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2004年10月23日
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 国文祭の準備が、なかなか はかどらない。この国文祭(国民文化祭)とは、細川総理の頃、文化の国体を目指して始められたもので、今年で19回目。今年は福岡県が主催県で、県内115の会場で、色々な行事が行われる。

 現在 私の手許には、出演団体の詳しい資料と演奏曲目の歌詞や説明文とが、山のように届いており、きょう やっと それらを演奏順にまとめてみた。あとは それを組み合わせて台本を作っていくだけだが、まだ台本作りまでには着手出来ていない。
 試験勉強と同じで、ギリギリまで、手をつけないのは悪い癖だ。あと10日余り、何とか頑張らねば。

 そんな中、明日はプロ野球の日本シリーズ。
 明日の試合は、西武対中日というよりは、松坂対中日。
 松坂で負ければ仕方がないやと、西武にとって諦めの第6戦になるのか、それとも勝って、第7戦に持ち込むのか。

 第5戦で好投した 沢村賞の川上に対して、日本一のピッチャーは俺だと、オリンピック日本代表のエースが、意地を見せるか。


 第2戦では四死球で自滅したので、セリーグの審判に合わせたコントロールも大切だ。

 松坂の、ここ一番という試合に弱い所が気になるが、もし 明日もKOされるようだと、彼が目指している大リーグへの道も遠いというものだ。

 忙しい中、久し振りにビデオで映画を観てしまった。
 きょうの映画は 「アバウト・シュミット」(02)

 保険会社の部長代理を定年で辞めた66歳のウォーレン・シュミット(ジャック・ニコルソン)は、する事がなく 自宅のソファーに座って、テレビを観る毎日。
 そんな彼が、興味を引かれたのが、アフリカの子供達の里親になって 学資を送るチャリティーへの、テレビの呼びかけ。
 早速応募すると、資金だけでなく、個人的な日常の出来事を書いた手紙を送って欲しいとの、事務局からの通知が届く。
 彼は すぐにタンザニアのンドゥクという少年へ手紙を書き始める。
 自己紹介から始まった その手紙は、次第に 会社への不満や妻の態度への愚痴へとエスカレートしてゆく。
 結婚して42年になる妻の存在が 鬱陶しく、イライラさせられるばかりだと綴った手紙を 郵便局に出しに行き、戻ってみると、その妻が掃除機を握ったまま、居間で死んでいた。
 妻の急死で戸惑う彼のもとに、葬儀で帰って来たのは、一人娘のジーニー。

 ウォーターベッドのセールスをしているランドルをウォーレンは嫌っており、結婚を延期して、暫く自分と一緒に暮らさないかと娘に話すが、はっきり断られる。
 煩わしいと思っていたが、失ってみると 妻のいなくなった喪失感は大きく、ウォーレンはンドゥクに(目の前の幸せに感謝しなくては、失ってしまう前に)と書き送る。

 妻恋しさのあまり、クローゼットで彼女の洋服を抱きしめていた彼は、遺品の中に 彼女が大切に取っていた手紙の束を見つける。
 何とそれは、親友のレイが妻に送ったもの。
 激昂したウォーレンは、洋服や靴など妻の遺品を全部捨てると、レイの許に その手紙を返しに行き、茫然としている彼に殴りかかる。


 そして突然、娘のジーニーと一緒に住もうと決心した彼は、妻と2人で買った大型のキャンピングカーを運転して 娘の許へと走るのだった。
 しかし、途中の公衆電話から娘の勤め先に電話をした彼は、娘にキッパリと断られてしまい、仕方なく そのまま車で旅をする事にした。

 まず最初に訪れたのは、自分が生まれた家。しかし60年ぶりに訪問したそこは、タイヤショップになっていた。
 青春時代を過ごした母校のカンザス大學では、男子クラブに残る若き日の自分の写真と対面、またキャンピングカーの屋根の上で星空を眺め、亡き妻に語りかけたりもした。

 大自然の中で目覚め、自分のやるべき事がはっきり分ったと、ンドゥクに書き送ったウォーレンは、結婚を翌々日に控えたジーニーの婚約者の家を訪れ、ジーニーに向って、あんなバカと結婚するのは止めろ、あいつはお前にふさわしくないと説くが、私は明後日結婚しますので、邪魔をしないでと言われてしまう。
 その日泊まったランドールの家で、ウォーレンは慣れないウォーターベッドに悪戦苦闘し、首の筋を痛めて、寝込んでしまう。
 しかし、庭に有るジャグジー風呂が効くと言われて、その露天風呂で ゆっくりとくつろいでいると、突然 ランドールの母親で、セックス狂のロバータが入ってきて、湯船の中で、彼を口説き始める。彼は、ほうほうの体で、自分のキャンピングカーに逃げ帰る。

 母親役のキャシー・ベイツはデブデブでブヨブヨの全裸をさらけ出した名演技(?)で、ナショナル・ボード・オブ・レヴユーで、最優秀助演女優賞を受賞している。(ジャック・ニコルソンはゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞。)

 新郎新婦(や映画の観客)のハラハラドキドキのうちに、無事 結婚式で花嫁の父役を果たしたウォーレンは、キャンピングカーでまっすぐオマハの自宅に帰って来る。

 仕事を失い、妻を喪い、親友も大切な娘までも失ったウォーレンがたどり着いた その家で待っていたのはアフリカからの一通の手紙。
 ンドゥクの世話をしている修道女からのもので、(6歳のンドゥクは、まだ読み書きが出来ませんが、貴方の幸せを心から願っています。彼が描いた絵を同封します)とあって、大人と子供が手を繋いだ一枚の素朴な絵が入っていた。

 これまで一方的に書き送るだけだった自分の手紙に、初めて届いた返信。
 その絵を見る彼の目からは大粒の涙が溢れ、止まらなかった。

 全てを失った彼に、たった一つの絆が生まれたのだ。

 これまで 人生って楽しいなという映画を数多く観てきたが、これは 人生って寂しいなという寂寥感漂う映画だった。
 私には結婚の経験はないが、両親を失うのとは違う、長年の伴侶を失う事の寂しさが、分ったような気がした。

 この映画のラストシーンを巡り、映画ファンの間では、救いの無いバッドエンドだとする人も多いと聞くが、私は上記のように(救いのある)ハッピーエンドだと捉えられた。





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最終更新日  2004年10月24日 19時30分50秒
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Re:喪失感と小さな絆(10/23)  
記者タァム  さん
とても、面白い映画ですね。思わず、入り込んでしまいました。

焼き鳥丼、東京で探したのですが見つかりませんでした。九州の限定ですかね。
来月は、福岡に行きそうなので楽しみです。 (2004年10月26日 23時08分01秒)

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