私の詩ー同じ名前の子ー


私には,同じ名前の子がいた。

美人で、頭が良くて,音楽だって,図工だって、性格だって,

負けていた。

私は、何一つ,その子には,勝てなかった。

みんなから、名前を,呼ばれ言ってみると、

「あんたじゃないよ!完璧な方のまきだよ!!」

と言われた。

私は,その子に、何一つ勝てなかった。


でも、夏の暑い日・・

あの子が,別の中学へ,行くことが、わかった。

だから、その子は、音信不通だったんだ・・

だから、学校のプールにもこなかったんだ・・

みんなは,沈んだ顔で、下を,向いていた。

私だって,悲しかった。

クラスのみんなが,まだ夏休みなのに、

あと、7ヶ月なんだ・・

あの子と、同じ学校で、勉強するのは・・

そして、

私は,何も,勝てるものなく,

この子とは,別れることになった。

あと、少し・・あと、少し・・

なにか、この子に勝てることはないのかな・・

私は,思った。

でも、あるはずがなかった。


ちょっと、暖かくなった日・・

私は,ある友達に言われた。

「あっちの、まきもいいけど、あんたの方が,いっしょに、いて疲れないよ!

 あんたの方が,はなしやすいしね!」

そんなことを、いわれたことが、なかった。

なんか、とてもうれしかった。

そして、友達が,

「人となんか,くらべて、どうすんのよ!あんたは、あんたでしょ!」

私の心が、読まれたのかと思った。

そのくらい、びっくりしたけれど・・

私には,いままでで、一番うれしかったこと、


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