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この間、ムルクィシン作戦の話を書いたけど、ムルクィシンのほうのおああチャンから昨日電話があった。ウチの前の家のおばあちゃんが電話を取らない、どうしたんだ?と言う内容だった。『アンタが病院に見舞いに来いと呼びつけたから、病院の前で転んで腰の骨を折って インチョンの娘の家に養生に行ったんだよ』と言いたいところだが、結局説明して差し上げた。誰のせいで怪我したんだって感じよ。ところがそのおばあちゃん、耳が遠い。何度も行っているうちに病室に看護師さんがやってきたらしい。電話を替わって、看護師さんが言うには『あのおばあちゃんにほんとのこと言ってはいけないわ~。 一晩中周りの人が眠れないほどの大騒ぎになっちゃうのよ。 私がそのおばあちゃんに適当なこと言っておいてごまかしておくからね』と言うことだった。そうそう、ウチの前に家のお祖母ちゃんの怪我の原因になったおばあちゃんはちょっと厄介者。一度へそを曲げると、何年も曲げたままって言う経歴の持ち主だしね何かって言うと、私が韓国に渡って何年もの間口を聞いてもらえなかったわ。ウチのシオモニと喧嘩したって理由でね。坊主憎けりゃ何とやらってヤツでね。看護師さんの口調では病院でも顰蹙を買うことをしているって感じだったわ。看護師さんは厄介なおばあちゃんに『腰をちょっとくじいちゃったのは事実だけど、インチョンの娘さんがおばあちゃんに会いたいと言ってきて 遊びにいったってよ』と言ってその場を収めていた。私は変に正義感にあふれるところがあって、厄介なおばあちゃんを懲らしめてやりたいと思って言ったんだけど、でもその場をまとめるには適当なうそも必要だよなって思った。まあ、厄介なおばあちゃんが退院して村に戻ってくれば真相は分かることだしね。入院中は病院の安寧のために嘘をつくって要領もいるって事だよね。
March 9, 2015
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韓国ではムルキシンと言う幽霊がいる。湖や池、貯水池などで、溺死した人の幽霊で他の人を引きずりこんで溺死させると言う幽霊である。日本の線路や踏切の自縛霊とかなり似ている。話は戻って。うちの村の元村長さんの奥さん、この間、尾てい骨を折ってしまって入院中である。トル寝台(石のベッド)と言って硬いベッドに尻餅ついてしまい、折れちゃったのだって。そして、ウチの前の家のおばちゃんに電話がかかってきた。『退屈だから遊びに来て頂戴よ』と。前の家のおばちゃんはいそいそと出かける準備をしてウチの健作さんの車に乗り合わせて病院に向かった。そしたら前の家のおばちゃん、病院の前で転んでしまって腰の骨を骨折、インチョンの娘さんの家の近くの病院に救急車で運ばれていったそうだ。私たちがそれを知ったのは昨日の夜。おばちゃんは確かに昨日の朝に病院にお見舞いに行ったのだった。娘さんが電話をよこしてくれたのだよ。電気炊飯器のコンセントを挿しっ放しできてしまったので心配なのだと言う。そりゃそうだよね。何ヶ月か家を留守になると言うので、それは心配だ。炊飯器のコンセントが挿しっ放しと聞いて、今度は心配性のめーちゃんが吠え出した。火事になったらどうしよう。。。。。朝になったら抜きに行くという健作さんの言葉に驚いてすぐ抜きに行けと訴えだした。でもね、家の門をおばちゃんは出かけたので塀を越えなくてはいけない状況。暗いところで塀を越えたらまかり間違ったら健作さんが怪我しちゃうよ。と言って、今日の朝炊飯の中身を片付け、腐りそうなものは処分、肉は冷凍庫に入れ、後片付けもしたと、メッセージを送った。前の家のおばちゃん、よく怪我するんだよね。無理しないで、きちんと回復してから帰ってきて欲しいもんだ。しかし、元村長さんの奥さん、まさにムルクィシン。
March 6, 2015
