2004.03.31
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
キッチン



 数点買い物をしてレジに並んで会計、お金を払いましょ、と思ったら、

 レジの女性が「もう一度、打ち直していいですか?」

 と、気合の入った顔ではっきりそう、言った。

 「は、はい・・」

 と答えつつ、訳を告げるようにその女性が指差すカゴの中には「30パーセント割引になります」とシールを張られた食品が・・・。

 「これを、そのままの値段で打って(レジを)しまったので。」というのが理由らしい。

 で、再度カゴに入った食品は最初からレジ打ちをされて、

 「○千○円になります。」



 ピンッときて「もしかして、さっきの分、現計を押してなかったのでは・・?」ってつい、職場での口調でこちらの方から言ってしまった。

 つまり、最初の分を終わらせずに再度打ち込んだ分が加算された、ということ。

 「あっ!そうですね、もう一度、いいですか?」

 と、なってテープを巻き戻すように再々度レジ打ちが始まり・・・。

 もう、その女性の心情がわかりすぎるくらいわかるので、こっちまで緊張し、ドキドキし、仕舞には、

 「どうか、今度こそ、うまくいきますように。」

 と祈るような気持に。

 打ち終わって割引がきちんとされているかレシートを食い入るように確認した後、やっと告げられた金額。

 「・・・とんでもないですよね」とつぶやくように言った後、

 「ありがとうございましたぁ」の一声。



 いやぁ、なかなかないわ、こんな経験。

 ハキハキしてる女性だっただけに、かえって潔く打ち直ししてたなぁ・・と思い返したりして。

 自分も職場で接客、レジ打ち、金銭のやりとりをしている身としては他人事でない、大いに参考に、勉強になったと帰宅してからもその時のシーンを何度も思い出していた。

 そのレジの女性ももしかしたら、その日を振り返って大きなため息をついているかも・・・。



目玉焼き
















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.04.01 00:07:40
コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: