに泣きました。
 「感動して元気をもらえる本」です。
 これは最高に「絶対おすすめ!」のお話です。
 ぜひぜひ読んでみてください!



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