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今日の朝、ウチの健作さんと子供たちが出勤、登校する時間に電話が来た。お隣のおばちゃんから。「今、おじちゃんたちが書類もって廻っているから、外の門開けておきなさいよ。」との事。何のことか意味がわからなかったが、とりあえず門は開けておいた。そうして、ウチの健作さんが出勤するときおじちゃんたちと遭遇し、用件を聞いたらしい。子供たちを学校に連れて行ってから、健作さんが一度戻ってきた。ウチの村で、太陽光発電システムを導入しようとする人がいるという。おじちゃんたちは、それを防ごうという署名運動をしているのだった。おじちゃんたちは放射能が出るんだとか、発がん性物質がどうたらこうたら言っていたと言う。太陽光発電でしょ?どうして放射能が出るの??なんか勘違いしているような気がする・・・・・。これだから、田舎物だと馬鹿にされるんだよ。ウチの健作さんは間違いだとか言うと、生意気だとか目上の言うことを聞かないだとか、いろいろ言われそうだったので、何も言わず一緒に署名しておいたということ。このごろ、韓国では太陽光発電システムを広めようとしている。導入する家には補助金が下りるんだよね。家で使う電気はもちろんのこと、発電した電気量が使用電気量より多い場合、韓国電力のほうで電気を買い入れするというのである。電気のメーターが反対に廻るんですってよ、奥さん電気使用量が多い家としては魅力的なおはなし。今回導入しようとした家は反対しようとしているおじちゃんたちの息子くらいの年の人。ウチの健作さんより年下だな。娘さんが二人いる。きっと、娘さんたちが沢山電気を使うんだろうな。中学生、高校生くらいだもんな。おじちゃんの反対は、きっと、あれだな。高圧電線と勘違いしているんだな。高圧電線が通っている地域で癌患者が多発しているというニュースが一度流れたからきっとそれで勘違いしているんだな。でも、家庭の太陽光発電システムで癌患者が出るくらいの高圧電機が発電できるわけ無いと思うんだけど。というわけで出る杭は打たれる韓国の田舎の村のお話でした。
February 11, 2014
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この間の前の家のオバちゃんちの話。放蕩息子が帰ってきてから、村の人の密告に遭ったのだ。生活保護を受けていたオバちゃんだったんだけど、息子が帰ってきたから、半分以下に減額になったらしい。もうね、ウチのシオモニがもらっている額(一ヶ月9万ウォン)に近い額になっちゃったから。ウチのシオモニは20万ウォンあったら、一ヶ月暮らせるだろ??とかあほなことをいってくれる。無理だと思うよ~。電気代、ガス代、水道代、食費、特にあのオバちゃんは末息子にキムチ作ってやったりおかずかって送ってやったり色々していたんだから密告した人は、5年前に末息子をなくしたオバちゃん。すごい生意気なオバちゃんなんだわ。ウチの健作さんのおばあちゃんと口げんかするほどのお方。韓国ってさ、儒教の国だから、目上の人と喧嘩するなんてありえないこと。ウチの健作さんが幼い頃だから、何十年も昔の話。そのオバちゃん、ウチの健作さんのお兄さんたちの年代。自分のおばあちゃんくらいに歳の離れている人と喧嘩してたんだよね。で、自分は息子に先立たれて、嫁と孫には出て行かれて、ひとり暮らしている。ウチの前のオバちゃんは放蕩息子が帰ってきた。面白くなかったんだね、きっと。そうそう、もう一人、不当に年金もらっていた人がいたなあ、うちの村に。もう亡くなっている人なんだけどね。6・25動乱の時に、軍人で戦死したお兄さんがいたこの人。自分の奥さんをお兄さんの奥さんに戸籍上仕立て上げて、ずっと軍人遺族年金をもらっていたのだ。ウチの村の人は知ってて口をつぐんでいたそうだ。まあ、その方も認知症にかかって施設に入ってなくなったそうだ。あ、奥さんのほうは長男に引き取られてまだご存命だ。ということは、まだ受け取っているのかなあ。長男の方、時々、空き家になっている両親の家の管理に村を訪れることがあるけど、面と向かって聞ける話じゃないしねえ。でも、軍人遺族年金をもらっていたおじちゃん、文盲だったはずなのに、そういう手続きは誰がしてあげたんだろう・・・・・。うちのお兄さん??面事務所に勤務していたんだよね、健作さんの長兄。まさかねえ。若しそうだとしても時効だよネエ。
April 26, 2012
