お寿司屋さんのおにいちゃんの10円玉


自然、おすし屋さんの配達のお兄ちゃんとも親しくなり可愛がって!?もらっていた
ある日小学生からの帰り道、おすし屋さんのお兄ちゃんに遭遇。
喜び勇んでおにいちゃんを追いかけ、おにいちゃんが持っていた10円を
借りた、そして面白半分に逃げた。
お兄ちゃんは自転車、わたしは重いかばんを持ち、もちろん歩き。
たぶん、わ~とか、ぎゃ~とか言いながら必死に走ったのだろう。
しかし、まだ羞恥心のある幼少時にもかかわらず
おにいちゃんのまん前で思いっきり転んだ。
スカートはめくれ、10円玉は、目の前をころころと転がってゆく・・・
もう、おふざけどころではない。
痛いことなど感じない。
紅潮していた顔は、青ざめ、時は止まる。
そのあとは、なにも言わず、ただもくもくと今度こそ本気で逃げた。

しばらく、おすし屋さんのおにいちゃんを見かけると
恥ずかしいのと10円をはからずも盗んでしまったことの罪悪感で
逃げ出すことが続いた。

羞恥心の無くなった今でも
あの時のシーンは、こころに深く残っている。


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