| その4・ヒステリー女 |
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| さて、その翌日。 TGVの予約を変更するか、キャンセルするかしてやろうと駅へ行くと、前日のインフォメーションのドアは、なんと閉まっている!がーん、日曜は休み!あの親父に文句言ってやろうと思っていたのに。 待合室側の窓口が一つだけ開いていたので、事情を説明して、切符をかえてもらおうとしたところ、そこにいた係りの女性は、人の話をろくに聞きもしないで、 なにも、眉間にしわを寄せてどならなくたっていいんじゃないの? 予約窓口じゃなくったって、一応、切符売り場だろー。コンピュータもちゃんとそこにあるじゃないの。ったく、融通がきかないんだから。あんた、じゃ、いったいなんのためにそこにいるの、と言いたい。第一、なんちゅう態度や。昨日の親父といい、このヒス女といい、ほんっと頭くる。フランスの駅の窓口の職員は、態度が反っくり返っているよ。 ★ ★ ★ ★ ★ おまけ さて、エメラルダスは、この後パリまで立ちっぱなしだったのか、それとも運良く座れたのか? 結論から言うと、座れた。しかも、ボルドーまでは豪華サロンを独り占め。どういうことかというと……。 トゥールーズの駅でカルカッソンヌからの普通列車を降り、TGVの発車ホームへ。前日の親父を呪いながら、車両のデッキに立って、発車時刻を落ち着かない気分で待っていた。デッキには、幸い、ドアのそばに倒して使う補助イスがついていたので、最悪の場合はこれで我慢しようと思いながら。 半円形のサロンは、壁の上の方にテレビもあり、窓の位置が高くて見晴らしがよく、イスの座り心地もいい。8人がゆったり向かい合って座れるサロンを、ボルドーに着くまで私は一人でゆうゆうと占領していた。 ボルドーからは、喫煙車に座ることができた。これも車掌が教えてくれたのだ。急いで喫煙車に移動してみると、けっこう空席があった。してみると、あの窓口の親父、ほんっとに意地悪したに違いない。喫煙席が空いているのに、立ち席承知の券をよこすなんて、なんてやつだ!親父に対する怒りが倍増した。だが、まあ、結局座れたわけだし、車掌が親切だったのでよしとするか。 |


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