Das Leben in der Schweiz

Das Leben in der Schweiz

ドイツ語語学学校(スイス編)

German Language Schools in Switzerland



まだ日本にいた頃に、ネットを通じてスイスのドイツ語語学学校を結構時間をかけて探してみましたが、考えていた程 容易に情報を入手出来なかった経験があります。現地に来て見ると、かなり多くの学校がある事を発見しましたので、語学学校に関する情報をここに記載したいと思います。

①学校訪問
渡航前にこちらに観光で来たときに行いました。
まずは、事前にネットで調べておいた学校に見学の為アポイントを取りました。連絡を取った6校のほぼ全てが、こちらの都合の良い時に出向いてよいという返事でしたが、詳しい話を聞きたかったので、一応こちらが到着する時間を予め伝えておきました。
到着すると、ある学校は教室や来客テーブルみたいな所に通されて、パンフレットと共に詳しい説明をして下さったり、ある学校は受付の所で立ち話で終わった所もあります。

私の中で重要とした点は、
ラボがある事。
環境が良い事。
教師が資格のあるプロである事=学生のアルバイト的な先生はいない事。
授業料が自分で賄える程度の所。
1クラスが少数である事。
生徒の国籍と年齢層。
この学校に通えば、向こう数ケ月でどの程度のドイツ語が身に着く事が出来るのか など。

詳しくまとめた(彼がまとめてくれたので、著作権は彼にありますが。私は訳しただけ)リストは別途ご覧下さい(1月19日時点作業中)
学校訪問の印象としては、どこも親切に英語で応対してくれた事。ほぼ全てにトライアルレッスン(無料)があるので、時間のある時にどうぞと薦めてくれた事。学校の建物は、やはり授業料が高ければそれなりに、授業料がそこそこであればそれなりにっといった所でしょうか。

②学校クラス分けテスト(渡航後)
上記①の中から、自分の中でとても響いた学校がたまたま1件だったので、その学校へアポなしで、再度訪問しました。もう一度学校の説明をして頂き、そのままクラス分けテストを受けました(ちなみにこの日は私一人だけ)。その時点での私のドイツ語力は、日本で文法の本を1冊自分で読んだだけで、語彙力も文章力も話力も聞き取りもほぼゼロといった感じです。さて、テストはA4の紙が全部で6ページくらいあり、9割が4択で残りは文章を書くといった内容だったと思います。時間は30分。
30分後、先生が見えて、その場でドイツ語の会話を交えながら、採点してくれました。文法の1格、2格うんぬんだとか、前置詞の後は何格が支配だとかは結構頭に入っていたので、4択問題はかなり出来たようです。しかし、会話ときたら散々でした。先生に「スイスでの住所はどこですか?」と聞かれ、話してはみたものの、その後に「通りの名前のスペルを言って下さい。」と言われ、英語とドイツ語ごちゃまぜの発音をしてしまい(例えばAは英語では’エー’、ドイツ語では’アー’、Gは英語では’ジー’、ドイツ語では’ゲー’といった具合)、結局最後には英語で説明し、その後どのクラスが適当かといった事も全て英語で話してもらいました。
幸いな事に、文法が結構出来ていた為、入門クラスではなく、次のレベル(Stufe2)初級といった所でしょうか、そのクラスへ入れてもらいました。 最後に教材も全て頂き、この日は金曜日だった為、週末の間に教材の最初の部分は勉強しておきましょう、という事で学校を後にしました。

③語学学校通学開始、その後の印象
さて、そんなわけで学校に通う事になりましたが、現在は中級の中といった所でしょうか(Stufe6)にいます。通い始めた最初の1ケ月は先生が言っている事はろくすっぽ理解出来なくても、文法だけはクラスで一番で、幸か不幸か、今でも文法だけはクラスで一番で、聞き取り力もかなり出来てきましたが、会話は思うように上達しません。
学校に対する印象より、他の生徒に関する印象というか感じる事の方が多いので、ここに記載しておきたいと思います。
正式なドイツ語を話すドイツのお国では状況は違うと思いますが、ここスイスでの語学学校というのは異国から亡命や移民してきた人達が多く通っています。人種も様々で、特に多いのは東欧系。もっと言ってしまえば、元ユーゴスラヴィアとトルコが多いと感じます。ちなみに今まで出会った生徒さん達の出身国は、
トルコ、コソヴォ、メキシコ、イングランド、イラク、モロッコ、ソマリア、ケニヤ、ウエールズ(イギリス)、セルビア、ボスニア、スリランカ、イタリア(順不同)
幸か不幸か学校で日本人にはいまだに一度も出会った事がありません。
さて、ここで面白いと感じているのは、旧ユーゴチーム。お国では民族の違いで市民戦争が続いていると思いますが、私のいる学校では席を隣にして学んでおり、平和です。
という事で、難民からの移民が多いというのはもう皆さんお分かりの事でしょう。それ以外の国の人の100%がスイス人と結婚した為にスイスに在住している人です。しかも彼ら100%が無職の為、ドイツ語能力を向上させる為に学校に来ております。この場合、日本のハローワークみたいな公の機関が彼らの学費を支払っておりますので、彼らにとっては学校は全くの無償。彼らと話をした所、スイスでの就労期間(無職前)に応じて、2~最長4ケ月 本人の希望で語学学校に通えるそうです。もちろんその後就職する事が条件ですが。。。(この辺の外国からの移住者就職情報はまた時間のある時に別途記録したいと思います。)

という訳で、この様な人達と席を共にしています。年齢層は20代半ば~50代までと様々です。また、彼らはすでにこの国で何年も生活しているので、会話はペラペラ(特にスイスドイツ語がペラペラ)ですが、ドイツ語を一から勉強した事はないので、応じて文法と書きにとても弱いです。(ビックリする位)また、英語を話せる人は少なく、植民地の名残からか、それぞれのお国の教育の違いからか、フランス語、イタリア語、アラビア語を話せる人が結構いました。ちなみに、ソマリアから来た主婦は、スワヒリ語、フランス語、英語、アラビア語、イタリア語、ドイツ語を話します。(ああ、すごい。)
という訳で、純粋に余暇(?私も余暇でドイツ語を勉強している訳ではないですが。。。)でドイツ語を習いに学校に来ている人は、私の知る限り学校全体で1%にも満たないと思ってます。




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