永井版画教室・銅版画工房・永井雅人の作品

永井版画教室・銅版画工房・永井雅人の作品

銅版画の技法について~メゾチント


暗闇から幻想的に浮かび上がる画像がたいへん美しい
メゾチント(直接技法)を試みます。

浜口陽三や長谷川潔らの
神秘的なメゾチントの作品世界にもせまります。

長谷川潔
長谷川潔によるメゾチント作品

メゾチントとは中間調子の技法という意味で、
諧調表現が比較的簡単にできる方法です。
ドライポイントから派生した技法と考えられ、
銅版の表面に無数の傷を付けると、印刷のとき
インクが拭き取れず真っ黒に刷れます。

この傷(めくれ)を絵柄に合わせて削る事でインク
が拭き取れるようになり、白く絵柄が浮き出てきます。
フランスでは目立てした素地の独特の黒に着目し、
マニエルノアール・黒の技法と名付けられました。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: