団塊世代の楽天活用日記

2012/09/10
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カテゴリ: 本/映画/TV
詩人であり小説家の三木卓氏が、夫人で詩人の福井桂子氏、つまり
「K」との出会いから、奇妙な夫婦生活を経て、やがて彼女が癌に侵され
死別するまでを描いた夫婦の自伝的、ある種の純愛小説であります。

私は詩を読むなんてことは滅多にないし、理解しようとすら思わない。
この本の書評をなにかで読み、別の面で興味を持っていたところ、
「三木卓って知ってる?」となんともタイミングよく妻が聞いてきた。
通販で買ったので、よかったら先に読んでもええよとね。


「世間的な人が平気な顔をしてのりこえていく問題に、つまずくのがKである。
Kには普通ができないし、またしたくもないのだ」


2、3度目かのデートで駅のホームで待ち合せした時に、
Kは時間に遅れ、洗面器を風呂敷に包み現れた。
そのまま三木氏のアパートで処女を捧げ、二人の夫婦生活がはじまった。

Kは世間的には不器用な反面、一方では強い内面を持っている。
なにより自分の詩人としての才能に揺るぎのない自信を持っている。
著者はそんなKの才能を認めつつも、自己中で、つねに理解を超えた言動に
翻弄され、扱いに苦慮する。それは彼女が亡くなるまで47年続いた。

詩人としては先輩である三木氏がいろいろアドバイスをするが、
世俗な男が天才に向ってなにをいうか、というほどの態度。
この言葉の飛躍こそがこの詩の命綱ではないか。私が書いたものを
私の読者が、勝手に理解すればいいだけと、あくまでKはかたくなです。


が、日常を共にする配偶者としては複雑なのは、手にとるように伝わってくる。
しかし、小説とは作者の一方的な言い分であるから、K自身にとっては、
あくまで自分は真っ当であり、夫こそが「暴君」と映っている?

夫婦というのは他人同士だから、なんとも難しいものだが、
普通でないKのおかげで、「K」が書き上がったのも事実です。



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     ↑日曜日は、Mと涼風吹く比叡山山頂へ。





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Last updated  2012/09/10 05:31:25 PM
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