MAGICALSTONE ~マジカルストーン~

MAGICALSTONE ~マジカルストーン~

STORIES OF~最終話


自分でしつこいと思ってしまうくらい彼女のところに通い続けた。
しだいにお互いに秘密すら知り合う仲になっていた。
不思議なくらい彼女といるのが楽しくなっていて、学校で友達といるより全然よかった。
彼女とすごす一日一日がとても充実してた。

そんなある日、彼女からの思いがけない一言が俺を驚かせた。
「・・・・・あのね、涼宮君・・・・・私、人より少し物事が上手に出来るからって言って
周りの女子からイジメにあっててさ」
林川は両手で顔をおさえて泣きながら話した。
その言葉を聞いて俺は考えるより先に言葉が出てきていた。
「林川!!なんで・・・・・なんでもっと早く言ってくれなかったんだよ!
今日からでもいいなら俺・・・・俺が君を守るから!君は安心して学校で楽しく生きようぜ!」
俺は言ってから事の重大さに気付き正直しまったと思った。でも俺自身、男としては一度決めた事
を曲げるのはイヤで、やはり俺は林川を守ると決めた。
その言葉を聞いて林川はうなずいてくれた。

怪我は思ったより早く治りまだ松葉杖であるが学校に行けるようになり、
1月の後半には医者から退院してもいいと言われた。
そこで俺は林川と2月からお互いに学校に行くと約束し林川は退院していった。

2月、俺は学校へ行った。
やはり周りの目は白く、事故前は仲のよかった友達も俺から離れていった。
まぁ、所詮この程度の仲だったって事だな。
そしていない間に俺は“不良”というレッテルを貼られていた。
2月1日、彼女は学校へはこなかった。俺は帰り道に、彼女の家へと立ち寄って見た。
俺の顔を見た林川の親は当然加害者として白い目で見られ、結局会わせて貰えなかった。

そしてそれから2週間たった今、2月14日林川は1度も学校へは来なかった。
いきなり俺の電話にメールが入った。誰からだろうと見てみると林川からで慌てて見てみると
(今すぐに公園に来てください。)
たった1文のそのメールで呼び出し。
俺はよく分からないまま公園に走った。

公園には林川が1人松葉杖姿で待っていた。
「ごめんね、急に呼び出して・・・・・1つどうしても話したい事があって・・・・・・」
涙を浮かべながら彼女は再び口を開く
「実は・・・・私・・・・・あなたに会うのが怖くて学校に行けなかったの」
「なんで、約束したじゃないか!」
「私・・・・実はあの事故は私からした事なんだ・・・・バイクが来たからとっさに思いついて・・・・イジメに耐え切れなくて・・・・・・ごめんね、ごめんね・・・・・・」
彼女はその場でくずれて泣き出した。
「俺が守ってみせるって言ったよな、俺が林川・・・・いや愛利、君を守るから事故のことはもういいからな」
彼女は泣きながら1つの箱を取り出した。
「これ、今日は聖なる日でしょ、こんな渡し方卑怯かもしれないけど
1ヶ月涼宮君ずっと私のこと見てくれてたから次は私の番・・・・・ね」
「あ・・・・・ああっ!!これからもよろしくたのむぜ!!」

まだ冷たい風が吹くこの日・・・・俺たちの春が始まった。
Fin….

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