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マコ8896

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2005.06.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 いやあ、少し間があきました。今日は久しぶりにDVDを見ました。何回観ても良いですねえ。観るたびに色々なことを考え、楽しくなります。そういえば同じロイドウェッバーの傑作ミュージカル「キャッツ」では、700回以上観たという驚異のリピーターがいたようですが、「オペラ座の怪人」の「記録保持者」はいったい何回なんでしょうね。チケット入手が難しそうですから、意外と少ないかも知れません。
 さてさて、今回の疑問はなぜロイドウェッバーは「ファウスト」(グノー作曲)をミュージカルの中で採用しなかったのかという点です。原作ではグノーの「ファウスト」がオペラ座で上演されている様子が盛んに出てきます。NHKで放送されたテレビドラマの「オペラ座の怪人」では、「ファウスト」のオペラを実に巧に筋書きの中に取り込んで生かしています。ところがロイドウェッバーのミュージカルでは、グノーの「ファウスト」は全く見あたりません。「グ」の字も出てこないって感じです。
 ロイドウェッバーは原作をラブストーリーの視点から再構成しました。その際にこのグノーの「ファウスト」では違和感があったのかも知れません。グノーではヒロインのマルガレーテは「救われる」人という面が強いのですが、ロイドウェッバーのクリスチーヌは、「救う」人として登場しているという違いがあるように思います。そのあたりはグノーよりはワーグナーの方がロイドウェッバーの再構成した「オペラ座の怪人」にはイメージが近い訳ですね。確かにこのミュージカルはワーグナー的な魅力を多々感じます。このあたりをもっと深くつっこめたらとても楽しいんだろうなとは思いますが、さすがに音楽的な知識、力量が足りないことを思い知らされます。





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Last updated  2005.06.16 23:19:07
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Re:「オペラ座の怪人」111 ファウストはどこ?(06/16)  
wakaba21  さん
「救われる人」から「救う人」へ。
先日のマコさんの映画の中でのクリスティーヌとファントムの成長の度合いと関連がありそうですね。
やっぱり映画は映画として一貫性を持って作られていて、全く隙を感じさせません。
憎いですね!ALWとJS。^^
(2005.06.17 08:28:51)

Re[1]:「オペラ座の怪人」111 ファウストはどこ?(06/16)  
マコ8896  さん
wakaba21さん
おはようございます。確かに映画は映画として一貫性と完結性を持たせようとしたということはありますね。
映画でしかできないことを大切にしているポイントに注目するとそれはそれでとても面白い切り口になります。 (2005.06.17 09:59:47)

ファウストはいるのでは?  
AY さん
オペラのことは何も分からない人間ですので、以下映画の感想です。
私は劇中劇「ドン・ファンの勝利」からあの感動的なフィナーレにかけて「ファウスト」、「ドン・ジョバンニ」、ルルーの原作が渾然一体となってるのを感じました。「ファウスト」では最後マルガリータが自分の命を犠牲にして愛するファウストを悪魔から救います。反対にモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」では神をも恐れぬドン・ファンは石像によって地獄に堕とされたところで終わるのではないでしょうか。映画の劇中劇の炎は情熱の炎であると同時に地獄の業火でもあるのはあきらかです。橋を渡った先は地獄であっても、もう戻れないと歌ってると思いました。映画はそのあと地獄のエンジェル(ファントム)の魂をクリスティーヌの自己犠牲の愛で救います。実際、作家AKトルストイ(あのトルストイとは別人)はゲーテの「ファウスト」に影響を受けて、最後ドンナ・アンナの愛で救われるドン・ファンを描いた劇詩「ドン・ジュアン」を著しています(岩○文庫)。ただ私は舞台の登場人物がドンナ・アンナではなくアニータになってるのがひっかかりますが・・・
私はこの映画ではじめて「オペラ座の怪人」なるものを知りました。至福の2時間半でした。
以上、私の勝手な解釈ですので、お気を悪くなさったらお許しください。
(2005.06.17 12:36:56)

Re:ファウストはいるのでは?(06/16)  
マコ8896  さん
AYさん
はじめまして、貴重なご指摘をありがとうございました。
ファウストの理解はちょっと僕の踏み込みが足りませんでした。有り難うございます。
「ドン・ファンの勝利」とファウストの関係、そして炎の理解、興味深いところです。
ついでに言いますと「ドン・ジョバンニ」は、地獄に堕ちていくところで終わったらいいのになと何度も思いました。
あとの、勧善懲悪で結ばれる重唱は音楽的にはすばらしいですが、文学的には???です。
モーツァルトの (2005.06.17 13:14:15)

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