古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

孝昭天皇陵と鴨都波神社


そのバスはなんと十津川温泉の方から来ているのです。
一体、一日に何キロ走るのでしょうか、驚きです。



鴨都波神社に行く前に、一つ手前のバス停で降りて孝昭天皇陵へ寄り道です。






孝昭天皇陵




第5代孝昭天皇は孝昭天皇元年(紀元前475年)1月に即位。
在位83年で崩御。『日本書紀』に114歳、『古事記』には93歳ということになっています。



いわゆる欠史八代の1人で、実在しない天皇と捉える見方が一般的ではありますが、私個人の意見としては全く実在しなかったというよりも、誰かモデルになるような方がいたのではないかと思うのです。







孝昭天皇






もしかしたら、歴史上から葬られた葛城王朝の王の一人だったのかも知れませんね。





この後、歩いて鴨都波神社へ行きました。






鴨都波神社



【鴨都波神社】


鴨都波神社が御鎮座されたのは、飛鳥時代よりもさらに古い第10代崇神天皇の時代であり、奈良県桜井市に御鎮座されている「大神神社」の別宮とも称されています。

おまつりされている神様は、「積羽八重事代主命」(つわやえことしろぬしのみこと)と申され、大神神社におまつりされている「大国主命」(おおくにぬしのみこと)の子どもにあたる神様です。

国を守る農耕の神様として大変崇められ、宮中におまつりされている八つの神様の一神でもあります。

また、一般的には「えびす神」という呼称で、商売繁盛の神様としても有名です。

 そもそもこの葛城の地には、「鴨族」と呼ばれる古代豪族が弥生時代の中頃から大きな勢力を持ち始めました。

 当初は、「高鴨神社」付近を本拠としていましたが、水稲農耕に適した本社付近に本拠を移し、大規模な集落を形成するようになりました。そのことは、本社一帯が「鴨都波遺跡」として数多くの遺跡発掘によって明らかになっています。





ということで、最後に「鴨都波遺跡」見てみようと探し回ったのですが、見つけることが出来ず、やっぱり神社の方に聞いてみることにしました。


実は「鴨都波遺跡」はこの神社の周り一帯なのだそうです。
この神社から見える大きな病院の下からも銅鏡や土器などが出土し立派な遺跡が出てきたようです。


ところが、やはりここも発掘調査の後埋め立てられてしまったようです。


葛城の辺りはどこを掘っても遺跡だらけなので、一つ一つ保存をすることは出来ないとはいえ、埋めてしまって病院を建ててしまっているので、なんとももったいないような気がしました。


さて、今回はここでおしまいです。
とても充実した一日でした。
奈良って本当に歴史の宝庫ですよね。

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