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今日は村の休日。農作業で忙しい村の人たちが会館に集まり、食事をしたりカラオケをしたり。。。と遊ぶ日なのだ。実は、私、8年ぶりくらいに参加した。前に参加したのは、めーちゃんを授かる前の年位だったから。 ウチのシオモニはそういうの行くの嫌いでさ~。ウチの健作さんもよそで食事をしない人なので、(あいつは、内弁慶の外しじみなんだよね、ついでに言うと甥っ子のソンゴンも内弁慶で外しじみだ) なかなか、一人で参加するというのも勇気がいるので、参加せずじまいだった。 普通は参加する人の頭数とか、その家の収入状況とかで会費が決まるもんなんだけど、(たとえば、耕す田んぼの数で決まったりするわけ。ウチは農家が多いから)今年は一家庭辺り、一律3万ウォン。 たかいのよ、すごく。ウチの村は小さい村なので、20家庭くらいかな。だから高いのかな。。。これだったら、食堂で定職の出前とったほうが安いんじゃないかなって思っちゃったよ。 その話を近所のおばちゃんとしててね、「めーちゃんオンマも一緒に行こうよ、子供たちつれてね、いいんだよ、子供たち連れて行ってもさ、3万ウォンも出すのにさ~行かないのも悔しいじゃない??」と誘ってきたのよね。 そのおばちゃんは「ウチは貧乏だから1万ウォンしか出せないよ」っていったらしいけどね。そのおばちゃん、今年の春に転んで手のつきどころが悪くて手首骨折しているんだよね。んで、3ヶ月入院している間に生活保護から外されてしまったかわいそうな人なのだ。 去年、放浪していた息子が何十年かぶりに帰ってきたんだけど、息子が一緒に住んでいるから生活保護対象じゃないと、誰かが面事務所に言ったのだ。そんで、毎月30万ウォンもらっていた生活保護が一挙に13万ウォンに下がったんだって。 話はそれてしまったが、家でそれをシオモニに言ったら、「お前、今年は子供たちをつれて食べて来い」だって。食べたところで、元は取れないだろうけど、食べてこないよりはマシだ~!!といきり立っていた。 そんで、そのおばちゃんと一緒に行ってみた。午前10時ごろに「早めに行ってお肉を食べようよ~」って電話がかかってきたのよね。 うん、行ってみたらさ、結構ショボイおかずだったよ。豚肉をコチュジャンでいためたもの、エゴマの葉っぱ、サンチュ、キムチ、にらのキムチ、テンジャンチゲ、果物(スイカにバナナ)、お餅くらいだったな。ナムル関係一切なし、で、これで3万ウォン?っていうのが本音だった。 ああ、あれね、うちは酒を飲む人がいないから忘れていたけど、あれは酒代とジュース代だね。きっと、それでかなりのお金が費やされているんだろうなあ。。。 子供たちはすぐ飽きちゃって、お昼前に帰りたいといい始めた。そりゃそうだよね。おかずも子供たち向けのものはないしね。 でびっくりしたのが、午前10時に男の人たちはお酒&肴で飲み始めてるの。こっちは、農作業の合間の一服のときにお酒は付き物だものね。 そして。お昼でまたご飯食べて、カラオケとかして夕方にまたご飯をそこで食べて、一日中会館で過ごすのよね。ふつうは。 子供たちがあんまり家に帰りたいって言うもんだから、健作さんのお昼を準備するのも兼ねて家に一度帰ってそして、また会館に戻った私。 一応顔は立てないとね、って感じでね。子供たちは健作さんと一緒に午後は付いていくといったので、私も安心して会館に戻ったの。 会館に戻ってみたら、面長さんと面事務所の職員さんが一緒に食事していたなあ。こういう日って、そういう人をもてなすのが普通みたいね。 面事務所の職員さんが、いかにもなれた感じで食べていたもん。 で、思うのが面事務所の人たちが住民たちにかしずかれるのに馴れた感じがするってこと。住人たちの税金で食べているくせに、すごいお偉い態度をとるような気がするのよね。 食事を済ますと、コーヒータイム。コーヒーミックスにさらに砂糖を足すセンス。見ているだけで胸焼け炸裂だったわ。 めーちゃんオンマも飲むか?って聞かれたけど、母乳育児を言い訳にやめといたわ。だって、ものすごく甘そうだったもん。 カラオケではマイクを離さずにいるツワモノが一人いたなあ。何を隠そう、ウチのひーちゃん。 村の村長さんのだんなさん(もともと村長さんだったが、郡委員立候補の際離職今は奥さんが村長さん)がひーちゃんを抱っこしてマイク持たせて喜んでいたよ。 だんだんシオモニも心配になってきたし、一曲歌って切り上げてきたよ。マイクを手から離したときは、ひーちゃん大泣きだったよ。 そんなこんなで村の休日はおしまい。もちろん、夜ご飯まで食べる人もいるはずだが。
