2006/02/14
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だから「見返りは何を期待しているの?」と尋ねると
「見返りって何?何も期待はしてないよ」とつれない答え。
「この人と会話をしていても埒が明かない」と気が付いた私は勝負へと出てみる。

職場の飲み会が終わり、ススキノにいた私はSさんを試すために彼に
「会いたい」とだけメールを入れた。

突然の「会いたい」の一言。
昔私が誰かに言われた一番嬉しい言葉だった。
その誰かとは昔の元彼だが、私自身もその元彼に突然の「会いたい」を使ってみたかったが
使う機会もなく、その恋は終わってしまって

たまにその恋の続きが出来そうな人に口走ってしまう癖になっていた。

そのメールを送信するとSさんから「どうしたの?」と返事が来る。

私:「急に顔が見たくなってさ。ダメ?」

彼:「いいよ。今どこ?」

私:「ススキノだよ」

彼:「俺もススキノで、丁度仕事の接待終わったとこなんだよね」

私:「じゃぁ、ロビ地下で待ち合わせしよう。」

デパートの地下入り口の前で待ち合わせる。

彼はいつも待ち合わせ場所に私より早く着いていても
私を待つことなく、立って待っている私に歩み寄って来る人だった。

「急にどうしたの?今日は。」という彼の言葉に「別に何もないよ」と私が答えると


そのままどこに行こうか二人で悩んだ挙句、ご飯も食べてお腹もいっぱいだったので近くのカラオケに入った。

部屋へ案内され、二人席に着く。
店員さんが部屋を出て行った後は二人っきりで小さなソファーに座りながら選曲をする。
その間にも彼の腕は私の肩へと伸びて、引き寄せられて、目が合って。
優しいキスは前回のようにおでこではなく、唇になる。

私を抱き寄せながらラブソングばかり彼は歌っていた。
それに合わせて私もラブソングを入れてみた。

あっという間に2時間が経ち、知らせのコールが鳴る。
彼の前を通り、そのコールに対応して自分の席に戻ろうと
彼の目の前を通り抜けようとした時、腕を引っ張られて彼の膝の上に乗せられ
「この後うちのマンションに行こう」と彼が耳元で囁く。
ほろ酔いの中「え~っ?」と少しだけ顔をしかめて言う私に彼は「この歌、歌ってからね」と言い、
歌の上手い彼は中島美嘉の『雪の華』を歌った。





続く。



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Last updated  2006/02/15 12:15:19 AM
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しーちゃん さん
ライブドア株と同じように、新しい彼の手に落ちてしまったのか???続編を楽しみにしてます。 (2006/02/15 12:53:23 PM)

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