| 別れ |
2日後、再検査。Designed by Shion
やはり頭部に異常が見られるということで、そのまま大きな病院で再々検査。
診察を待つ間、先生の目の錯覚だったと思いたい気持ちでいっぱいでした.
診断結果は「無頭蓋症」。頭部の骨が形成されない遺伝子の発達異常。今は元気に心臓が動いていても生存確率はほぼ0%。
その事実を聞いたときは頭の中が真っ白になりました。ただぼんやり、赤ちゃんとはお別れだなぁと。どうしようもない。あきらめるしかない。ただ自分を説得する言葉だけがぐるぐると宙を舞っていました。
最後に先生が静かに、
「これはあなたのせいではありません。受精卵の不具合です。健康な何の問題もないお母さんとお父さんの間に等しく起こりうるものであって、あなたやご主人に問題があるということでは決してありません。心配しないでください。」
と言ってくださいました。
その瞬間、我慢していたものが一気にあふれ、涙が止まりませんでした。
母体への影響を最小限に留めるため、その日のうちに中絶手術を受けることになりました。
11W3Dで赤ちゃんはお空に帰ってゆきました。