August 13, 2011
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近所の人が亡くなった。うちの村では一番若い人。(子供を除いて)うちの健作さんと仲が悪かった人だった。うちの健作さんは、裏の家の霊媒師と、犬猿の仲なんだけど今回、亡くなった人はその霊媒師側の人だった。韓国は、もともと年齢に対する序列が厳しい。亡くなった人を特別悪く言うつもりは無いが、彼は、うちの健作さんにもくってかかり、(健作さんより7歳くらい年下の人なんだけどね)自分より、一回りほど違う人にも喧嘩を売れる人だった。まあ、その人のお母さんがそういう人なんだよね。うちの健作さんの御祖母ちゃんと喧嘩をしたことがあるって言うのが、彼のお母さんだったのだ。年齢でいったら、自分のおばあちゃんくらいの年の差の人と喧嘩するのが、彼のお母さん。子供は親の姿を見て育つ。息子も生意気に育つよね。裏の霊媒師の入れ知恵で、彼はうちの健作さんによくいちゃもんをつけてきていた。裏の霊媒師は、この頃は、表ではいい顔をしながら、裏では彼を使って、健作さんにいろいろ言ってきていた。そんな彼が仕事中の事故で亡くなった。クレーン車で屋外清掃の指示をしていて、クレーンが突然倒れて下にあった電話ボックスに激突。即死だったそうだ。小学生と、幼稚園生の2人の子供と奥さんを残して。実は、彼のお父さんも彼が幼い時に亡くなっている。幼い子供たちのこれからのことを考えると、不憫だなあと思う。
October 27, 2007
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とうとう、うちも下水道を整備することになった。と、言うのは、うちはまだ簡易水洗トイレだったのよ。近所の町は、下水道整備の真っ最中なのだが、うちの村も、一緒に整備してくれることになるとは思っていなかった。うちは山(と言うか峠)を一つ越えると結構開けた町につながるんだけど、私が住んでいる龍井(ヨンジョンと読みます)マウルは土地の値段も、隣の町と比べ物にならないくらい安い田舎なんだよね。水道を整備した時は隣の町より何年も後の事だったと聞いていたから、下水道もまだまだだと思っていたら、一緒に工事をしてくれるらしい。韓国の田舎道は、コンクリートで舗装されている道路が多くて、うちの前もそう。これも、何年か前に舗装されたばかりと言う、新しい道路なの。(それまでは非舗装道路だった、つまり土道)それを掘り返して、下水管を埋めていく作業。そして、それが終わったら、各家ごとに下水管を埋めていく。結構気が遠くなりそう。工事予定が2009年までとなっているし。うち、家の前に地下水が掘ってあって、地下水ポンプで汲み上げて使っている。それが、舗装された道路の下を横切っているのだ。地下水ポンプの電気のコードも一緒に横切っている。それを工事の人たちに伝え、電気コードを切っちゃったり地下水のパイプを切っちゃったりしないように注意してもらった。丁度、うちの前はマンホールを埋める場所に当たっていて、工事をするのは大変だったのだが、工事のおじさんはとてもいい人。うちのめーちゃんも可愛がってくれるくらい。地下水のパイプは、一度切って、マンホールに沿ってパイプをつなげなおしてくれることになった。まあ、一日では終わらなかったが、翌日すぐに地下水が使えるようになった。問題は水道水。地下水をパイプを切る時、一緒に水道のパイプも切ったらしいのだが、こちらは中に、土か何かが入り込んだままつなげたらしい。そして水道管が詰まってしまって、水がチョロチョロ~としか出なくなった。まあ、トイレにしか使っていないからいいようなもんだが、でも朝の忙しい時期にトイレが込み合ったりすると、不便だなあ。そして、うちの龍井マウルの人で、喧嘩っ早い人がいるのだが、早速工事の人に喧嘩をふっかけていた。しかもわたしんちの前で工事をしているとき。クレーン車の前に大の字になって寝転んで、工事を中断させようとしたんだそうだ。ちょうど、私と健作さんとめーちゃんが出かけようとしてたときだったから、そのおじさん「おお、ちょうどいい、お前の車でクレーン車の行く手をふさげ」とか言ってきた。(ちょっと、気に入らないことがあるなら、一人で抗議して下さいよ。 何で私たちを巻き添えにするのよ。)と、言うのが私と健作さんの意見。今から出かけるんだと丁重に断ってその場をあとにした。だって、工事のおじさんたちを敵にまわして良い事なんてないものね。
