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今日から2日まで日本に帰ります。来年は3日から授業が始まるため、2日に帰国です・・・しかも出発は早朝だし・・・。3が日が楽しめないのは寂しいですが、これも食べよう、あれも食べよう、と食べる計画だけは増大中。1月6日に彼がこっちに遊びに来るんですが、すでに、”太ってくるからおどろかないように!”と警告ずみです。今地元の空港にいるんですが、Wirelessコネクションが(もちろんただで)使えるのは嬉しいですね。かなりよい暇つぶしになります。どの空港でも使えるようになってほしいものです。日本滞在中はあまり更新できないと思います。皆様、良いお年を!
2005年12月19日
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彼に、また意地になってる、頑固になってる、といわれることがある。最近は自分でも自覚するようになって、ああ、いま私自分の価値観や思い込みにしばられてそれを何が何でも正当化しようとしているな、と意地になってる途中に認識するようになった。負けず嫌いと意地になるのはなんとなくつながっていて、とにかく相手の言う事を認める事 = 負け、と認識するからやっかいだ。そして一旦自分擁護を始めると、ありとあらゆる自分に不利な材料はいかに論理的に正しかろうと、見ない振りして、自分に有利な材料のみを集め、自分の主張を貫こうとする。相手の言い分の一部を納得できても、”**の言うこれは正しいよね”というのにかなりのエネルギーを要する。相手全否定のスパイラルに陥ると、大抵物事を正しく判断できなくなる。フェアな、客観的判断ができなくなる。私生活にしても、研究生活にしてもこれは大問題。そうならないように結構気をつけているつもりだけれど、一旦はまるとなかなか出てこれない。例えば今日のイスラムディスカッション。先週に引きつづき利子について話した。今日のプレゼンターは私ともうひとり。私はまず、このプレゼンの目的は利子がどのように決定されどんな性格を持つものかを理解することとイスラム教徒である彼女たちに”他の見方”を提供することにあった。利子が善であると彼女たちを説得しようとかそんな意図はまったくなく、価値判断抜きに経済学的観点から一体利子とはなにか、を説明しようと試みた。まず、財・サービスの価格がどのように決定されるかを簡単に説明し、”お金”も単に財のひとつだ、と説明。レンタカーを借りるのにお金を払うように、お金を借りればお金を借りるのの価格を支払う。利子は需要・供給、取引コスト、債権者が負うリスク、そして時間選好(消費者は現在の消費を将来の消費より好む)などから決定され、利子なしのローンはリスクやコストを債権者に押し付けて債務者がただで借りたお金から便益を得るのと同じこと。もし利子が債権者に支払われなければ、債権者がローンを貸し付けるインセンティブはなくなり、ローンそのものの財源がかなり縮小される。いざ個人が借りたいと思ってもローンは利用不可能と言う事態が起こりうる。利子なしローンの世界は何もしないでもお金がお金を生むことがなくなり、貧しい人でもローンが利子の支払いにおぼれることなく借りれて良い世界かもしれない。でも逆に借りたい人が借りる機会が限られる。イスラムは投資は奨励する。では投資から得られた利潤と利子収入とどこがどう違うのか。リスクとリターンは比例する。利子はリスク0の投資、と考えられないのか?リスクの測りに0から100まで途切れることなくメモリを降れば、投資も利子も同じ土俵で話せるものじゃないのか。だって投資家は期待収益が利子率より低ければそこに投資しないし、逆にそれが利子率より高ければ投資する、という意思決定プロセスを(理論上は)踏んでるから。そこまで説明して、私はイスラミックバンキングの概要について説明し始めた。イスラミックバンキング、いろいろサービスはあるけれど、そのひとつに、利子なしローン(Qard al-hasan)というのがある。銀行はこのローンをいくら貸し付けたとしても利益を得ない。債権者は利子収入を得ないし、銀行もこの名目の元に集められた資金から利子収入を得ることはできない。借りる側はこれを決められた期限までに利子なしで、借りたぶんだけ返せばよい。現在世界75カ国に300のイスラミックバンクが存在する。トルコには4つのイスラミック銀行がある(でもマーケットシェアは3%程度)。一体この利子なしローンがどのくらいやり取りされているかのデータを得られなかったので、どのくらいの規模で取引されているかは不明だけど、間違いなく銀行の原動力はこれ以外の投資部門だろう。