2006/07/29
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お互いに想っていても何故だか言い出せない一言。
プライドが邪魔するのか、相手から愛されているという確信を得たいのか。

その一言を言えたらどんなに楽になることか。
その一言を言われたらどんなにHAPPYか。

でも私から「付き合って欲しい」の一言は言えなかった。

彼はオシャレだし、あたしよりも色んな事を知っていて
良い所があるのは分かっていたけど
はっきり言えば好きな気持ちに自信がない。確信が持てていなかった。
ただ、今こういう関係を続けているのは


本当に一言足りないだけ。一歩踏み出せないだけ。

映画を見たり、ご飯を食べに行ったり、手を繋いで買い物に行ったり
夜は抱きしめあったまま眠ったり。
時々、ヤキモチ妬いてみたり。

状況から判断するならもう付き合っていたのかもしれないけれど
そこに束縛が絡んでくるとややこしくなる。
束縛は言葉にして確認しないと分からないルールだと思っていたけど
今思えばそんな物はいらなかったのかもしれない。
でもそれで悩んでいた自分がいたわけで。

そこで、白黒ハッキリしないことにもうこれ以上我慢ならない私は駆け引きに出る。

彼の昼休みの時間とあたしの仕事前のランチデート。


こういう仕事の合間とか、仕事の後に食事に行くって言う大人っぽいデートには
憧れがあったから、それを実現できた事は嬉しかった。

子羊のシチューを食べながら
彼の髪型が変わって似合ってるとか
今日のスーツとネクタイのコーディネートは派手目だけどいいねって話したら

なんてどうでもいい会話しかしなかったけど
食事が終わってお店を出て、階段の踊場で
私の身体を引き寄せてキスをしようとする彼に、私は

「もうこういう関係やめよう。こういう関係続けたいんなら、
 割り切るためにフォリフォリのリング買って」と抵抗した。
「契約ってコト?それは永続的なの?」と聞いてくる彼に
「期間限定で」って答えると
勿論頷くことなく「可愛くないヤツ」と彼は言って
私の腰にまわした手を離した。

コレでいいの。コレで。
ようやく楽になれる。

社交辞令の「じゃあ、またね」という言葉で彼から離れて
私はその足でカフェへ行き、一服する。
少し心に穴が空いたような、でもスッキリしたような。
そんな気分でいたのに早速彼から

「俺だって甘えたい時だってあるのに何で分かってくれないんだ」と言うメールが来た。

「もうこういう関係に疲れたの」と返すと
また「MACOはどういう関係でいたいの?」と何度も聞いた言葉。
私は「どうもこうもなりたいとは思ってないよ。
関係を続けたいならリング買ってくれたら割り切るから(笑)Sはどうしたいの?」と続けると

「俺はあなたを彼女にしたい」

ここまできて意外な返事だった。
この足りなかった一言に3ヶ月も振り回されていたのに。



続く。

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Last updated  2006/07/29 07:46:46 AM
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