熱帯魚と水草とアクアで癒しのある暮らしを

熱帯魚と水草とアクアで癒しのある暮らしを

初心者のための熱帯魚の飼い方

1.はじめに
 熱帯魚を飼ってみたいけど、飼い方が分からないと言う全くの初心者の人に熱帯魚を飼う楽しみを分かってもらいたくて書いています。熱帯魚には、癒しの効果がある事は医学的にも実証されているようで、見ていて心が休まる感覚が忘れられなくて、飼い続けています。このホームページでは、淡水の小型熱帯魚の飼い方を中心に書いて行こうと思っています。
 このホームページを読んで熱帯魚に少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。

2.熱帯魚とは
 熱帯魚といと全て海水魚だと思って入る人にたまに出会いますが、一般的に熱帯魚は熱帯地方(アマゾン、東南アジア、アフリカ…)の淡水域、気水域(河口域)に生息している魚のことです。日本で売られている熱帯魚は熱帯の河川や湖から採取したもの(ワイルド固体)や、主に東南アジアで養殖されたものに別れます。有名な熱帯魚と言えばエンゼルフィッシュ、ネオンテトラ、グッピーなどですが、それらはほとんど東南アジアで養殖された個体が日本で販売されています。
 熱帯魚の寿命は種類によってかなり違ってきます。グッピーなどのメダカの仲間は年魚と言って1年で産卵して死んでしまいます。ネオンテトラなどのカラシンの仲間は3年~5年程度、エンゼルフィシュなどのシーグリッドの仲間は5年程度です。
エンゼルフィッシュ ネオンテトラ アフリカン・ランプアイ
エンゼルフィッシュ
ネオンテトラ アフリカン・ランプアイ
シークリッドの仲間
カラシンの仲間 メダカの仲間

3.飼育に必要な器具
 まずは、水槽、ろ過装置、ヒータ・サーモスタット、底砂、水質調整剤は必須です。水槽は水を入れるとかなり重くなりますので、予め丈夫な台を用意してください。ちなみに60cm水槽で80Kg程度の重さになります。
 つぎに必須ではないけど、あれば便利なもの、後から必ず欲しくなるものとして水温計、バックスクリーン(水槽の背景画)、蛍光灯、網などでしょうか。
 熱帯魚店に行くと飼育に必要な器具がセットで売ってありますから、それを買うのも方法です。

水槽 ・・・60cm水槽がお勧めです。45cm水槽は水質を安定させるのが少し難しくなりますが魚の数や種類に合わせて下さい。  素材はガラス、アクリル、プラスチックがあります。ガラス製が掃除の時など傷がつかなくてお勧めです。
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60cm水槽セット
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ろ過装置 ・・・水質を維持するのに必要なバクテリアの住みかとなります。また空気の取り込みと水汚れの除去など一番大事な器具です。
ろ過方法として、上部ろ過、底面ろ過、外部ろ過などがあります。
初心者にお勧めは上部ろ過ですが、将来、水草水槽を考えている方は外部ろ過にしておく方がお得です。
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上部式フィルター
外部式フィルター 底面式フィルター
上部ろ過装置
外部ろ過装置 底面ろ過装置


ヒータ・サーモスタット ・・・熱帯魚を年中飼い続けるにはどうしても水温を25℃~30℃に維持しておく必要があります。そのためには、水温感知と水温設定機能付きのヒータが必要です。水温が予め25℃に設定されたヒータもありますからそれでも十分ですが、温度を調整ができる方が、魚が病気になった時の水温調整や魚種類による水温調整が可能となります。

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水質調整剤 ・・・水道水には、塩素が入っています。魚は塩素が入った水槽では生きていく事ができないので、水道水から塩素を抜き去る必要があります。水道水を熱帯魚が住み易い水に換えるためのカルキ抜き剤などが必要です。

底砂 ・・・水質維持のバクテリアの住かとしてや水草を植える場合に必要です。ろ過装置と底砂を合わせて設置した方が、安定した水質を維持できるようです。初心者は細目(中目)のあまり白くないものを用意します。

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ピュアサンド細目
水草用底砂 セラミック中目




水温計 ・・・水温が25℃~30℃の間にあるのか、確認用です。夏場は水温が30℃を越す日が続きますから、水温が30℃になる前に何らかの対応をしないといけないのですが、その場合の目安として使用します。
水温が30℃を越す場合は、クーラや水換え、空冷ファンなどを設し対応します。

バックスクリーン ・・・水槽の背景画です。

蛍光灯 ・・・蛍光灯をつけると、グット熱帯魚を飼っている雰囲気になります。魚達本来の輝きを感じられる様になります。
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・・・魚を移動させたり、新しく魚を飼って来た時の水合わせの時に必要です。魚を捕まえる場合は、大きさの違う網2本ある方が捕まえ易いです。

