Oh To Be Wicked Once Again

Oh To Be Wicked Once Again

2004年11月

11月1日(月)
MIKE OLDFIELD
[AMAROK]

(アルバム AMAROK)
amarok

今月最初の今日の一曲は、一人で20個以上の楽器を担当するMIKE OLDFIELDの傑作、AMAROKです。
今日の1曲というか、今日の1枚というか、このAMAROKは1曲60分という超大作です。
聞き終わるとどっと疲れます。ころころ展開が変わるので、細かいことは忘れました。
ただ印象に残っているのは、プログレっぽいようなオーケストラのような雄大な音と、ギター
ロックっぽい音と、牧歌的なのんびりした音と、フラメンコとかのスペインっぽい感じの
するの音と、ディズニー音楽みたいな音と、アフリカの原住民みたいな意味わからん声と、
・・・こんなもんしか思い出せませんが、もう一回聞いてみたらまだまだいっぱい色んな
音が入っているはずです。

ただ、最初の方にいきなりバカでかいギターの音が突然鳴ったり、「ハッ!」とかいう
怪しい声が入ったりして、ビクッ!とさせられます。心臓に悪いなあと思ってジャケット裏
見たら・・・


amarok2


・・・HEALTH WARNINGて(^^;
「ごめん、そこまで読んでなかった」とCDに突っ込んでしまいました。
一応MIKE OLDFIELDのためにフォローしときますが、あくまで冗談ですから。





11月3日(水)
Nine inch nails
[Mr.Self Destruct]

(アルバム Downward Spiral)
downward spiral

日記に書いていた事情から、ひさびさに聴いたNINの一枚。というかこれしか持ってないんですが(^^;
個人的には5曲目のCloserとか結構好きなんですが、今日は1曲目です。このイントロを聴いて、
イメージしたのは「一瞬にして目の前に現れた殺人マシーン」。なんだかアルバム全体に
機械的な雰囲気が漂っているなあと感じたのですが(インダストリアルっていうのは、これのことを
言うんでしょうか?)、よく聴いていると、1曲の中でひたすら同じ高速ドラミングを正確無比に
繰り返しているんですよね、たぶんこのせいです。どの曲も一瞬の爆発力は凄まじいものがありますが、
その凄まじさはこのMr.Self Destructに集約されています。ストレス解消には一番もってこいの曲です。





11月6日(土)
The Who
[Baba O'Riley]

(アルバム Who's Next)
whos next

今日の1曲は、71年発表The Whoの最高傑作と評される1枚からです。この1曲目Baba O'Riley
のイントロは、1回聴いたらもう忘れられませんね。今hpのCM曲にも使われているので、
耳にしたことがある方も居られると思います。この曲は、良く晴れた日の河原で、秋風に吹かれつつ、
おいしいパンでもほおばりながら聴くのがおすすめです。秋晴れがあまりに似合いすぎです。
この曲に限らず、ほんとに爽やかで真っ直ぐなロックの名曲がずらりと並んだ素晴らしいアルバムです。
U2なんて目じゃない真っ直ぐさですよ(笑)





11月8日(月)
Emerson Lake & Palmer
[Karn Evil 9: 1st Impression, Pt. 1/1st Impression, Pt. 2/2nd Impression]

(アルバム Brain salad surgery)
brain salad surgery

邦題「恐怖の頭脳改革」の中の5曲目、「悪の教典」が今日の一曲です。曲名を聞くと、
ものすごいヘヴィーロックを想像されるかもしれませんが、そうではなく、キーボード中心の
・・・ある意味へヴィーロックかもしれないですね。3パートからなる30分のこの曲、
聴いた第一印象は「マジで!!」です(笑)。ほんとに生の指で鍵盤を叩いてたんですよねえ。
そしてやたらと変拍子が多いですね。30分もあるのに聞き手を飽きさせず、一気呵成に
聞かせてしまう力強さがあります。ファイナルファンタジーの音楽みたいと評する人もいる
みたいですが、そんなほのぼのしたものではないです。ロックであるのは間違いない
んですが、交響曲でも聴いているかのような美しさ、構成の素晴らしさがあります。
すがすがしくhighになれる一曲ですが、30分もhighにさせられるので大変です。
プログレを代表する1曲ですね。





11月11日(木)
RADIOHEAD
[fake plastic trees]

(アルバム the bends)
the bends

若さもありつつ・大人びた(ちょっと斜にかまえた?)感じもありつつなこの時期のRADIOHEADが、
自分は好きです。若さがあふれているギターロックの曲と、何かを悟ったような神秘的なメロディの曲
とが混在したこのアルバムは、哲学をかじって人生を悟ったつもりになっている青年のようでもあり、
聴き込んでいくと甘酸っぱさすら感じられます。その後者の、斜に構えた空気を最も感じることが
出来るのが、4曲目fake plastic treesです。美しいメロディなんですけど、やっぱOK Computerの曲
とかと比べるとギターの音が目立ってたりして、若さも感じられます。その混ざり具合がほどよく、
哀愁を感じてしまいます。昔のギターロックの音は捨てたというRADIOHEADですが、この曲なんかは
最近のライブでもやっているようで、ようやく年相応な曲になってきたんじゃないのかなあと
勝手に想像しています(笑)





11月13日(土)
The Beatles
[GETTING BETTER]

(アルバム Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band)
sgt.peppers lonely hearts club band