September 14, 2007
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裏の家の話を書きたいところだけど、うちの村で暴力事件が発生しました。ので、その話から書きたいと思います。木曜日の夕方、うちの健作さんにかかってきた一本の電話が引き金だった。電話の主はポンソン氏。村出身の健作さんの兄さん格にあたる人。うちの健作さんはそのポンソン氏が村を出る前には、盆正月ごとにその家に遊びに行っていた。ちなみにここに出て来たアパートに住んでいるおじさんというのがこの方。時々打ちの健作さんを呼びつけるのよね。飲酒運転で側溝にはまったから、引っ張り出してほしいとか、いろいろな件で。で、今回は村の近くの食堂で一杯やっているので来て欲しいとのこと。うちの健作さんは兄貴分の言うことだから、仕方なく出て行った。それが夜8時頃。そして、10時ごろ、私はめーちゃんを寝かせながら寝てしまったのだが、ふと11時過ぎに目を覚ますと健作さんが帰って来ていない。もともと、早寝早起きの健作さんがそんな夜遅くまで帰って来ない訳がない。なんかあったに違いないなあと思いながら、携帯にメールを送ってみた。「今交番だ。流血沙汰の喧嘩になったので、交番で取調べを受けている。と言うではありませんか!!うちの健作さんは参考人として取調べを受けて、午前1時半に帰宅したそうだ。そして次の朝、詳しく話しを聞いてみるとポンソン氏は村長さんに確かめたいことがあったらしい。昔、村長さんのおじいさんの代は地主だったらしい。しかし、お父さんの代になってお父さんは長男の特権を乱用し、財産をみんな切り売りしながら、遊び使い果たしてしまった。そして、いろんな野良仕事を手伝ってくれたポンソン氏のお父さんには、小さな20坪にも満たない家をあげると約束したそうだ。それを書類に残さなかった、村長のお父さん。ポンソン氏のお父さんが亡くなり、村長さんのお父さんが亡くなって村長さんの代になってみたら、その家は違う人の名義になっていた。いつ誰が売ったのかは私は知らないのだけど。でも、ポンソン氏にしてみれば、自分の家だと思っていた家が、誰かに売られていたなんて・・・!!と、とても憤慨しているのだ。それを確かめに行きたくって、でも素面では勇気が出ないから、食堂で景気付けに一杯やった。そして、うちの健作さんを電話で呼びつけ、車で村長さんの家まで送って欲しい旨を伝えた。村長さんは「契約書がない限り、そんな口約束は無効だ」とはねつけたらしい。ポンソン氏は逆上。村長さんのお父さんを非難し始めた。それを聞いた村長さん。怒って角材でポンソン氏を殴った!!結果、ポンソン氏は打撲傷で今も入院中。加害者の村長さんは自分の罪が軽くなるように「実はポンソン氏は飲酒運転をしてきた」だとか、「うちの妻の身体を触ってきたので正当防衛だ」とか、「お父さんを侮辱したので、名誉棄損で訴える」とか言っているそうだ。うちの健作さんも喧嘩を止めようとして、角材が手に当たり、痣を作った。事情聴取は受けるし。目撃者は他にもいるが、長いものに巻かれろ的な性格の持ち主のヘンボン氏なので、(ヘンボン氏の話はまた今度)村長さんの肩を持つ発言をしていると言うし。平和そうな(平和じゃないかも)この村も、何か騒がしいのである。さてどうなることやら。
April 30, 2007