4.水槽の置き場所について
 熱帯魚店で器材を揃えたら、器材の設置です。まずは、水槽を置く場所を決めます。よく玄関の近くに置いてあるのを見かけますが、できれば部屋の温度変化が少なく直射日光が当たらない場所を置き場所にしてください。部屋の温度の変化が激しい場所は水温の変化も激しく、一般的に夏暑く冬寒い場所でしょうから、水温維持の光熱費が余分に必要になります。直射日光があたる場所は、水槽面にコケが大量に発生しますので気をつけてください。水槽は重いので一度設置するとそう簡単に移動できません。水換えも2週間に1度程度は必要になるので水回りの便利がいい所に設置してください。

5.器材設置と飼育に適した水ができるまで
 最初は、水槽の背景画となるバックスクリーンを貼ります。(設置後にバックスクリーンを貼るのは大変なので悩む場合は貼りましょう。)
 貼る場所は、背後になる水槽の外面です。セロテープなどでしっかり貼りましょう。間違っても水槽内には貼らないで下さい。  つぎに、底砂です。底砂は60cm水槽であれば10kgもあれば十分です。必要量をしっかり水道水で洗い濁りを取り除いてください。多少の濁りは仕方ありませんが、何回もあらってできるだけ取り除くほうがいいようです。よく洗えたら水槽に敷き詰めてください。手前を少なくし、後方になるほど分厚くなる様に敷き詰めます。その方が正面から見た時に立体感がでます。
 後は水槽を台に置いて水道水を入れます。その後、カルキ抜き剤を指定量入れます。必要に応じて、流木や石、お気に入りのオブジェをセットして下さい。
 次にろ過装置をセットし、ヒータ・サーモスタットを25℃にセット、水温計もセットします。セット後2日から3日程度は水の濁りが残りますが、ろ過装置が少しずつ綺麗にしてくれます。

6.熱帯魚の購入
 それでは、いよいよ熱帯魚を購入ですが、立ち上げたばかりの水槽には、バクテリアが住んでいないので、この状態の水槽に熱帯魚をいれると、1~2週間以内にほぼ全滅します。本当に熱帯魚が住める安定した水質の水を作るには、魚が死んだ後さらに1週間程度が必要です。立ち上げた水槽は、最初バクテリアがいない状態ですが、魚達の排泄物や食べ残りのエサは貯まっていきアンモニアを発生させます。
 そのアンモニアはやがて亜硝酸に変化します。アンモニアも亜硝酸も魚に有害なので魚は死んでしまいます。しかし、暫くすると有害な亜硝酸を比較的無害な硝酸塩に変化させるバクテリアが水槽内に住みつくようになります。その期間が約1~2週間必要なのです。
 そこで、最初はパイロットフィッシュと呼ばれる、水質変化に割りと強い熱帯魚を購入し、水槽内にバクテリアが繁殖するまで飼育するのが一般的です。どうしても最初から自分の好きな熱帯魚を飼いたい方は、熱帯魚店で底砂の一部(バクテリア付き)をもらってくるか、店の水槽にセットされている流木も一緒に買えば、バクテリアとも同時に繁殖させる事ができます。
 パイロットフィッシュは魚の名前ではなく、バクテリアが繁殖していな状態の水槽に入れられる魚の事です。よく使われる魚はアカヒレなどの固体単価の安い魚です。
 熱帯魚を買う時は、魚同士の相性も考える必要があります。攻撃的な魚や縄張り意識の強い魚、魚の大きさによっては、食べられてしまう可能性がありますから、店の人によく相談してください。

7.水換と掃除について
 水換えは2週間に一回程度、水槽の1/3水を交換します。交換する水はカルキを抜き水温を水槽とほぼ同温にした後、入れ換えます。水温調整は湯沸かし器のお湯を使うと便利です。水換えと同時に水槽内の掃除もします。
食べ残りエサや排泄物をコマ目に吸い取りましょう。ガラス面も拭いてください。ろ過装置のろ剤も合わせえて掃除しますが、その時、ろ剤は水槽内から捨てるために吸い出した水で洗ってください。水道水で洗うと、ろ剤のバクテリアが全滅してしまい。立ち上げ当時の水槽とほぼ同じ状態になってしまいますので気を付けてください。
 また、年に1回程度(6月頃が最適)、水槽のリセットをします。底砂にたまった汚れや頑固なコケはその時に掃除してください。その時も、ろ剤は水道水で洗わないで下さい。

8.エサの与え方について
 エサは1日2回(朝、夜)程度で十分ですが、1回に与える量は3分間程度で食べきる量が目安です。量が分かりにくい時は、少なめにしてください。食べ残りは水質悪化を招くだけですし、排泄物の多さも水質にはよくありません。通常は少な目、たまに少し大目に与えてください。本当に少ない場合は、熱帯魚から水面のエサ場によって来ます。また、1週間に1回程度ならエサをやらなくても大丈夫です。野生では定期的に食事がある訳ではないのですから。でも3日も4日もエサをやらない日がないようにはしてください。  エサは魚の種類によって違いますが、基本食はほぼ共通で与えられます。プレコやコリドラス、エビは専用食を与えてください。他の魚も必要に応じて専用食が必要です。  


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