舞と芽衣の秘密のお部屋

舞と芽衣の秘密のお部屋

ダンナの意見


という考えの持ち主です。

いまだに「何だかいつのまにか受験させることになったなあ」
と言っています。
そして「あの塾、俺たち引っ越す前から気になってたもんなあ、
運命かもしれないなあ」って。

わたしがダンナに最初に相談したとき
「さらさが望む受験ならさせる必要ない」と言われました。
「だけど、舞が望むなら、舞が受験したいのならさせてあげよう」と。

その後わたしは何度となく受験させることに不安を感じたり
自信がなくなったとき彼に聞きました。
「受けさせていいのかな?」
彼はいつも言いました。
「中学受験は普通じゃない。だからもしだめでも公立に行けばいいだけだ。
私立に行かせたいだけで、舞の通うつもりのない学校を受けるのだけはおかしい。
あいつが行きたい学校だけ受けさせればいい。他は必要ない。
偏差値で受ける学校を変えるのはおかしい」と。

わたしは、「なんにもわかってない!」とか
「全落ちして、泣くのは舞なのに・・・冷たい!」とか
「父だからそんな風にいえるんだ!」
と思っていました。

だけど、舞が「通ってもいい」と思う学校だけを
受けさせて(偏差値はおいといて)
第1志望には届かなかったけれど、第2志望には合格できて・・・。
全てが終わって・・・落ち着いた今になって
ダンナが普通の、ごく当たり前のことを言っていたことに気づきました。
あの受験の最中に、わたしはおかしくなっていたのかもしれません。
ごく当たり前の意見を聞けたことはわたしにとって
そのコトバがわたしの暴走の(その頃は一生懸命なだけと思っていたのだけど)
歯止めになってよかったんだと思います。
(受験生の父としては、のんきすぎではありましたけど)

あと・・・彼は受験に協力的だとは決して言えませんでした。
ただ、舞が塾で勉強しているのに遊びには行けないと
飲み会はほとんど全て断っていたそうです。
(わたしとしては、ダンナがいないほうが手抜き出来てよかったんだけど・・)




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