2004.02.02
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チューリップ

 一夜が明けて今日も快晴、気温が下がって空気が冷えてる。

 長く長く感じたようなあっという間だったような、そんな2月の初日。

 険悪になり、涙声になり、沈黙になり、のディープな数時間だったけど、二人は最後に笑顔になって、帰って行った。

 たくさん話して、気持を聞いて、言える事は出来るだけ噛み砕いて、ジョークさえ交えて精一杯、伝えたつもり。

 行き違いやボタンの掛け違いや、言うべき言葉のタイミングのズレが、結局は「事」を大きくしてしまい、長引かせていたようだった。

 「よくあること」であっても、まだまだ始まったばかりの二人に(+ RIKU)とっては、どれもこれもが新鮮であり、その対極に戸惑いや不安があって当然。

 冷却期間を置こう、と約2週間もの間、友人宅で寝泊りしていたSくんが「ひどく疲れて見えた」のも、すっかり痩せてむくんだ顔をした娘も、どちらもそれなりに、深刻に真剣にそれぞれが悩んだ証拠に思えて、

 「始まったばかりでしょ。
  ちょっとフリーズしただけでしょ。」

 って、笑って言ったら、二人同時に笑顔が戻った。

 不慣れな主婦業と、息抜きしたい気持で「独りになりたい」と子供のようなわがままを言った娘と、うまくそれをカワセず、リード出来ないジレンマで売り言葉に買い言葉になって、八方塞りになってただけ。

 そんな、他愛も無いこと。

 気持に余裕がなくなって、視野がせまくなって、今だけ楽になりたい、って結論を急ごうとした短絡的な考え。

 でも、そうして全部をさらけ出して、どん底までいって、
気づくことの方がきっと、何倍も大きい。

 いいんだ、そんなことでなら、いつでもケンカの仲裁に入ってあげる。

 娘の方は、まだ不安があって「2.3週間のお試し期間」なんて、照れ隠しで言ってたけど・・・まずは一件落着。

  二人の車を見送って手を振った後に、主人とどちらともなく

 「はぁぁぁ~~~っ」

 と、その日を物語るような、長~いため息が・・・。



 いやぁ、いくつになっても子供は子供で、親はどこまで行っても「卒業」ということがない。

 でもでも、たまには息抜き、そうしないとフリーズ。

 あれは、心底思った言葉だったわぁ。

お茶






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最終更新日  2004.04.29 23:10:55
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