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薄いグレー地で、茶のまだら模様があるニナリッチの財布。母の形見。 今も持っている理由は二つ。まだ使えるから母との思い出が詰まってるから 最近、この財布を使おうと、中に小銭を入れておいた。しばらくして小銭を出すと、ベタベタとべとついでいる。使わなくなって、12年、どうやらレザー部分が劣化してべとついてるようだ。ところどころ、地も剥げている。使ってなくても劣化するんだ・・・・ この財布を持っている理由の一つが消えた。あとは、思い出・・ 使えないんだから、もう捨てよう財布をティッシュに包み、その上から新聞紙をくるみゴミ箱に入れる。 終活で、モノは減らそうと思ってる。一つ、一つ、執着を手放し、身軽になっていきたい(生きたい、逝きたい)。母の思い出が詰まったものは、わたしが生きてる間は残しておきたいそんな気持ちもあるけれど、わたしには子供がいないから、それを託せる人がいない、自分でケリをつけないと。 母のモノで捨てられないものは、他にもある。理由は、そのものである他は、思い出だ。使えなくても、思い出が詰まっていると捨てられない。 逝くとき持っていける形あるモノは、なにもなく、持っていけるのは、形のない思い出だけなのに、 生きているわたしは、まだ形あるモノを捨てられない。いつかは、捨てて、身軽になりたいと思いつつ、まだできない。 翌日、ゴミ箱から財布を取り出し、新聞紙を剥がし、ティッシュを取り、財布を見つめる。もう使えないのに・・ 母の形見が入った箱にそれを入れる。にほんブログ村
February 27, 2021
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10時20分、まだ来ない。10時からって言ったのに・・昨日、消防点検は10時で、とお願いし電話に出た若い女性は、「わかりました」と言った。毎年2度、消防点検があるが、時間通りに来なかったことは一度もない。 10時15分過ぎ、業者に電話する。土曜は営業所は休みのため、休日対応の部署に繋がったらしい。10時の約束が、まだ来ないと伝えると「あぁ、そうですか」と言う。60代ぐらいの男性の声。どうなっているか聞いても、「ここは担当部署ではないので・・」と、自分にはわからない、責任はありません、という言い方に、ムカッとくる。思わず、「あぁ、そうですか、じゃないでしょう、待ってるんだから」と言うと、また「あぁ、そうですか、では担当者に連絡します」とのんきな口調で言う。彼のこの「あぁ、そうですか」という他人事のような口調にムカムカする。「おたくは、〇〇会社の人ではないんですか?どちらの人ですか?」と聞くと「〇〇会社のものですが、わたしは部署が違うので・・」と平然と言う。そんなこと、こっちは関係ないんだよ!お前も〇〇会社の人なら、部署なんか関係なく、きちんと誠実に対応しろ!申し訳ございませんの一言もないのか!と心の中で、毒づき、「担当部署でなくても、こちらが困ってることはわかってもらえますよね?」と言って切った。 しばらくして、担当者から電話があった。「すぐお伺いします」という言葉をさえぎり「まずは、どうして遅れてるのか教えていただけますか?」と聞くとどうやら、昨日受付した女性がきちんと伝えてなかったらしい。知らなかったそうだ。それは仕方がない、と思いつつ、時間を守れない業者は信用できない、管理会社にクレームを言わせてもらいますからとムカムカはおさまらない。 玄関のインターフォンが鳴り、出ると、30~40代ぐらいの小柄な小太りの男性二人が恐縮したように立っていた。一人は、いつも点検にくる見覚えのある男性。 二人とも、人のよさそうな顔つきで、似たような体型で白雪姫の七人の小人を連想させる。 「遅くなり、申し訳ございません」と丁寧に謝罪され、七人の小人さんの前で、わたしの怒りも沈静化。 「さっきは、イライラしてしまい、申し訳ないです」と私も謝った。七人の小人さんは「いえ、もっともです、わたしも逆の立場ならイライラします。なぜ、連絡がうまく伝わらなかったのか、原因究明します」と、その対応にすっかりわたしは七人の小人さんが好きになる。 点検が終わると「これからも、よろしくお願いします」と丁寧にお辞儀をして見送るわたし。 人をムカつかせる一言人を和ませる一言、表情って、ある わたしも気をつけよう。
February 27, 2021