正直なところビートルズの音楽にコメントをつけるのは非常に勇気がいるんですが、ちょっとだけ
書いてみようと思います。1967年発表のこの作品は、世界初のコンセプトロックアルバム、
と色んなところで言われているわけですが、個人的には別にそこは大したツッコミどころ
ではないのでは・・・と思っています。それよりも、一つ一つの楽曲の素晴らしさを
つっこむべきではないでしょうか。といってもどの曲も素晴らしく、この1曲というものが
なかなか決められません。最も「コンセプト」が発揮されているエンターテイメント
ロックンロールチューン、“Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise)”から、
オーケストラをバックに壮大なラストを迎える“A DAY IN THE LIFE”の流れなんかも、
もちろん大好きです。しかし、ここではCDを買ったその日に初めて聞いた瞬間からずっと
耳に付いて離れなかった、“GETTING BETTER”を今日の1曲としたいと思います。
というか今まさに今日何度目かの“GETTING BETTER”を聞きながらこれを書いています。
イントロからしてなんて爽やかなギターリフなんでしょうか。イントロだけ何回も聴き直したくなります。
そして間に挟まれるインド風の音はシタールでしょうか、ほんとに「スパイスが効いている」
って感じです。歌詞も思わずクスリと笑ってしまうような甘酸っぱさです。あらためて
言うまでもないんですが、ほんといい曲です。

というか未だにちゃんと持っているビートルズのアルバムはこれだけなんです。当初はたまたま
持っていなかっただけなんですが、今はじっくり一枚一枚かみしめて聴こうかなと思って、
あえて次々買わないようにしています。いいものですから、他の音楽みたいに遮二無二聴くのも
もったいない気がするんです。でもそろそろ買おうかな。





11月16日(火)
The Velvet Underground & Nico
[SUNDAY MORNING]

(アルバム The Velvet Underground & Nico)
the velvet underground & nico

67年発表の超有名ジャケットのアルバムから、1曲目のSUNDAY MORNINGが、今日の1曲です。
他の曲に見られるような心地よいノイズはこの曲では影をひそめ、ここでは8曲目のI'LL BE
YOUR MIRRORにも通じる、包み込むような優しさが漂っています。鉄琴系?(あんまり楽器
知らないんです・・・)の優しい音のイントロに続き、穏やかなベース、そしてNicoに負けて
いられるかといわんばかりの、ルー・リードのささやくような・息を吹きかけるような優しい
Vocalが、なんだか寒い朝に白い息を「はぁ」っと吐く光景を思い起こさせます(僕だけですかね?)。
全体に曇ったような、ざらついたような雰囲気の音に仕上がっているので、余計にそう思うのかも
しれません。日に日に寒くなってきていますが、そんな寒い朝に似合う曲です。





11月22日(火)
John Fahey
[juana]

(アルバム Womblife)
womblife

体調悪くてふとんに寝っ転がっているときに、ふと頭の中で流れたのがこの曲です。
こういうぼーっとしてるときによく頭の中で流れるんですよね。アルバム最後の5曲目に
入っているこの曲を聴くときには、是非1~4曲目まで聴いてから、聴いていただきたいと思います。

このアルバムの1~4曲目を聴いている間だけは、時間の流れ方が、普通とは違った異次元のものに
感じられます。奇妙でもありつつ浮遊感もあるギターの音響、不規則に「ガシガシガシッ」っと弦を弾く
(ある種古典的な)前衛的奏法には、プロデューサーであるジム・オルークの色が色濃く出ています。
そこに、急に日常生活の世界に戻されるような5曲目の“juana”。心に染み渡る音楽とはこのことを
言うのでしょう。ギターがこれほど優しい楽器だったとは知りませんでした。「ギター=ロック」
のイメージを持っている方に、是非聴いて欲しいと思います。

ところで、テレビで「戦場のピアニスト」がもうすぐ放映されるようですが(もしかしたら既に
放映された?)、以前に映画館でエンディングのピアノ演奏を見たとき、なぜかこの曲を思い出しました。
映画の中での最後のピアノ演奏に、それまでの凄まじい世界とは対照的な平穏さがあったもんで、
そんなことを思ったんだと思います。まだ見てない方、もし「エンディング言うなよ~」と思われたら
ごめんなさい(^^;





11月26日(金)
NOFX
[don't call me white]

(アルバム punk in drublic)
punk in drublic

たまになんも考えずにこういうの聴きたくなりますよね~。NOFXはこれしか持ってないんですが、
この1枚を聴いた限りでは、高速正確無比ドラミングが非常に耳に残って、陰のNine inch nails
(11月1日を参照)、陽のNOFXという印象ですね・・・ちょっと違うか(笑)。どっちも「キチッ、キチッ」
な具合が印象的な音だとは思うんですが・・・。でもやっぱRANCIDとかGREEN DAYに比べるとすごく
緻密・丁寧な印象がありますね。

この5曲目のdon't call me whiteですが、初めて聴いたのは7、8年前のNHK FMの洋楽特集の番組でした。
今になって思えば、本格的に洋楽を聞き始めるきっかけになった番組でしたね。夏休みの特番で、
いろんなロックの曲を放送していてもんで、とりあえずテープに録音しました。洋楽に無知だった僕は、
後になって、その曲を演奏しているのが、スマパン、レイジ、メタリカ、NIN、グリーンデイ、ランシド、
ニルヴァーナ、アリス・イン・チェインズ、レッチリ、・・・etcということを知りました。その中にNOFXの
この曲があったわけです。ネット環境が無かった当時、バンド名も曲名も分からない中、このCDを手に入れる
のはちょっと苦労しましたが、その分思い入れが深まりました。上にあげたバンドも、それと知らずに
たまたまCDを聞いてみたら、「聴いたことあるやん!」ってことで分かったものがほとんどです。
でもこういうことがあってこそ、一曲一曲に対する思い入れが深まるってもんなので、今となっては
かえってよかったなーと思ってます。・・・で、とりあえずこの曲は、どこか体を動かさずには聴けない
曲です。ノリにノッて下さい。






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