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ここのところ仕事が結構忙しかったので心身ともにだいぶ疲れました。
FFも3週間空けてしまったので、今週末はどうしても行きたくて、結局、友人と2人で鳥海山麓にイワナ釣に行ってきました。
今回も前夜発で運転を交代しながら、東北道をひた走り、山形道に分岐する頃には空が白んできました。
どうやら今日は良い天気。
その後、雲ひとつ無い山形盆地を越えて、向こう側の山に入ると前方に雪をつけた月山の頂が見えてきます。飛行機の上からはべっとりと雪をつけて台地状に見えるなだらかで丸い頂上付近の形状が特徴です。

朝6時半頃には酒田の町で朝食をとって、鳥海山麓の谷に入ります。店員さんに雨の状態を聞くと、少し前は雨が結構降ったらしく、期待度倍増、ってなところです。
ただ、鳥海は、ずっと”行きたい、”と思っていながら、訪れたことが無く、よくはわからない場所です。地図を見ると、谷も深そうですし、道も限られているようで、行ってみないことには見当が付きません。
そういう意味では夢がかなったわけですが、一緒に行った友人も昨年1度来ただけで、よくはわからないと。。。
まあ、いつものことなのですが、地図と実際の地形を重ねあわす頭の整理からはじめます。
基本的には”匂う”渓を探す2人の勘頼みってわけです。
とりあえず、最初は、山に入る前に給油したGSの親父さんに教えってもらった谷に入ることにしました。
今日は、鳥海の数多い雪渓から流れる谷が目標なので、1時間だけってことで。
明日の土曜の逃げ場になるかも知れないので、下見だけしておこう、ということになったのです。
その渓の下流付近と上流付近は、林道との高低差がそんなになく入りやすい渓ですが、中流付近は函になっていて、林道から高低差も数十Mほどあり、谷底に下りる最後が崖になっているので、入渓点を探すのに苦労しそうです。
そんな中、今回は下見なので上流部分の入りやすいところをやってみました。
美しい森の中を流れる緑の渓。結局正味30分位で8寸近い数匹のイワナが遊んでくれ、ばらしたものの9寸クラスのいることも確認できたので、下見は終了。
移動の途中、鳥海の美しい姿に感動。

10時半過ぎに次の渓に到着しました。ここは雪渓から流れて来る谷だけのことはあって、階段状の流れが激流になっています。
人の背丈ほどの大きな岩がごろごろして、さらに堰堤も多く、登って行くのにも体力を使いますが、要所要所に狭いながらも緩流帯もあって、まさに”山のイワナ釣”というフレーズがぴったりのロケーションです。
初めて直ぐに激流の向こう側で、9寸イワナがフライをひったくって、ドキドキ・ワクワク感は現実に変わりました。
激流にもまれたイワナは、胸鰭が発達していて、激流を味方につけ、容易には上がってきません。
なんとすばらしい!コレぞ、山のイワナ釣!
さらに次の渓では、ダブルヒットも何度か。その上、1人が写真を撮っているうちにもう1人がさらに1つ掛けて、トリプルヒットになったりして。
ここも、同じように体力を使う渓ですが、強烈な引きも存分に味わいました。(嬉)



18時ころから、別の川の有名なC&Rエリアで濃密なイブニングも味わい、ここでも身動きできない荒瀬の中で、掛け、その荒瀬をくだられて、ばらした明らかな尺オーバーも迫力はありましたが、その前の、山のイワナ釣の印象は、はるかにそれを上回るものでした。
少し季節は遅れているのかわかりませんが、テレストリアルよりメイフライパターンのほうが反応は良かったです。
昼食もそこそこに切り上げて4つの渓をまわって、2人で都合75尾。
尺には足りないものも、普通の渓の尺クラスの引きをみせる9寸クラスもいくつか出て、存分に楽しめました。
宿は吹浦の”遊楽里”。
舟盛と岩ガキ。すこぶる美味!地酒も米どころだけに旨い。
2人で祝杯です。
品数は少なかったですが、心地よい、身体の疲れを癒すには十分。それに、1泊2食で9000円もしませんからネ。

部屋は、客室最上階の角部屋でラッキー。
隣の温泉施設も経営が同じとのことで、自由に入れますが、朝は6時から開いていて、地元の人が結構来ていました。
ちなみに、朝食も良かったです。

寝るだけに帰る僕らにはもったいない宿。綺麗な宿がお好みの方にはお勧めです。
さあ、明日はどんな渓が待っているでしょう。
日ごろの運動不足を解消するに十分な、体力を使う釣り。
そしてそこでは、どんなヤツで出逢えるか。
楽しみです。。。
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