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「遭難か・・」双眼鏡のピントを急いで合わせ、ベランダ越しに近くの山を仰ぎ見る。ヘリコプターが爆音を立ててホバーリングしてる。ヘリからスルスルとロープが伸びて、隊員が二人下に降りて行く。 山の標高300mくらい、登山コースは5種類ほどある初心者向けの低山、地元はもちろん、観光客も多く訪れる。そんな山でも、たまに遭難者?(怪我人?病人?)が出るらしく、ヘリがやってきて人を救助していく。 白っぽい服を着た大人(男か女かはわからない)が寝た状態でロープに確保され、一人の救助隊に付き添われながら、ヘリに上ってく。 山の中腹の木が何度も大きくしなり、残りの一人もまた、ロープにつかまりヘリへと上がっていく。その姿はカッコよく感動する。 非常事態宣言が出ているのに、休日の人出は今日も多い。 4日前から、首の下が痛い、痛いと言うか、こってるというか首を横に回すと、つるように痛む。 2日間、痛み止め湿布を貼ったけど、治らなかったので今日から温熱シートを貼っている。肩と首のストレッチをすると少し楽になる。 木枕を首のへこみの部分に当てて寝ると気持ちいい。原因に心当たりはない、肩や首の痛みは「ストレス」が原因の一つらしい。あと、また例のごとく「更年期症状」 2021年から更年期症状のオンパレード。わたしって今まで、肩こり、頭痛とは、無縁の人だったんだけど・・ 働いてもなく、子もなく、介護者もなく、住む家も食べるものも充分にあるのに、ストレスなんて、どうよ!!どうなってるわたし! 痛みが治まるまで、しばらく温熱シート愛用しよう。にほんブログ村
February 13, 2021
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ガソリンスタンドで給油。お店の人が「最近、ウォッシャー液補充してますか?よければ入れますよ」と近づいてきた。 ウォッシャー液なんて、普段めったに使わない、もちろん補充なんて全然してない。深く考えず「じゃぁ、入れて下さい」とお願いした。 ついでに、エンジンルームの点検もしましょうか?と言うので、「それは結構です」とお断り。スタンドの人は、サービスと言って近づいてきて、いろいろ交換やなんやら営業してくるのはよーく知ってる。だから、なるべくそういうサービスは受けないようにしてた。ただより高いものはない、という諺があるけど、これってホント言い得て妙。 なのに、無料サービスという言葉にまんまと誘われて「お願いします」と言ってしまった。 ウォッシャー液を入れながら、断ったのに「エンジンオイルとかいいですか?」と私に向かって聞いてくる、しゃべってて手元を見てないから、ウォッシャー液が溢れてエンジンルーム内にボトボトこぼれた。 でも彼は、何もなかったかのようにウォッシャー液の栓をし、(おいおい、こぼれたゾ、そのままでいいんかい)「冷却水減ってますね~すぐ追加できますよ」なんて、こっちの心のつぶやきなんて全く気づかず、営業してくる。営業なんていいから、こぼれたウォッシャー液そのままでいいの?ふかなくていいの?エンジンに影響でないの?言葉に出ない心の葛藤を抱えたまま、「もう帰るので結構です」と再度断り、車に乗り込んだ。 しまった、最初から断るべきだった、ガソリンスタンドは、サービスと言いつつ、いろいろ営業をしてくるのは過去何度もあり、懲りたはずなのに、失敗した。 それから、「こぼれたんですけど、そのままでいいですか?拭いて下さい」と言えばよかったと、悶々悩む。 家に帰ると、ネットで「ウォッシャー液、エンジンルームこぼれる」で検索。 あまり多くはヒットしてこなかったけど、こぼれても、どうやら大丈夫らしい。ほっとしたけど、最近、こういう些細なことが気になって気になって仕方ないモヤモヤは安易に消え去らない、心の中で漂い続ける。 あらためて、ガソリンスタンドの無料サービスは安易に受けまい、特に、ウォッシャー液の無料補充は受けまい。 こんな風に思ってると、背中がズキズキ痛くなってきた。 そうなんです!わたし、数日前から、首の後ろ下あたりが痛い、そして、その痛みは、ストレスを感じると強くなるのだ!!! なんということでしょう・・どうなってる?わたしの身体! そして思わず、スズキ(車メーカー)のお客様相談室に電話してしまった。「ウォッシャー液がエンジンルームにこぼれたんですけど、大丈夫でしょうか?」回答は「見てないので、なんとも言えません、ディーラーで見てもらって下さい」でした、そりゃそうだよねーーーこんなトホホな質問にも、丁寧にご回答下さりありがとうございます。 しっかりした企業ほど、安易に返事はしない。 私が電話をすべき相手は心の心理カウンセラーなのかも・・漢方薬効いてるのか?? あーーー肩痛いよーーーにほんブログ村
February 12, 2021