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裏の家に9年前に越してきた人。幼少時代も裏の家で過ごしたという。彼、お母さんが二人いる。産みのお母さんと戸籍上のお母さん。戸籍上のお母さんとお父さんの間には娘しか生まれなかった。お父さんは、息子をもうけるためにある女性と関係を持ったのだ。それが彼の産みのお母さん。彼は生まれてから、戸籍上のお母さんの手で育てられた。結構、大変な子供時代だったという話である。うちの健作さんが言うには、いつも戸籍上のお母さんが産んだ娘たち、つまり、彼の、腹違いのお姉さんのお下がりの服ばかり、着せられていたという。小学校とかの時よ。スカート穿いていたんだって。いくら、跡取りが必要だから、他の女性と関係を持ったんだと自分を納得させたところで、戸籍上のお母さんには、彼は憎しみの対象でしかなかったのだろう・・・。いびられて育ったらしい。彼は中学校の頃、人妻と恋に落ちた。すぐ同棲を始めて、家を出た。その後、彼がどういう人生を歩んできたのかはよく分からないが、9年前、うちの村に越してきた時には、ムーダンになっていた。ムーダンって知っています??霊媒師のことよ。説明が難しいんだけど、ムーダンには霊がついているの。彼の場合は産みのお母さん側のお祖父さんの霊がついているんだって。そして、占いをしてあげたり、人生を相談をしてあげたりするの。また、お払いをしてあげたりもするんだって。彼は、扶安から、車で1時間くらいのところにある、全羅北道の道庁所在地「全州」にムーダンの家を構えていた。そして、彼が連れてきた奥さんもムーダンだった。実は出会った時は、彼と奥さんは、それぞれ妻帯者、人妻の立場だったのだが、ムーダン同士、魅かれるものがあったのだろうか?所帯を持つことにしたらしい。さて、もともと幽霊とか何とか、そういうジャンルに敏感なうちの健作さん。彼が裏の家に越してきてから、いろいろなことを体験する事になるのである。続きはまた今度~
April 27, 2007
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こちらで紹介した女性。まだ引越ししていません。引越し先で、タダで家を借りるつもりだったらしい、その女性。家の持ち主から「家賃を払え」と言われてこの村に住み続けることに下らしい。ウン、今住んでいる家も空き家だったもんね。何年も人が住んでいなくって、そう、俗に言う廃家って言うやつ。そこに勝手に転がり込んで住み始めたんだもんね。だから次の家も勝手に転がり込もうとしていたらしい。そして、日曜日にうちの健作さんに一本の電話がかかってきた。うちの村のおじさん。健作さんはモーター修理の仕事をしているから、よく修理以来の電話がかかってくるのだけど、今回のはその女性の家のポンプが壊れたと言う電話だったらしい。うちの村の人たちだけかもしれないけど、図々しいなあって思うことがよくある。だって、モーター修理とか、タダでやってもらえると思っているんだよ。うちはこれで「オマンマ」食ってんの。タダでやってあげるわけが無いでしょうに。ま、健作さんと出かけるついでにその家に寄ってみた。その女性の家から、2人のおじさんが出てきた。一人はさっきの電話のおじさん。このおじさんは、若い頃に奥さんに先立たれた方だ。そして、女性関係では癖の悪いおじさんらしいのよね。(この村にはどうしてこういうのばかり住んでいるのかしら・・・・?)もう一人はこの村に長く住んでいたけれど、今は引越ししてアパート暮らしをしているおじさん。このおじさんは、よく飲酒運転をしては側溝にはまり、うちの健作さんを呼びつける困ったおじさんだ。アパートに入ってからはそんなに呼びつけることもなくなったが。どうやら、その女性とおじさん2人で昼間から酒をチョックラやっていたらしいのだ。ポンプ修理のほうは、交換しなくてはならない部品が、今手元に無いので、翌日、健作さんはその家を訪ねた。4万ウォン程修理にかかる旨を伝えるとそれじゃあ、修理はしなくていいとのこと。タダで直せると思っていたらしい。健作さんが言うには、そのおばちゃん、2人の男性の訪問にホクホクしていたそうだ。そして、男やもめのおじさんよりも、アパート暮らしのおじさんが気になるようだ。どこに住んでいるのか?奥さんはいるのか?お金はあるのか??などなどいろいろ健作さんに尋ねていたって。きっと、今までそうやって暮らしてきたおばちゃんなんだろうなあ・・・・。アパート暮らしのおじさんは奥さんがいるけどね。おばちゃん、どうするつもりなのかな~?
April 18, 2007
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