Oh To Be Wicked Once Again

Oh To Be Wicked Once Again

池田亮司 formula [ver.2.3] 

いやー、おもしろかった。たとえて言うならば、KRAFTWERKのライブの
えげつないバージョンといえば、分かる人には分かるのでしょうか(^^;


会場が暗くなり、まず聴こえてきたのが、超高音の音波。「きーん」と聴こえる
のですが、音が止んだとしてもまだ聴こえている錯覚を生みそうな音です。ケラ
の鳴き声ってご存知でしょうか?「みみずだーって、おけらだーって、あめんぼ
だーってー」の唄に出てくる、あのおけらです。あの鳴き声みたいな感じです。



それに続いて、音波による震動が迫ってきます。ほんとに地面も
身体もブルブルいってました。それが段々加速されていって、
まるで飛行機が離陸するかのような錯覚にとらわれます。



そして画面に表れる直線。上から下へ、左から右へ流れていく直線。
真ん中で交差した瞬間、パルス(だと思う)が発せられます。モールス
信号の音とか、一昔前によく聞いたニュース速報の音みたいな感じです。
もうこのへんで自分の中では池田亮司の世界に入り始めています。



そこに、画面中央に青い蛍光灯のような光が交差して現れ、スタンガンが
火花を散らすような音が発せられます。バチッ、バチッという音が、
ピコ―ンピコ―ンというパルスに重なっていきます。



そして突然ストロボがたかれ、場面転換。大量の映像が流れていきます。
何かの看板、原子力のDANGER!!のマーク、人の右の耳、核爆発の
きのこ雲、草むら、青空etc・・・最高時速で走っている新幹線の
窓から画面を見ているような、そんな錯覚にとらわれます。



次に流れるのは大量の数字たち。しかも超高速で下から上へ。
なんか数字の配列に規則性があるようで、背後に規則的な文様が見える
ような気がしました。DNAの二重らせん構造でも流れているのだろうかと
目を凝らしてみますが、見れば見るほど気持ち悪くなってきます。
もちろんこの間もずっと身体は規則的な音波でブルブル震えたまま。



そしてサブリミナルといいますか、サブリミナル効果に使われそうなくらい短い
映像が大量に高速で流されます。途中画像が止まって文字が浮かび上がります。


IT'S THE MOST BEAUTIFUL UGRY MUSIC IN THE WORLD.


おもわずニヤリ。



気がつくと、さっきまで流れていた直線が、いつの間にか受信状態の悪いテレビ
画面のノイズのような、幅を持ったものに。そして今度はNew York Timesの
新聞の画像が、まるで今印刷しているかのように、高速でめまぐるしく変化して
いきます。「ガガガガガッ!」という音と共に、震動も身体に伝わります。



ここで突然青空の映像に。雲の流れる様子が、これまた高速で変化していきます。
そこにテレビ画面のノイズのような直線が流れ、だんだんと画像の粒子が粗く・・・
と思ったらそこに流れるのはアルファベット/数字たち。その流れがV字型になり、
そしてまたスタンガンの火花のような細かい線が、まるで口に隠した吹き矢か
ミサイルのように、それを追いかけて・・・って言っても分からないですよね(^^; 



このあたりになると、すっかり池田亮司の世界にはまってしまい、もっと
見たいと思うようになっていましたね。一定のリズムが刻まれていたもんで、
結構心地よくなってもいました。でも他方で、大量の情報が、目から/耳から
/身体から入ってきていて・・・なんか危なかったかもしれないですね(^^;
というか、目や耳で感じ取ろうと思ってもついていけないから、身体で
感じるしかなかったのかもしれません。パンフレットに「臨死にも通ずる
極限状態の体験」と書いてありましたが、わかるような気がしました。



池田亮司の公式サイト

041221


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