・・・・とずらずらいろいろ説明したんですね。で、次のプレゼンターはコーラン、ハディースからいかに利子が悪か、という記述のある部分を引用し、こう書いてあるから、悪だ、神の意図の全体像は図りかねるが、ここにだめだとかいてあるからだめなんだ、利子のこの部分はいいとか理解できるとか、そういう次元の問題ではない、と繰り返してた・・・。 あー、私のプレゼン、やっぱり無意味だったなー、と実感。私は”他の視点を提供”しようとすることに固執し、彼女たちは”だめだからだめ”という視点を変えようとせず。利子は人を怠け者にする、利子は投資のリスクを負わないからだめだ、利子ありローンは生産活動を生まない、活性化させない、と言うのは主な論理。多重債務に苦しむ人や国があるのは知ってるし、何も労働をせず潤沢な資金を日々増やしてってる金持ちがいるのも知ってる。世の中金持ちはより金持ちになり、貧乏人はより貧乏になる。不平等な世の中。利子が、利子だけがそんな世の中を作ってる?そうじゃないよね。・・・・っと利子の信者かのように利子ありの世界を擁護する私。なんで?こういう見方もある、という主張を曲げたくないから、わかってほしいから、そして相手の利子=悪の図に納得すれば”負け”だと思うように意地になってるから。きっと利子=善の人たちと議論すれば私は利子=悪の例を沢山挙げて議論するんだろう。ただひとつ言えることは、世の中、ほとんどのことが白黒つけがたいもの。絶対こうだ、と言い切るときには、結構頑固にならなければいけない、と思われる。相手の言い分を理解しようと努め、自分の言い分と折り合いをつける、というのが理想的な議論の仕方だと思うけれど、宗教に関して言えば、悪は悪、善は善、で絶対、の世界で、”中庸”は通用しないのだろう。そして再び、宗教はニュートラルでいようとする自分を正当化する私。まったく客観的に物事を判断するのは本当に難しい。
2005年12月18日
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日本でお金を振り込んでもらってこっちで引き落とす必要のあるときは、必ずそれまでほとんど変動がなかった円相場がずんずん円安になる。どうせ反発するだろうと1ヶ月ほど待つが毎日微妙に円が安くなっていく。それで我慢できずある日円を引き落とす。ずっと1ドル114-116円くらいだったのが120円まで下がったのはつい最近のこと。そして、年末日本に帰国する日が近づいてきてこっちからドルを持っていって日本で円にしようとするときには、ずんずん円高になる。今、ふと円相場を見れば115円まで上がってる・・・。みんな同じような行動に出てるんでしょうか・・・。ってそんなことは考えられないですよね・・・。たいした額をかえるわけではないのでそんなに”損”はないんですが、なんだかとっても悔しい。最近トルコでもいろんな通貨の価値が上下するのでみなさんどの通貨で貯金しようか悩むところではないでしょうか。彼はドルだての貯金があるらしく、頭を抱えております・・・。経済学部出身と言うことで意見を求められますが、誰も予測はできませぬ、と逃げております。株価も為替相場も予測できれば大学で教えてなんかいないよ~、と教授が言っていたのが脳裏をかすめます。た~しかに。でも、まわりはきっと納得しないでしょう。ここはしたり顔でアドバイスなどしてみましょうか・・・。当たるも八卦当たらぬも八卦。手相占いよりはまし?(それも疑わしいかも)あ、わたくし、専門は金融市場関係ではまったくないので、それらを専門としている学生に聞けばまともな答えを得られることが期待されるでしょう。経済と言えど、その分野は多岐にわたるのです。わたしのは環境経済、です。金儲けとは全然関係ないっす。
2005年12月17日
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いっつもアルメニアとアルバニアとごっちゃにしちゃう私ですが、今回はバルカン半島にあるアルバニアの国立公園のお話。(以前アルバニア人に出会ったときに、彼がトルコ人って言っちゃいけないな、と思ってましたから。それはアルメニア人でしょう・・・)リンクはこちらこの地中海に面した28Km2の広さを持つ公園。3000年前からの歴史がたくさん眠っている地なのです。モザイク、円形劇場、数多くの像などが掘り起こされてきました。公園として整備されたのは本当に過去10年ほどのこと。それ以前は調査団による発掘調査は行われてきたものの、整備はされてきませんでした。ユネスコの世界遺産に指定されてから急速に公園として整備されてきたと言えます。