出会い

出会い

私と彼との出会いは専門学校。
もともとは友人。彼のこと気になり始めたのはだいぶはじめのころから。
でもそれまでと同じ、恋愛へのあこがれ。

そう、私がそれまで生きてきてはじめてうまくいった恋愛だった。

だからこそ、戸惑うことも多かった。
漫画や小説みたいな恋愛ができると思ってた。
こんなに思い通り行かなくて苦しいなんて思わなかった。

彼の気持ちが重すぎて、自分が本当に恋愛できているのかわからなかった。

でも日々いろんなことを話していくたび、憧れのレンズで見てた彼じゃない、本当の彼が見えてきた。と、同時に、本当の自分も見せれてきた。

まめに電話をくれることもなく、彼女よりも男友達と遊びに行ったり、女の先輩の相談によくのったり、いったい、私はなんなんだって思ったこともあった。

最初は我慢してきたそれらのことを、いっぱいいっぱいいえるようになって、少しずつ変わってきたころ、付き合って三年を迎え、卒業を迎えた。

最初は遠距離恋愛なんてできるわけないし、もう彼のところに就職しようと思った。それでもやっぱり、神戸が好きだったし、知らない土地でがんばる自信がなかったし、なにより、試験で落とされた。

仕方がないのでやっぱり慣れ親しんだ地元での生活を選んだ。ちょっと離れた宝塚だったけど。とりあえず二年がんばろうって約束をして。

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