はあと・めもりいず

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2009/06/23
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カテゴリ: 読書録。
「君が降る日」島本理生


君が降る日



【目次】
君が降る日/冬の動物園/野ばら ~


”君が降る日”

当たり前のようにいつもそばにいて、これからもずっと隣にいると思っていた彼が突然いなくなってしまう、その喪失感が辛く悲しい。

その直接の原因を作った人が、寂しさを抱えて孤独に生きてきた人で、いい人だから、当たり所の無い辛さが痛い。

忘れようとすればするほど大きく大切になっていく思い出を抱えていく辛さが切ない。

残された人たちが進む未来はここにあるのだろうか、、、。



”冬の動物園”

別れた彼が忘れられないのは、彼だけを、彼といる自分だけを、見ていたからなのかもしれない。
昔のひとと比べて、いいとか勝っているとか思うのではなくて、今そばにいる人がその人として見られるようになったとき、元彼は元彼となり、そばにいる人が彼氏候補になるのかもしれない、、、。

そんなに単純なことなのか。母にとって、わたしにとって、世界にとって。そう思ったら、急に目の前が開けたような気がした。



大切な人だと思っていた・・・それは、恋人としてではなくひとりの友人として、、、。

でも、それは自分の気持ちで相手の気持ちまで同じではない、と気づくとき、償えないほど相手のことを傷つけてしまっていた自分に気づくのかもしれない、、、。

私はあなたに恋し あなたはそれを笑いとばし いっしょにカラオケを歌いにいき そうして私たちは友だちになった 


あなたはそこに

どの作品も私好みの優しく温かく切ないストーリで、”これで終わってしまうの!?”というラストが島本理生さんらしいなあと感じた。

胸の奥深くに、とげが刺さってしまったような、切ない作品。。。


★★★★★





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Last updated  2009/06/24 12:10:17 PM
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