今回はこの公園のディレクターさんがスピーカーで、歴史をはじめ、どのように保全、そして国立公園として活性化させていっているか、という話をしてくれました。国はほとんど関わっておらず、調査、発掘の予算等はイギリスのロスチャイルド家とあと1つ(名前を失念)からの寄付金でまかなわれたそうです。整備は自己予算。主な財源は円形劇場で行われるコンサート、バレー等のチケットの売上金。ロシア国立バレー団など一流をよんだ催し物が行われているようです。そのほか、アメリカの考古学専攻の学生と現地の学生を集めて共同作業で発掘作業をすすめてもらう、など、考古学、歴史等の教育という分野で若者を巻き込んだ活動も行われているようです。(アルバニアには考古学の学部がないって言っていた気がします)観光収入ももちろんありますが、入場料が低いのでそれほど大きなものではないようです。訪問者は年間4万から5万人くらい。でもまだ宿泊施設が整っていないのでおもにギリシャのCorfu島からやってくる日帰り観光客が主。バードウォッチングの人たちもやってくるようです。公園内では200種の野草、数十種の鳥を始めとし、海亀、陸亀、狼等もみられるとか。公園の活性化とともに、周辺コミュニティーの改善にも力を入れているようです。ある日本人(誰だか聞くの忘れちゃいました)の寄付により小学校を改築したり、公園内で売るお土産のハンディクラフトを作ってもらい彼女たちの直接の収入にしたり。地域の伝統技術の保護にも力を入れているよう。トルコにも沢山遺跡がありますが、正直適正に保護されているとは思えないのですよね。一部しかまだ見たことないですが。保護しつつも整備し、観光客を呼び、そして地域を活性化させる。そんな活動がトルコでもできないか、とアイデアをもとめて今回のセミナーに参加してみました。国の財源に頼っていない、というとこがなかなか勇気付けられる特徴ではないでしょうか。そのディレクターも言ってましたが、例えばトルコのエフェス、トロイなど、高い入場料を払っている割になかはあまり整備されておらずがっかりさせられる内容だった、と。パムッカレで私自身は正直がっかりしました。周辺のホテルのプール(温泉だったか?)にあのコットンキャッスルから流れている水を使わせたがために(水源からとったのかな?)、あの表面に流れる水量が減り、流れ続ける石灰を含んだ水により白く保たれるはずの表面が茶色く変色してて。現在はもうホテルには使わせていないようですが、その影響か一部しか開放されていません。水もあんまり溜まってなかったし。短期的な利益を得るために長期的な観光資源としての価値を下げてしまっている。とてもおろかなことだと思います。観光をアピールするなら、それなりの整備と保全をしっかりやっていくべきでしょう。それがなされなければ将来的に観光資源が減耗し観光客は減ることは目に見える結果ではないのでしょうか。
2005年12月16日
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国境なんてものは人間が勝手にひいたもの。それを引き、また引きなおすのに、多くの血が流れてきた。多少の違いはあるけれど、人間はどんな色しててもどんな顔しててもどんな特徴をもってても人間で、それ以上でもそれ以下でもない。”神の名において”、という名目で違う宗教を持つ人間を殺せる宗教は何か間違っている。宗教の違いって結局何?人の命を超えるほど大事なものなの?支配しようとする人間がいるから、世界を自分の思うままにコントロールしようとする人間が常にいるから、血みどろの歴史は何度も何度も繰り返される。自衛のための戦いはしょうがない? そうかもしれないね。でも、自衛のための戦い、復讐、それらが何年も何十年も何世紀も繰り返され、憎しみだけが深く広がっていく。泥沼化していく。破壊は創造よりとても簡単。戦争するのは平和をつくりあげるよりとても簡単。みんなが平和にお互いを思いやって暮らして、限りある資源を衣食住に困らないように分配する。そんな簡単なことなのに、国や人種や宗教やそんなもののせいで、大局を見失い、憎みあい、殺し合い、飢えを生み・・・。なんでそんなに分類したがるんだろ?地球に住む人間、じゃだめ?それは理想論?・・・とってもシンプルで単純で小ざかしいトリックも何もないのに?なんで少しでも違うものを排斥しようとするんだろ?・・・理解しづらいから?怖いから?脅威となるかもしれないから?何も世の中のこと、わかってない、ただの理想主義だ、ただ夢見てるだけだ、と言われたとしても、地球に住む人間、で、いいじゃない、と思っていたいと思う。イスラムの勉強会で喜捨の話をしていたとき、”喜捨する相手は誰でもいいの?それともイスラム教徒じゃなきゃダメ?”という問いの彼女たちの答えが迷わず”イスラム教徒”、だったから、すーーっと私は身を引いてしまった。もう、戻れないな。やっぱり、宗教、ニュートラルでいよう、と思った。大局を見失いたくないから。
