健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

家政学とジェンダーフリー

東京家政大学助教授の百瀬靖子氏 著の本に 「ジェンダーフリーの時代へ」 というのがある。
家政学が、どう言うものか定かでなかったが、この本で概略を理解できた。

「はじめに」に、次の文がある。


私がいまもっとも興味を持ってる家政学の研究に関する今日的テーマとしては 、総理府が平成9年に発表した『男女共同参画の現状と施策』にみる経済発展に伴う女性労働者の変化と、加えて夫婦分業から夫婦共働き=夫婦間の家事分担の一般化に代表される家族、家庭、結婚や出産・子育て、老後の生活や社会福祉制度などにおける 「ジェンダーフリー」への流れ の変化である。(P6)

本書によって家政学部の栄養学科・被服学科・児童学科・環境情報課におけるいわゆる専門領域科目と平行して学問としての家政学の全体像を認識し、「家庭生活」と「社会生活・職業生活」や「自然環境」との相互作用システムの調和を目指した、いわゆる家政にあり方について学ぶとともに、欧米ですでに一般化し、わが国でも進展しつつある 『男女共同参画』(ジェンダーフリー) の現状にも触れ、自らの生活設計・将来構想にも考えをめぐらせる契機としていただくことを期待してやまない。(P6~P7)


第5章は、「ジェンダー」 について述べられているが、
§1、じぇんだー
 §2、ジェンダーフリーということ
 §3、ジェンダーフリーの時代へ
となっている。

§2、ジェンダーフリーということ (P170~193)
のなかでは 、”ジェンダーチェック”についての記述があるが、そのほとんどが、<東京女性財団によるジェンダーチェックワークシート>をそのまま掲載することに費やされている。 すなわち、1)年中行事編、2)生活場面編、3)夫婦・親子編、4)学校生活、5)職業生活 それぞれのジェンダーチェックシートを 173ページから193ページにわたって(合計22ページ)紹介しているのである。なお、この本は、末尾の参考文献、索引を含めても206ページの本なので、全体の1割以上を、<東京女性財団によるジェンダーチェックワークシート>をそのまま掲載しているのである。 学者としてジェンダーチェックを適切なものと考えて(信じて)いるのかぜひお聞きしたい。
 興味深いことは、この「§2、ジェンダーフリーということ」の中で、百瀬靖子氏ご本人の文章は、P170~172のわずか3ページ(コラムなどを除くと実質1ページ)のみであることだ。 

最後に、 §3、ジェンダーフリーの時代へ(P194~198)
では、
1999年3月16日、朝日新聞「家庭」欄に本書の題名『ジェンダーフリーの時代へ』にぴったりの記事が掲載された。 として 、”薄れる家事への抵抗”、”「主夫」を選んだ男たち”、”社会「再」参加の機会がカギ 伊藤公雄 大阪大学教授” などの5つの記事が紹介されている。
 興味深いのは、百瀬靖子氏ご本人の文章は、P194の上半分(半ページ)のみで、残り4ページ半が朝日新聞からの5つの記事であることだ。





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