MAGICALSTONE ~マジカルストーン~

MAGICALSTONE ~マジカルストーン~

マジカルストーンACT:1


魔物の復活
ここはスカインという国の小さい村、ロッヂヒルである。この村は緑に囲まれ自然にあふれ、動物たちといっしょにとても平和な毎日をおくっていた。
そんな静かな村に、この話の主人公となる若い青年がいた。村一番の剣術道場師範の息子ロミオ=グライド、その青年は今日も欠かさず剣術の修行をしていた。
「56・・・57・・ご・・じゅうはち・・はぁぁ疲れた。さすがに100回はきついな、木刀なら1000回ぐらい簡単にできるのに本物の剣だと大変だな。」
と剣を置き木陰に座り込んでつぶやいた。
(父さんはこの剣を自在に操ってたんだよな・・・)
ロミオの父はメライ=グライド、30年前の戦争に参加にし勝利し英雄と崇められた人間の一人だった、しかし3年前に急に姿をくらましてしまい、未だに消息がつかめずにいた。
「おーいロミオ!探検に行かないか?場所はもちろん裏山の神殿だよ!行こうぜ!」
木陰で休んでいるロミオに大声で語り掛けたのはかつてからの親友のアルフレド、スカイ=アルフレドであった、アルフレドは村で一番の軽業師、親が大工でその仕事を毎日手伝ってる、屋根から屋根へと飛んで木材などを運んでひとやくかっている。悪い癖はすぐ女に声をかけてしまう、誰にでも・・・よく言えば人見知りしない、悪く言えば女好き、だからロミオは恨めないのかも知れない。
「え?神殿・・・あそこは入っちゃダメな所だよ。アルフレドやめておこうよ、長老に何言われるか分からないよ。」
一度はそう断ったが無駄だった、アルフレドはそうゆうとこもある、だから女に嫌われんじゃないのか?と考えてしまうロミオなのであった。
神殿は昔から魔物が封印してあるぞ!悪い子はあそこに放り投げるぞ!とよく大人たちにからかわれたものだった、だからどんなのもなのかと14になっでも興味があるのはそのせいかも知れない。以前としてくわしいことは二人とも知らなかった。ロミオたちは大人の目を気にしながら神殿へと歩いていった、神殿にはマジカルストーンと言う神秘の石も眠っていると言われていた。
いわれるがままにロミオは神殿へと入っていった・・・神殿に入るとそこは神殿の中というより教会のような造りになっていて、いすが並び、中央には大きな大剣が祭ってあった。まるでイエス、キリストを祭るかのように
「こ・・・これが神殿・・・なのか?・・・」
さすがのアルフレドも口をぽっかりあける事しかできなかった、いつものテンションではなくただ口を開けてたっているだけであった。
「オイ!ロミオあ・・あそこに何かあるぞ、光ってる?まさか・・・マジカルストーン?」
ロミオはその石に近づき、一割の好奇心と九割の恐怖でその石を持ち上げた。その直後であった!砂煙が舞い上がりその中から蜘蛛の姿をした巨大な魔物があらわれた。
「ロミオォォォォォォォォォ!!!!!」
アルフレドは大声を上げたそのとき蜘蛛の魔物の影から赤い光があがっていた。
「呼んだかい?アルフレド!石を持ったら力が・・・・なんだこれ?」
そこに現れたロミオは赤い鎧を身にまとい、大きな剣を持った剣士へとなっていた
二人が唖然としているうちに蜘蛛の形をした魔物はこちらの気配に気付き、鋭い爪で切りかかってきた。
「アルフレド!危ない!!おりゃ!」
と持っていた大太刀で魔物に切りかかった。その攻撃は魔物の下腹部を上手く切り裂いていた。その切り口は煌煌と燃えていた。
「すげぇ・・・ん?あの青いのも石か?よし」
アルフレドはロミオが触った赤い石の隣にあった石を興味で掴んだ、するとアルフレドの方も高い砂煙が上がり巨大な蛇の魔物が現れた。アルフレドはその影で青白い光を上げていた。アルフレドの方は、青い盾が手の甲につき、刃の部分が氷のようなものでできた長い槍を持った騎士の姿になっていた。
「俺も・・・ロミオと同じ力が・・・槍か?これ・・・冷たい・・これってまさか・・・」
アルフレドはその槍は強く握り大きく引き、蛇の心臓を狙い、胸部に突き刺した。怪物は絶叫しながらその場に倒れた、その怪物の死体は凍っていた。
二人は自分たちの手に入れた石の凄さに唖然とするしかなかった、その場にいるのが、だんだん恐ろしくなり二人は逃げるかのように逃げ出していった。

二人が村に戻ったとき村はすでに無かった。
「む・・・村がこれはなんなんだ・・・ん?姉さん?」
瓦礫の下にはすでに誰だかどうか確認できないほどずたずたに切り裂かれた人間の姿がそこにはあった。もうひどいとしかいえない亡き骸アルフレドの姉がいつも好んでつけていたピン止めだけで区別をつけるしかなかった。
「くっ・・・姉さん、誰がこんな・・・いったい誰が・・・」
ロミオもその光景をみてただ愕然としていた。
そこに一人の少年が現れた。全身を黒衣に身を纏い黒い石を持ち笑いながらこちらに向かい歩いてきた。
「この町・・・壊した人知ってるよ・・・それは君たちだよ・・君たちの持ってるその石、実はここの神殿に封印してあった魔物の最後の封印だったんだよね、それを解いたって事は・・・まぁ暴走した魔物が憂さ晴らしにこの村を破壊したってこと、まぁその石を僕が外し来たんだけど手間が省けちゃったありがとね・・・あはははははは」
その少年は笑いながら姿を消した・・・ロミオもアルフレドも自分のせいで村を破壊してしまったその罪の重さにただ呆然とするしかなかった。ふとアルフレドが口を開いた。
「なぁロミオ・・・あくまで噂なんだがマジカルストーンには一つの属性のすべての石を集めれば万物を元に戻す力があるらしいこの伝説にかけてみないか?今から二人ですべてのマジカルストーンを集めるんだそれで村を・・どうだロミオ?」
その答えでロミオがNOというはずが無かった。かくして二人の旅が始りを告げたのであった。
ACT:2につづく

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