2005年12月14日
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のコンサートに行ってきました。なかなか個性的なピアニストで、演奏中、ピアノ線をぼんぼんたたいて音を作り出したり、お祈りしてるかのように、体を前後に大きく何度も何度もゆらしたり、自分の奏でる音楽にあわせて、うなって(歌って)みたり。見ているだけでもあきない演奏でした。曲目は彼が作曲したものばかり。コンサートのテーマが"Temples of the Holy East"というもので、創世記、キリスト、イスラム、アヤソフィア、等々、宗教をテーマにしたものばかりでした。演奏中、彼の作り出す、音楽・物語にあわせて舞台の背後でさまざまな写真や文言を映し出したスライドショーが繰り広げられてました。そこに使われた、さまざまな写真、地球、教会、モスク、キリスト、メブラーナ、メッカ、イスラエル、嘆きの壁、等々、本当に凛としたものばかりでした。曲自体は重々しいものが多かったですね。でも奏でられたメロディーはなんだか懐かしい感じのする、すーっと心にしみこんでくるものばかりでした。変な話ですが、ナウシカやもののけ姫系の宮崎映画に使うとしっくり行きそうな曲、と感じてしまいました。テーマは違うけど、思いというか、は通じるものがあるのかな。彼自身、近年はコンサートホールでの演奏を離れ、いろんな歴史的建造物のなかで演奏するようになったとか。なんとネムルト山の上にまでグランドピアノを運んで演奏会をやったそうですよ。どんな感じなんだろうなあ。日の出とともに、彼の演奏を聴く、という場面を想像するとちょっとぞくぞくしちゃいます。機会があったら是非彼のコンサート行ってみてください。いろんなメッセージを感じられると思います。いろいろと考えさせられもします。(独り言:・・・・しかしトルコ人観客、フラッシュ撮影をがんがんするのには参りました・・・。ひとりしたかとおもったらあっちからもこっちからも・・・演奏中、ですよ。ちょっと唖然としちゃいました。こういう、自分さえ良ければ他人の迷惑を考えない風潮はとっても嫌いです。)
2005年12月13日
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今日のイスラムディスカッション、ふとした複線から利子について熱い議論が繰り広げられた。(仕掛け人はもちろんわたし)イスラムの教えではお金がお金を呼ぶ行為である利子は悪であり、利子で得られた収入は、ハラーム(非合法・禁止事項)となる。今日の彼らの論理は、利子はただ単に金持ちをより金持ちに、貧乏人をより貧乏にするだけだから、絶対的悪だ、というもの。経済を勉強する私、ついつい、ちょっとまった~、と議論をふっかけてしまった。”経済を勉強する人はみんな利子を”良いもの”と考えてるの?アッラハッラー” みたいな発言にちょっとムカッときながらも、必死に利子の効用を知りうる限り説明してみた。・・・・結局全然わかってもらえなかった・・・。なので来週再びちゃんと文献を調べた上で、イスラミックバンキングと比較しつつリバイバル議論をするんですが・・・。イスラム教徒7名 対 私(ニュートラル?)1名の議論なんである意味しんどいんですが、がんばります。・・・ってきっと意味のない努力なんだろうけどな。自分の勉強という名目でがんばります。私の考える利子の効用・・・間違っていたら指摘してください。1.利子がなければお金を貸すインセンティブがなくなり、銀行にお金が集まらない=借りるお金がないつまり、彼女たちはお金を貸し借りすることで貧富の差が広がる、というけれど、そもそも貸し借りが成立しなければ、貧乏人も金持ちも自分が稼いだお金+遺産等その他の資産以上の消費も投資もできず、現状維持が続く。お金借りてビジネスして、借金を返しながら豊かになる、という道は閉ざされる。学生ローンも借りて勉強して将来それ以上稼いで返済、という道もなくなる。(利子なしで貸してくれる人が沢山いれば話は別ですが)もともと利子とは、名前は違えど”お金の価格”なわけで。銀行を通して取引すればそれだけ取引コストが生じるわけだし、貸す側のリスク、お金を現在手放すことによってより良い取引を逃すかもしれないリスク、人は現在の消費を将来の消費より好むという時間選好の要素、等目に見えないコストがかかってるわけですよ、お金を貸すことで。