リカーの海にちょっと漬かってくる

リカーの海にちょっと漬かってくる

かりん酒(熟成中)

予定

次回以降漬けるとするなら初回に漬けたかりんのように緑色っぽいのではなく、もっと黄色くなってから店頭に並んだものを漬けたい。

2012年冬の実績を見ると、店によっては年が変わって1月に入ってからでもまだかりんが店頭に並んでいた。現代のかりんは秋のではなく「真冬の果実」であるようだ。

熟成中

近所のスーパーでは販売しないのかな……と思っていたかりんを距離的に遠いので滅多に行かないスーパーで見つけたので購入して来た。 山梨県産のかりんで1個158円。250gくらいだと思ったので、念のため店頭にあった3個を全て購入。帰ってから重量を量ってみたら、265g、320g、360gと見事にばらけていた。

購入したかりんが合わせて約950gなので、焼酎1升に漬け込むことにする。

かりん待機中

購入したかりんにはラップが掛けられており、取り去るとぬるぬるとした感触。これはもう、熟していると見て良いのだろう。

参考サイトのレシピを見て、漬け込む準備としてお湯をつかって洗った。たわしなんて持っていないので、食器洗浄用スポンジのざらざら部分で擦った。その後、水気を拭き取ってから自然乾燥。漬け込み容器の洗浄などがあるので、約1日放置した。

後日(12月後半)、別の店で売られているかりんとは色が違うことに気づいた。実はまだ未熟だったか? 更に後日(1月半ば)、まだ売ってる(売れ残っている?)のを確認。私が買った店以外で見かけたのは全て黄色い。黄色になってから店に出始めたのかもしれない。次回漬けるとしたら、黄色くなったかりんにしてみよう。

瓶詰めかりん

参考サイトのレシピには適当な大きさに切る、輪切りにするなど諸説あったが、今回は輪切り。とても固いという噂だったので、念のため予め包丁を研いでおいたが、かりんを3個も切ったら包丁の切れ味はひどい感触。

瓶詰めかりん氷砂糖入り

酒1升でかりんを漬ける際の砂糖の量は、200g~300g、200g~400gとなっているレシピが主流のようで、参考にしている一般サイトでかりん酒の漬け込みをリピートしている人は2回目で砂糖を増やしているのを見かけたので、今回は300gにしておいた。イメージ的にかりん酒は甘い方が良いように感じる。

かりん酒初期状態

最後に宝焼酎純35を1.8l量り入れたら、後は時の経つのを待つのみ。6ヶ月で果実を引き上げ、更に熟成させる……というのがかりん酒の基本のようだ。

かりん酒6ヶ月経過

漬け込み初期は酒の表面近くのかりんが黒ずんだりしてどうなることかと心配したが、6ヶ月も経過したらそんなのは影も形もない感じで、良さ気な琥珀色になっている。

ペーパーフィルターでの濾過は段々と面倒になっていく感じで、最低でもおよそ600ml毎にフィルターを交換すべきと感じた。私の行った作業ではおよそ300ml程度ずつ濾過しては瓶に移すという感じだったのだが、最初の2回に比べて3回目は明確に濾過速度が低下していた。

なので、900ml瓶の2本目に差し掛かった後の作業では、約600ml程度でフィルターを交換した。これくらいなら許容範囲の手間だ。

かりん酒瓶詰め終了

かりん酒は収量が結構悪く、1800mlの酒で漬けた物が1730mlに減った。

瓶詰め直後の味見 の感想としては、微妙な渋みが感じられるものの全般的には爽やかな酸味とおだやかな甘味を感じさせる中々良い感じのリキュールという雰囲気だと言える。

参考サイト

超定番メニュー。概要を抜き出すと次のようになる。

出典 かりん果実 氷砂糖 その他 漬け込み期間 熟成期間
かりん酒レシピ(酒1.8l)
オエノングループ
700g〜1.2kg(3〜4個) 200〜300g 好みによりレモン2個 6ヶ月以上 -
サントリー
1kg 200〜300g - 3ヶ月以上 -
宝酒造
1kg 200〜400g - 6ヶ月で果実引き上げ 1年
中野BC
1kg(4〜5本) 100〜200g - 6ヶ月で果実引き上げ 6ヶ月以上
日本蒸留酒酒造組合
1kg 200〜300g - 6ヶ月で果実引き上げ 6ヶ月以上

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