さつまいもの栄養


ミネラルやビタミンなども多く含んでおり、穀物と野菜の両方の性格を
兼ね備えた栄養面に富んだ食品である。しかも、それらの栄養素が
バランスよく含まれている事から、準完全食品とも呼ばれている。
このようなことから、宇宙食としても有望視され、
NASAでも研究が進められているほどである。
ミネラルでは、カルシュウムやかりうむが多く含まれている。
またビタミン類ではビタミンE,B1およびCが多く含まれており、
中でもビタミンEはジャガイモの10倍以上、精白米の3倍以上含まれている。
なお、前述したように栄養のバランスのとれた食品であるが、
タンパク質や脂肪が少ないといった欠点もあることから、
さつまいもを食べる時には、これらの足りない栄養素を多く含んだ食品を
組み合わせて食べる事が上手な食べ方ということになる。
燈色の肉色を有するベニハヤトでは、カロチンがニンジン並に
多く含まれている。また、蒸煮後の全糖含量が品種により差があり、
食味した時の甘さに差を感じるが、これはβーアミラーゼとよばれるでん紛を
糖に変える分解酵素の活性値が異なるためである。

            さつまいも小事典(鹿児島県農政部流通園芸課)より

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