利子を払わずにお金を借りる、と言うことは、コストやリスクを貸し手側に押し付けて、自分だけそのお金の利益をこうむる、というのに等しいわけですよね。ただで何かをもらうのと一緒。レンタカーを借りればレンタカー代を払うのと一緒で、お金を借りたら、お金を借りた代を払うのは普通だと思うのですが。2.限られた初期財源で運営している団体が拡大するのを助ける学生ローンに利子をつければ、その利子でより多くの学生に将来資金を貸せる。もしくは、マイクロファイナンスのように、少人数がお金をプールし、ビジネスを始める人にプールしたお金を貸し、そのビジネスの成功者が利子うつけてそのファンドに返済することによって、将来借りれる人が増える、等々、いくらでも、貧しい人やチャンスが資金制約のために限られている人の助けになるような例はあると思うのですね。これらの例も、頭ごなしに、利子は悪だから、貧しい人もそれは受け取れないし、とにかくだめだ、と言われちゃいましたよ。利子、なんて善悪ではかたらないもの、だと私は思うのですね。世の中のほとんどの物事がそうであるように、使い方によっては善悪両方の面を持っている。でも投資はいいんですって。自分がじかに投資するか、どこかに自分のお金を預けて第三者が投資するかの違いじゃないか、と思うんですね。リスクがあってそれを自分が負うのはいいけど、利子は何もしなくても発生するものだから、だめ、だと。うーん。リスクとリターンが比例するのは当然で、利子は単にリスクフリー(でも貸すことはコストフリーではない)であるだけ、だと思うんですが。宗教に関わる事柄をロジカルに議論しようとする自分が間違っているのはよーくわかっているのですが、とことんみんなに責められ、ちょっと悔しかったので、ながながと書いてしまいました。ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
2005年12月11日
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試験終った組+卒業式を明日に控えた先輩+その先輩のご両親の総勢7名でイルミネーションを見に行ってきました。ここから車で1時間くらい。道中、道路の両側はひたすら農地が続き、ハイウェイを降りて住宅街に入ったと思ったら、どどーんとイルミネーションが見えてきました。もともと粉をひく水車小屋だったらしいその建物。1806年に建てられたもの。12月いっぱい、小屋とその周辺がクリスマスイルミネーションで飾られます。外には60年代を髣髴とさせるミニチュアが並んでいます。野外シアター、スケートリンク、さまざまな特徴のある家々、そしてその周りを線路が一周していて、電車が走ってます。行った前日に雪が降り積もったため、私たちが行った時には、まだそのミニチュア街の”除雪作業”が続いていました。線路に雪がつもっちゃって、電車が途中で止まっちゃうんですよね。でも、かえるときまでにはすべて復旧してました。:)建物の一角にはいろーーーーんなサンタクロースの人形を集めてある部屋がありました。すんごく古いんだろうな、と思わせる人形たちがいっぱい。中には怖ーい顔をしたサンタや妙に貧乏くさく見えるサンタも・・・。時代と主に変化してきたんだなあ、としみじみ思っちゃいました。今のサンタのイメージってわりと統一感がありますよね?先輩に”Laleさん、サンタ、信じてたでしょう?”と聞かれちゃいました。ええ、信じてましたとも!妹がいたから結構遅くまで信じてたなあ。小6までは間違いなく信じてましたね。いつ気づいたかは覚えてませんが。今でもクリスマスの朝はあのわくわく感を思い出しますよ~。(彼はもちろんクリスマスを祝わないし、サンタも信じていない・・というか”サンタはトルコ出身だ!”というのみ。私は自分の子供にもああいう”目に見えないけどいるかもしれないもの”を信じると言う夢、というのかなあ、をできるだけあげたいんだけど、彼は反対、というか全然乗り気じゃないのでちょっと不満。)屋根の上にトナカイさんたちが停めてある小屋の中には、ちゃーんと本物のサンタさんがいましたよ。手を振ってくれました。そんなに大きいところではないんですが、とっても素敵なところでした。一緒に行った先輩のお母様が”わたしね、60年生きてきたけど、こんな素敵なの見たの初めて!うれしいわあ!”ってすごくよろこんでくださって、さそった私も本当にうれしくなっちゃいました。そのあと、みんなで和食を食べに行きました。結局先輩のご両親におごっていただいて恐縮したんですが、たらふくお寿司を食べさせていただいて、もう幸せ幸せ。:)大好物のうにも食べれて、最高のフィナーレ、でした。(最後は食い意地か、やっぱり!)
