Sunflower

Sunflower

「サヨナラ」


ライブでよくお話しますが、とある春の日に水辺を歩いていたときにふと浮かんだ曲です。春のやわらかいけれど、まぶしい陽差しがキラキラ水面にはねてとってもきれいで、“うわー”と心で声をあげ、しばし見とれてしまいました。

きれいなんだけど、でもどこか切なくて、歌詞は別れの予感を感じているふたりの物語になりました。
大好きで、ずっと一緒にいたい、と思っていた。その気持ちは変わらないのに、ふたりをとりまく現実は少しずつ変わっていって、いつしかふたりをも変えてしまう…。ホントにどうしてなんだろうな~と思います。

《不思議だね こんなに好きだけど もう一緒に歩けない》

この曲はこのフレーズを言いたいためにあるのかも…と今、思ったりします。
みなさんの心には、どの部分がとどくのでしょうか?

CDが発売されてから「最初のCDなのに、なんで『サヨナラ』なの?」とよく聞かれるのですが、本人、全然言われるまで気付かなかったんですよね~。いやはや。そう言われてみれば変?

でもね、この曲ってブラジルでレコーディングをするきっかけになった曲なんですよ。

じゅんさんと一緒にライブをしていただくようになって、この曲を演奏して、「サンバカンサォン(のリズム)がすごく合いますねえ~」というお言葉をいただきました。折しもその頃『Cafe Brasil』でEpoca de Ouroが来日公演をしていたこともあり、「この曲エポカでやったらいいだろうね~!」なんて話になり、私も「えー!そんなおそれおおい…」と思いつつも、いつかそんなことができたらいいなあ…と夢見ていたのでした。

そして2002年にじゅんさんがレコーディングでブラジルへ行く、という話になったとき、私も他の仲間と一緒に、勉強のために連れて行っていただくことになったのですが、だんだん「もし時間とチャンスがあったら、私も『サヨナラ』、レコーディングしたい!」という、なんともだいそれた欲張りな思いが浮かんできてしまいました。思いきってじゅんさんにご相談したところ「おもしろいかもね…できるかも」という展開になったのでした…!

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