MIRROR  BALL

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※「40 翼ふたたび」  石田 衣良   おすすめ度★★★★★

40(フォーティ)
 40歳という、人生の半分の年齢にいる人たちの物語。
 主人公・吉松喜一、40歳。
 大手広告代理店を半年前に辞め、先輩が始めた広告プロダクションに転職するが
 馴染めず、フリーのプロデューサーになって一ヶ月。
 仕事仲間であり、友人でもある良平の会社「モリタニAD」の事務所を使わせて
 もらっているが、仕事はほとんどなく、PRとして開設したブログを
 更新することしか、やることがない。
 ブログは「40」「40歳から始めよう。何でもプロデュースいたします」と
 いうもの。
 そこへ少しずつ舞い込んでくる、おかしな仕事。
 社会的に孤立してしまった元IT企業社長、出世争いをする同窓生たち、
 23年間引きこもりの男、フリーター社長の起業、
 ガンを告知されたコピーライター。
 人生の半分の40歳という年齢にいて、苦しみもがく人たちと、その人を
 見守り支える人たち。
 喜一自身、仕事や妻との関係が上手くいかなくて、他の人の姿を見て、自分を
 振り返ってみたりする。
 これからの人生を、どう生きるのか?

 物語は連作短篇集のような感じで読みやすい。
 元気がもらえて、だけど思わず涙が溢れる、ステキなステキなお話です。
 ぜひおすすめの一冊。


※「青空のルーレット」  辻内 智貴   おすすめ度★★★★

青空のルーレット
 表題作と、第十六回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」の二話収録。
 表題作「青空のルーレット」
 主人公・俺(タツオ)は、ビルの窓拭きのアルバイトをしながら、仲間と
 バンドを組んでいる。
 ビルの壁面に垂らしたロープにぶら下がり、窓を拭く仲間たちは、それぞれ
 夢を持ちながら生きている。
 そんな仲間に起きた事故や事件。年齢を超えた熱い友情の物語。
 本当に感動します。心があたたかくなるストーリーです。

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