2005年12月11日
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昨日の晩、ふぶいてたと思ったら、今朝3cmほどの積雪。最高気温がもう摂氏0度を下回っている今日この頃。さぶいです。暑さはまあ、40度手前くらいまでなら大丈夫な私。でも寒さにはほんと弱いです。寒くなるにしたがって、コートのグレード(厚さ)をアップさせていくんですが、ついに昨日、3段階目(最高が4段階)まできました。ダウンジャケットにグレードアップです。(ちなみに最終段階はダウンの長い、ひざくらいまでくるやつ。)ババシャツ(いまはこう呼ばない?)はもちろん、ズボン下(これもこう呼ばない?)も履き、ハイソックスをはき、マフラー、毛糸の帽子、耳あて、手袋をし、完全装備。さすがにこれだけ着込めばマイナス10度くらいまでは対応可能。唯一外気にさらされてるところ言えば・・・顔。おととしくらいからほしいんだけど、買う勇気がなく、きっとこれからも買えないだろうしろものがあります。それはこちら。スキーマスク・・・顔面マスク。女の人で使ってる人はまだ見たことはないんですが、男の人では毎日まあ、2人くらいは見ます。正直うらやましい・・・。いくら何を着ててもしてても気にされないお国とはいえ、そして気にしない私とは言え、これはちょっと勇気が要ります。とはいえ、実際に使っているときには、だれだか判別不可能だと思うので、何気にそんなに悩むこともなさそうですが。これさえ手に入れれば、外気に触れてるとこ、目のみ、という理想的な状況が実現するわけですね。・・・でも、使えないな、やっぱり。
2005年12月09日
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彼がスミソニアンの自然史博物館に行ったときのはなし。お土産ショップでアメリカ人の5歳くらいの男の子を見かけたそうな。彼は綺麗な石の1つをとーーーーっても気に入ったみたいでずーーーっと見ていて、手にとってはもとに戻し、また手にとって、としばらくの間繰り返していた。そこに彼のお父さんがやってきて、”ヘイ、バディー、どうしたの?”とその男の子に聞いた。その子は”この石、とっても気に入ったんだけどね、僕の予算オーバーなの。”どうもその子は今日のおこづかいとして5ドル(5百円ちょっと)もらっていたよう。”この石、7ドルするんだけどね・・・”ととっても悲しそうな顔。お父さんが見るに見かねて、”じゃあ、そんなに気に入ったんだったらお父さんが足りない分、出してあげるよ”って言った。その子はまたしばらく考えたあと、手に取っていた石をそっともとの場所に戻して言った。”ううん、いい。やっぱりいいや。予算オーバーだから・・・”そしてその親子は去って行ったそうな。ちかくで一部始終を見てた子供好きの彼。”もー、僕が買ってあげるよー、って言いたかったよー”と本当に残念そうに私に報告。まだまだ我慢するのが難しいと思われる年頃。それなのに自分のお小遣いの範囲で買えないものはどんなにほしいものでも我慢する、といういじらしさ。もう、きゅっと抱きしめてしまいたい衝動に駆られてしまいます・・・。いい話、というよりちょっぴり切ないはなし、でしたね。
2005年12月08日
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英語の授業のフィナーレ、模擬授業テストが本日行われました。これに通ればTA(ティーチングアシスタント=授業で教授補助の形で教えられる)になれる資格あり、というもの。指定時間の30分前に行き、講義のトピックを与えられ、30分の時間内に授業の構成を考え、OHPシート等を準備。30分後に英語クラスのスタッフ+自分の学部からやってきた教授を前に自己紹介+シラバス説明+講義を合計12分でする、というもの。最初この詳細を聞いたときは、あらかじめトピックがわからず前もって家で準備できない、というところに恐怖を感じてました。だって、いくら学部用の優しい基本的な授業とはいえ、基本事項のリビューは私には必要・・・。大体与えられそうなトピック(3つから選べる)の見当をつけて、それぞれ準備していきました。トピックを与えられるまではどきどきでしたが、とりあえず3つの中に用意していたものがあり、ちょっとほっとし。せっせとOHPシートに書いていたんですが、1枚目を書き終わったころ、係りの人が再びやってきて、トピックはそれで大丈夫か、変える必要があるか、と聞いてきました。実はもうひとつのトピック(3つの選択肢には含まれていなかった)ものの方がComfortableにできる自信があったので、そのトピックをもらうことは可能か、と聞いたらあっさりOKが出て。