リカーの海にちょっと漬かってくる

リカーの海にちょっと漬かってくる

きんかん酒(熟成中)

熟成中

きんかん酒は冬の果実酒の定番中の定番らしい上に、近所のスーパーでお手軽に入手できたので 漬けてみることにした

買って来たきんかんは1パック298円で容器込み重量が約330g。3パック買って400gずつ2本漬けることにし、漬け込む酒として宝焼酎純35も720mlの瓶を2本用意した。

典型的なレシピではきんかん1kgに氷砂糖100g~300g、ホワイトリカー1.8lという割合なので、きんかん400g、焼酎720ml(4合)なら氷砂糖は40g~120gとなる。今回は2本漬けるので、氷砂糖を80g入れるレシピと120g入れるレシピの2種類を試す。

きんかん待機中

きんかんは水で洗い、ペーパータオルで水分を拭き取ってからヘタを取り、他の準備の間、自然乾燥させておいた。写真は漬け込むために重量を量って二つに分けたきんかん。左右の塊がそれぞれ約400g。大小織り交ぜて6個で約100gとなる計算。

きんかん瓶詰め

見栄張り用のセラーメイトなどの在庫が切れているので、丁度2本空いていた1.8l用(?)の瓶を使う。

きんかん瓶詰め氷砂糖追加

写真左が氷砂糖80g入りの瓶で、右が氷砂糖120g入りの瓶。

きんかん酒初期状態

焼酎を注ぎこんだら後は冷暗所に放置して、時を待つのみ。6ヶ月程度が基本のようだ。

きんかん酒6ヶ月経過

写真の瓶は左右共きんかん果実は400g、宝焼酎純35を720mlというのは共通で、左の瓶が氷砂糖80g、右の瓶が氷砂糖120gで漬け込み、6ヶ月が経過した物。

氷砂糖の量が少ない左の瓶には底に沈み込んだきんかん果実が2個程あるのだが、右の瓶には存在しないというのが、目に見える唯一の違いだ。

きんかん酒瓶詰め中

ペーパーフィルターで濾したが特に目が詰まるという印象もなく、あっさりと作業は終了できた。

氷砂糖80gで漬けた方の瓶は収量が780ml程度、氷砂糖120gで漬けた方の瓶の収量は800ml程度と、いずれも漬け込みに使用した酒の量を大幅に上回ったおかげで、このために取っておいた宝焼酎純35の720ml瓶に収まりきらなかった。

で、瓶に収まらなかった半端分が結構多いので、それを味見……というつもりだったが、いずれのレシピで漬けた物も「マジ、超あまーい! (><)」って感じ。

ヤバイ。

このまま飲んでたら簡単に病気になりそうな甘さ。

幸いにもきんかんらしい風味も強力なので、それなりに割っても十分楽しめると思う。

普通に飲むなら、割って、レモン追加とかした方が良さそうだ。

が、次に漬ける時は砂糖はかなり減らす所存。

2倍程度に薄めると甘さも風味も何もかも控え目ながら、あっさりした上品な味わいになる。これはこれで有り……という気もする。

きんかんの柑橘類的なフルーティさを求めるなら濃い目に割ってレモン追加、上品さを求めるなら薄めに割って……という選択になるのか?

参考サイト

定番らしく、有名サイトならどこでもレシピが公開されている。概要を抜き出すと次のようになる。

出典 きんかん果実 氷砂糖 その他 漬け込み期間 熟成期間
きんかん酒レシピ(酒1.8l)
オエノングループ
800g〜1kg 200〜300g 好みによりレモン4個 2ヶ月できんかんとレモン果実引き上げ 1ヶ月以上
サントリー
1kg 200g - 1ヶ月以上 -
宝酒造
800g 100〜200g - 1ヶ月以上 3ヶ月(漬けたまま?)
中野BC
1kg(約3個) 100〜200g - 6ヶ月で果実引き上げ 6ヶ月以上
日本蒸留酒酒造組合
1kg 100〜200g - 6ヶ月で果実引き上げ 6ヶ月以上

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