MIRROR  BALL

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24(10/8更新)



※「あなたに逢えてよかった」 新堂 冬樹  おすすめ度★★★

あなたに逢えてよかった
 私(吾妻夏陽)は、紅茶専門店で働く22歳。
 17年前に父を交通事故で亡くし、父の遺したお店を叔父が引き継ぎ、
 そのお店「ブローニュ」が、夏陽の働くお店だった。
 そこへ、頻繁に通ってくる星純也という男の人に、夏陽は恋をする。
 ある日、純也に「美味しい紅茶を飲みに行きませんか?」と誘われ、二人の
 付き合いが始まる。
 純也は、病院で「作業療法士」という仕事をしていて、それは、認知症や
 MCIといった記憶障害の患者さんの、思い出や記憶を引き出す手伝いを
 する仕事だった。
 優しい純也との楽しい日々。純也の同僚にやきもちを焼いたりしながらも
 幸せな時間を過ごす夏陽だったが…。
 純也自身が、記憶障害の病気になり、二人に試練が訪れる。
 「もし、純也さんが私のことを忘れてしまったら…」夏陽は不安になる。

 純愛小説だなぁ、という感じ。
 最後の最後に、意外な事実があったりして、少し感動した。
 全体的にキレイなお話という印象でした。
 本の帯にあった「衝撃のラスト12ページに、あなたは号泣せずに
 いられるだろうか。」というのは、ちょっと大袈裟だと思った。


※「日曜日たち」   吉田 修一   おすすめ度★★★★

日曜日たち
 5人の男女の、それぞれの「特別な日曜日」を描いた連作短編集。
 毎週日曜日の深夜、エレベーターでゴミを捨てに行く無職の男、
 友だちの身に起こった事件に、恐怖をおぼえる女、
 知人の息子の結婚式で上京した父親と、数日間過ごすことになった男、
 何事も中途半端で、女運が悪い男、
 30代半ばで、長年暮らしたアパートを引き払い、田舎へ帰る女。
 そして、その人たちが過去に出会った不思議な小学生の兄弟。
 その兄弟に秘められた真実とは…。

 小学生の兄弟に、いったい何があったのか、それが
 最後のお話で明かされる。
 切なくて、いじらしくて、涙があふれます。


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