そのニュートピックは最初から最後まで構成もOHPシートのアレンジもどこで学生にどんな質問をするかもすべて考え済みだったので、それからはすらすらといきました。一旦4枚のOHPシートをアレンジし終わったらようやく余裕ができ来て。結局、前の人たちがおしてて、準備時間も1時間ほどありましたしね。さて、テストは教室にはいるときから始まります(ビデオ係が登場時からカメラまわしてます)。自己紹介、自分のコンタクトインフォ等を説明していたら、”遅刻して入ってくる学生役”のひとが教室にはいってきました。(なかなか粋な演出)彼女をフォローして、再び説明に。シラバス説明も質問にもぱきぱき答えて無事終了。今日のトピック(需要曲線)にはいってからも順調に行きました。うまく学生役のひとたちも巻き込んで、楽しくやれたんじゃないかと思います。学部の教授からの質問にもちゃんと答えられたし。こう、授業するとなると、おもしろいこと、の1つか2つ入れないとなんだか物足りなく感じてしまうんですよね。冗談、とまでは行かないけど、学生がトピックを身近に感じれるように、質問や例でおもしろいものを使うとか。そういうのを入れると、聞き手の集中度がぐっとあがるのがわかるし、こっちもよりリラックスして楽しめるんですよね。予め考えていたトピックだったのでそんな内容も散らばめながらできたと思います。終わったあと、学生役のひとりだったスタッフの人から、よくやったわ、と言われて満足 :)みんなに言ってるのかもしれないけど。通ったかどうかは来週の水曜日にわかります。わかったらご報告しますね!
2005年12月08日
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前回の日記を書いて以来、ほぼ家にこもっていたのでここに書くネタもなく。木曜日はDVDデーをして、チャーリーアンドチョコレートファクトリーとKingdom of Heavenを鑑賞。チャーリー・・・はなんだかとっても気に入って2度も観てしまいました(暇だな・・・)。ウンパ・ルンパ(だかそんな感じの名前)の踊りに思いっきりはまってしまいました~。Kingdom of Heavenは彼や友達から前評判を聞いていたのではずれはないだろうなと思ってはいましたが、とってもフェアなつくりで、感心してしまいました。映画の中で、「”神の名の下に”と思って戦ってきたけれど、知らぬ間に土地と名誉(だったかな?)のための戦いになってしまっていた」みたいな台詞があって、すごく印象に残りました。宗教の違いで戦争していること事態が、”人間の失敗”だと私は思っているので(どう考えても神が神の名の下に自分の創造物(=人間)同士が殺し合いをするのを望んでいるとは思えないのですね、私は)、以上のような認識をしっかりもつリーダーが各時代の要所要所に現れていればもっとちがった世の中になっていたのかも、と思ったり。いつの時代も賢いリーダーの存在は大きく歴史を変えますね、賢い方向に。(逆もしかり)***土曜日に妹用に頼んだNarniaの7巻セットがやってきたので、我慢できず妹の許可を得て、読み始めてしまいました。日曜日にいつものディスカッションに行った以外は読みはまっていたな。今4巻目ですが、なかなかおもしろいです。できれば9日までに読み終えて、9日封切の映画を見に行きたいのですが、間に合わないかな。さらに今日、注文しておいたCDが届きました。これは自分用。Yo-Yo Ma The Silk Road Ensemble, Silk Road Journeys, Beyond The Horizon.以前テレビでシルクロードプロジェクトhttp://www.silkroadproject.org/のことをやっていて、これができあがったらCDほしいなあ、と思っていたのをすっかり忘れていて、最近思いがけず見つけたものです。まだ聞いてないのですが、楽しみです。福岡までわざわざ遊びに来てくれる親友たちのギフトも決定。今年のテーマはカレンダー。ひとつは日めくりで”1000 places to see before you die(死ぬ前に見とくべき1000の場所)"という本が元になってるやつ。1日1日、世界中の観光名所やホテルがひとつずつ紹介されているもの。旅行好きな彼女たち。オフィスにでも置いて、忙しい日々、めくるたびにすこしだけでも心が旅を楽しんでくれたらなあ、と思ってこれにしました。次の旅行のアイディアにもなるかな?もうひとつは普通の壁掛けカレンダー。去年私自身がここの友達からもらってとってもうれしかったTuscanyのカレンダーにしました。喜んでくれるといいな。最近オンラインでばっかり買い物してますが、本にしてもDVDにしてもなんにしても、オンラインのほうが断然安いんですよね、普通にお店で買うより。本とか新品でも半額以下になってたり。ますます引きこもっちゃいます。
