健全な男女共同参画を考える!

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ヘアー・インディアンの生活と環境ほか

ヘアー・インディアンの生活・環境、カニバリズム
教育図書:家庭基礎・家庭総合への批判


原ひろ子著「ヘアー・インディアンとその世界」から、関係する記述を抜粋する。

<生活・環境:厳しい寒さと飢餓>
◎北アサパスカン文化圏に属する諸部族の中で、彼らほどウサギに依存しているものはないようだ。ムースやカリブなどの大型獣がまわりの部族におけるほど豊富でないからである。しかも、このウサギの数が周期的に変動し、その周期の谷間の年には餓死者も出るといった過酷さがヘアー・インディアンの生活にはつきまとっている。(P32)
◎食料源の貧困ゆえに約9万平方キロ(日本の本州の四分の一弱)の地域に300ないし500人の人口を維持するのがやっとだったようである。しかも乏しい食料を求めて、少
グループに分かれて分散してキャンプし、常にテントの移動を余儀なくさせられている。そして、身軽に移動する要請から、ものを持たぬ生活に徹している。(P34)
◎気温は、1月、2月がもっとも低く、氷点下40度から45度というのは普通で、ときには氷点下50度に下る。そして、北西風によるブリザードのため外出不能となり、終日テントの中で過ごさねばならぬ日々も稀ではない。(P34)
◎食料獲得のためのエネルギー効率ならびに餓死者や老人遺棄の発生頻度といった基準に基づけば、ヘアー・インディアンは、世界でもっとも過酷な生活、ないしは、極限の生活をしている民族といえるだろう。(P194)


<カニバリズム:人肉を食すること>
○19世紀に書かれたこれらの記録を見ても、8年ないし10年おきに数人の餓死者が出、必ずといっていいようにカニバリズム(人肉を食すること)が行われている。この周期は、ヘアー・インディアンが常食としているカンジキウサギが7~10年おきに増減するために発生すると考えられている。(P56)
○1841年の冬、多くのヘアー・インディアンが餓死し、カニバリズム(人肉を食すること)によって生き延びた人も数例あったという記録や、1892年に女たちが人の血を飲んでいたという記録がある。(P59)
○ヘアー・インディアンの親子関係は、日本のそれとは対照的に、きわめてドライである。母-息子や父-娘が同衾することは厳しいタブーによって禁じられているが、相互にその肉を食することはタブーとされていない。しかも、人に食べられて死ぬことは「幸せな死」ではないけれど、「良い死」とされる。(P61)


以上で分かるように、ヘアー・インディアンの世界は、われわれ日本人とは、生活・環境、また文化的にも非常に異なっていることがわかる。
そのような人々の 家族像の一部だけを 、高等学校の家庭科の教科書(教育図書、家庭基礎・家庭総合)に掲載することはとても適切だとは思えない。掲載するということは、そういう家族のあり方も望ましいということを表明していることであり、教科書という性格上、子供たち(高校生)は、肯定的にとらえるのである。
やはり、特別な意図(思想・イデオロギー: ジェンダーフリー思想 )を持っているとしか考えられないのである。


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