古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

木嶋坐天照御魂神社(蚕ノ社)



何が好きかといえば、言葉では表現しにくいのですがとにかく鳥居をくぐった時から何とも気持ちがいいのです。


蚕ノ社駅で降りて少し歩き、鳥居をくぐっても住宅地の中で家もいっぱいありお店もあるのです、それなのに不思議なくらいとても気持ちがいいのです。


「あ~、ここに住みたい。」心からそう思ったのでした。
(もちろん、現実には不可能ですが…。)


そして、住宅地の中を少し歩くと鳥居が見えてきました。
この鳥居がまた良いのです。
私の好みです。



蚕ノ社・鳥居




主祭神は天之御中主命、大国魂神、瓊々杵命、穂々出見命、鵜茅葺不合命です。



朝鮮半島から渡来した秦氏が建立しました。




看板




 「蚕の社(かいこのやしろ)」と呼ばれているのは、本殿東側にある蚕養(こかい)神社(東本殿)をいいます。


祭神は保食神、木花咲耶姫、雄略天皇です。



境内



今から1300年以上も前、製陶・養蚕・機織などを京に伝えた渡来人秦氏が建立した神社とされています。


朝廷が桑の栽培に適した場所へ秦氏の民を移住させ桑を植栽させたもので、その首長は秦河勝です。


河勝はこの「蚕の社」の西に広隆寺を創建した人物でもあります。




この拝殿は、凄いパワーを感じます。
奈良の龍穴神社で感じた時にも似た特別な感じです。



ここは確実に神様がいらっしゃいます。
本当にそんな気持ちになりました。




蚕ノ社・拝殿





この神社には日本で唯一の「三柱鳥居」があります。
京都の三つの珍鳥居の一つとされていて、三つの石製鳥居を三角形に組み合わせ、中心に石積みの神座に御幣が立ち三方から拝むことができるのです。



三方向は、北は双ケ丘、西は松尾大社、東は稲荷大社の方向で、いずれも秦氏ゆかりの場所なのだそうです。




ここの神社が特別な雰囲気があるのはこの「三柱鳥居」のせいなのかもしれません。


この鳥居の近くへは行くことは出来ないのですが、遠くから見ているだけでも凄い何かを感じます。


あの三つの鳥居の真ん中はどうなっているのでしょうか、もしかしたら神様のところへ行く入り口なのではないでしょうか。


もちろん、そんなわけはないのですが、そんな気持になるくらい凄いパワーを感じたのでした。


以前はここは、四季を通じて湧水していたのだそうです(近年は水が涸れている)。

「元糺の池(もとただすのいけ)」と称される池で、「糺(ただす)」は、「正しくなす」「誤りをなおす」の意味です。


この森を「元糺の森(もとただすのもり)」と呼称し、下鴨神社(左京区)の「糺の森(ただすのもり)」と関連しているのだそうです。




三柱鳥居



本当に気持ちのいい神社です。
離れたくない気持ちでいっぱいです。



名残惜しさに、何度も後ろを振り返りました。
参道を歩く足もゆっくりになっています。





参道




さて、心を引き締めてこのあと広隆寺まで歩いたのでした。







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