2005年12月06日
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ご無沙汰してました。ようやく今朝、来年夏の学会用の論文を提出しました。今日締め切りでした(先月末の締め切りが1ヶ月延びたやつ)。30日締め切りって書いてあって、でも学会はオーストラリアだからオーストラリア時間かなあ、と思いつつ、とりあえずあっち時間の午前0時直前に論文をUploadし終わりほっとしました。いつもぎりぎり・・・。そしてさらに今日セミナーで発表する日だったので、なんだかてんてこ舞でしたが、とりあえず無事におわりました。つかれた~。発表もいろいろ考えさせられるコメントをもらい、いい感じに終わりました。”この結果はおもしろい、Policy Makingに使えるね。Good job!”といわれて、とても嬉しかったです~。:)英語の授業でのプレゼン練習のおかげかプレゼンがあんまり苦にならなくなってきました。逆に楽しめるようになったかも。進歩進歩。***話は変わって、プレゼントのお話。いろいろとギフト・プレゼントを贈るのはとっても好きなんですが、相手が男性の場合(彼、父親)、いっつもすんごく悩みます。彼ら、何がほしいって、大抵指定しないし・・・。1月に彼の誕生日がやってくるんですが、毎回プレゼントを何にしようかとっても迷います。今年もいろいろ考えました。私の中で候補に挙がったのは・・・1.カタログで見た皮のカバーがついてるシックな感じのUSBメモリスティック2.去年おくった帽子とおなじような柄のマフラー3.写真がはいるロケットになってる男性用、イニシャル入りキーチェイン4.電気髭剃りうーん、1以外いまいち。1は結構シックな感じで使えるしいい感じだと思ったんですが。(あと変則バージョンで、寿司の形したメモリスティック、という案もありましたが・・・結構高いんですよね 参照:http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0410/18/news006.html考えに考え、なんと、クラッシックギターにしちゃいました。学部時代に1学期間クラッシックギターの授業をとってAだったんだよー、と宣伝していたのと、あと、子供ができたら何の楽器を習わせたいか、の話をしてたときに、ギターにこだわっていたので、それなら!、と。彼が1月に来るのに間に合うように注文して、しっかり持って帰ってもらいたいと思います。(大きいものなので、一応彼の意思を確認済み)初心者用のYAMAHAのギターがAmazon.comで$94だったので、それを注文しちゃいました。 しっかり練習してもらって、ロマンチックな曲のひとつでも演奏してもらいたいものです。***残るは帰国するときの父へのプレゼント。妹にはすでにナルニア国物語のボックスセットとボックスCDオーディオセットを注文済み。自転車でパートに行く母には、黒のフリース地のイヤーウォーマー。http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000B8K600/102-5321157-1584959?%5Fencoding=UTF8&v=glanceこれはもう届いたんですが、なかなかいい感じです。後ろからするから髪もあまり乱れなさそうだし。目立たないし。父は・・・どうしようかなあ。いままではこの大学のグッズ、ポロシャツ、帽子、ボールペンなんかを贈ったんですが、ねたが尽きてきた感じ。・・・いい案募集中で~す。父は現在61歳。テニスはするけどほかにこれといった趣味はないような・・・。あと、福岡まで遊びに来てくれる友達二人にもなにか、と考えてます。これは女性陣なので比較的楽かな。今までは無難にスキンケアグッズを贈ってましたが、今年はなにか個性的に行こうかと思ってます。本とかカレンダーとか、”私”が若干反映されるものを・・・。サンクスギビングを皮切りに、すっかりこちらはホリデー・ギフトシーズン。消費活動が活発になってきております。それにのせられてほいほいいろいろ買ってしまいそうで怖いなあ。何はともあれ、あとは英語の模擬授業の試験を残すのみで今学期のタスクがすべて終了してほっとしました~。日本に帰る日が待ち遠しいな。
2005年12月01日
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