迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★

迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★

2008.01.11
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今、こんな本を読んでます。


見てのとおり、芥川龍之介の「鼻」論です。
作品中で鼻を「腸詰め」に喩えていることから始まり、明治・大正日本における肉食文化について、トマトの普及について(原稿の段階で「腸詰め」の前に「赤茄子=トマト」と書いてあったことから)、当時流行した鼻の整形手術について、鼻=生殖器という言説について、等々、博覧強記の著者が展開するエキサイティングでアグレッシヴにして緻密で実直な学術書です。
まだ最後まで読んでないけど、とにかく面白いです。漢字が難しくて読めないところが多いのが悩みですが・・・。新しい芥川論に興味のある方、ぜひどうぞ。ちなみに、著者は英文学者です。英語・英文学・英語で書かれたものを中心とする現代批評理論の先生です。楽天で著者名で検索すると、いったい何学者なのかわけわからなくなりますが(笑)。


さて、同時にこんな本も読んでいます。

私はひねくれ者なので、ブームになっている本を読むのは嫌いなんですが、この本は江戸時代の話で「妖」が出てくる話だということを知っただけで、なんとなく読んでみようという気になりました。ふつうそういう設定の小説は読まないんですけどね。何か縁があったのでしょう。読んでみたら、文体も人物の造形もとても好きです。この著者の別の作品も読んでみようと思います。

ところで、去年は本を1ページも読まない日が300日ほどだったと思うのですが、年明けてから毎日活字を読んでいます。「どうしたんだろうね~私?」と言ったら、Dさんいわく「僕が読書してるからだ。」
え?私の知るかぎり、Dさんは昔から毎日本ばかり読んでますが?
「ヒメの前でこんなに読んでるのは最近のことだ」そうです。そうだっけ?最近、寒いから暖房してある部屋に集まるようになってるんですよね。

飼い主が読書してると読書するようになるペットって・・・いいじゃないか~( ̄▽ ̄)V





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Last updated  2008.01.13 14:23:12
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Re:『芥川龍之介と腸詰め』(01/11)  
ヒメDXさん、こんばんは。

芥川龍之介の『鼻』はどこかで読んだ記憶があるようなないような。
腸詰め…焼いたり燻製にしたりする前の、生腸詰めをうっかり思い浮かべてガクブルです。

その先生の本は難しそうですが、前回紹介されていた大塚医師の本は
ちょっと読んでみたいなと思っています。「その時代の神話」という言葉に
ぐっとくるものがあるので。

『しゃばけ』をヒメDXさんが。
なんとなくこの手のライトな本は読まれないのではないかと
勝手に思い込んでました(すみません)。『しゃばけ』シリーズは私も好きです。
妖の感覚が人間とはちょっとズレてるのに若だんなが頭を抱えたりするのが楽しいです。

(2008.01.12 18:24:36)

Re[1]:『芥川龍之介と腸詰め』(01/11)  
ヒメDX  さん
歌織@星見当番さん>

焼くと脂がいっぱい出てきて美味しいんだけど・・・(^o^*)
日本でソーセージを作っていたドイツ人たちや、彼らからソーセージの製法を学んだ日本人たちのことがよく調べて書かれているんだけど、それがどんなソーセージだったか(形、長さ、成分)は書いてないんです。
まだ最後まで読んでないから、この後に書いてあるのかも。

大塚先生の本は、冷徹な科学者と優しい人情家がやすやすと共存できることを見せてくれます。
一般に「普遍的真理」だとか「自然なこと」だとか言われていることのほとんどが、人為的な「神話」であると認めることのできる人が言うことなら、耳を傾けてみようという気になります。

>なんとなくこの手のライトな本は読まれないのではないかと
>勝手に思い込んでました

いやいや、むしろライトなものしか読まないんです。
現実は嫌なことや怖いことや解決できないことばかりなんだから、フィクションは楽しく明快でハッピーエンド(謎はすべて解かれる)でなければ読む気がしません。
主人公が不幸になって終わる話や、オープンエンディングは嫌いです(はっきりしやがれ~!と思う)。
大店の若だんなという特権階級の人が主人公で、謎はきれいに解かれてハッピーエンド、最高です(^^)v (2008.01.12 19:49:30)

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