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つーちゃんの職場の女性は、PCR検査の結果は陰性でした。でもホテル療養で、引き続き一週間休み。偽陰性というのもよくあることだから、念には念の対応でしょうか。我が県は、まだ陰性者でもホテル療養が出来るのは素晴らしい。 職場の他の看護師さんは、一週間も休養できてうらやましがってるとか・・そう思うのは不謹慎かもしれないけど、わたしには看護師さんの気持ちがよくわかる。医療関係者は超多忙な日々。ゆっくり休養したいだろう。 仕事がなくて、路頭に迷っている人々がいる一方、人手が足りなくて、忙しくてストレス過多の職種もある。 わたしは、デリケートゾーンの腫れと痒みで先週、婦人科に行き、抗生剤を処方され、今週月曜に再診、膣炎の検査は陰性(異常なし)外陰部の腫れも、薬が効いたようです痒みと赤味がまだあるので、別の薬が処方されました。リンデロンです!皮膚炎症の万能薬、リンデロン様。以前、主婦湿疹になったとき、これを塗ったら速攻で良くなった。 それから、診察のついでにという気持ちで、謙虚先生に「更年期の相談もしたいのですけど・・」と切り出すと「どうぞ、どうぞ」と言われ、先生が読む、更年期のアンケート項目に答える。「手足が冷たいですか?」「はい」「不安感がつよいですか?」力強く「はい!!!」「時々、死にたい気分になります!」と勢いよく付け加えた。 更年期の治療法は、主に漢方薬とホルモン療法、どっちにするかは、先ずは副作用が少ない漢方を試してそれで効果がなければホルモン療法を検討とのこと。 漢方もいろいろあって、謙虚先生は、治療法も薬も押し付けない漢方の種類を示し、「どれにしましょうね~?」と私に問う。どれに・・と言われても、わたしもよくわからない。「うーん、自分のことだから、わたしが決めないといけないですね」と言うと、あっさり「いえ、わたしが決めますよ」と言う。 やたら丁寧に話すと思うと、急に冷めたみたいな対応になる。謙虚先生の本質は、実はかなり、クール(怖い)かもしれない。 先生が決めた漢方は「加味逍遥散」これは、複数ある更年期の漢方薬の中で一番よく使われるらしい。 で、いまそれを服用しています。効果は、まだよくわからない・・少なくとも副作用はない。 私が一番改善したいのは、精神の不安定さ、気持ちの浮き沈みの激しさ、すぐパニックになるとこ、これが治まってくるといいんだけど・・・ 2週間分処方されたので、しばらく様子を見ようと思います。 デリケートゾーンの痒みと腫れで、婦人科に行かなかったら更年期症状の治療なんてまだしてなかった、ちょうどよい機会でした。 さて、それからブログを再開して、2月8日で一年経ちました。50歳になったとき、残りの人生を想い今後は一日、一日を大切に生きようと決めました。 でも、一日一日が過ぎ、一年が過ぎ、もうすぐ53歳になる昨年の2月、ふと、あの50歳の決意から、もうすぐ3年が経つことにびっくりし、このままだと、気づくと60歳になってるな、と思い一日、一日の自分の軌跡を残すつもりで、ブログを再開しました。 そして、一年経ちました。これからも、ぼちぼちと書いて行こうと思います。にほんブログ村
February 11, 2021
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感染者が減少傾向でうれしく思ってたのに・・ つーちゃんの職場の女性の子供(小学生)がコロナに感染した。子供は友達が感染者だったので、濃厚接触者としてPCR検査で陽性が判明。小学生だもんね、マスクしてないだろうし、友達が感染してたらそりゃ、感染するよね。 で、その母親はもちろん濃厚接触者なので、2週間自宅待機。まだ陽性かどうかはわからないというが、 小学生の子供が陽性、小学生の子供と母親の関係なんて濃厚接触しまくってるに決まってるじゃない・・・ わたしは、彼女が感染している確率はかなり高い、と推測する・・ 頭の中で、妄想が大暴走、彼女が感染してたとすると、同じ部屋で仕事をしてた、つーちゃんはどうなんだろう、マスクをしてれば濃厚接触者にはならないなんて、とぼけた規定があるらしいが、感染ルートには飛沫感染の他、接触感染というのもあるじゃないか・・ 食事は一緒にしてない、トイレも女性だから別、共有してるものといえば、ファックスとコピー会話をするときは、マスクをしてたから、飛沫感染の可能性は低いかも。でも、そんなに広くない部屋で一緒に仕事をしてた妄想の暴走はどんどん続く、 つーちゃんが感染してたら、かなりの確率でわたしも感染してるだろう。数年前、つーちゃんがインフルエンザになったとき、当然のように私も感染した。一緒にいるときは、マスクをして、消毒もしたけど、だめだった。 もし、職場の彼女が感染してたら、とうぶん父と会うのは控えよう。来週、美容院や婦人科に行く予定だが、どうなるんだろう。つーちゃんが感染してない限りは、わたしは出歩いても大丈夫だろうか・・ もし、つーちゃんも感染してたら、マンションの管理組合に言わなくてはいけないんだろうか、濃厚接触者になったら、買い物にも行けないんだろうか、どうなんだろう、 妄想で、軽くパニック・・ 大丈夫、心配しすぎ、と思いたいけど子供が感染してた場合、母親も感染している確率は、どう考えてもかなり高い。 会食してたわけでもなく、マスクして消毒して、気を付けて行動してても、避けられないことはおこる。こればっかりは仕方ない、その子供のせいでも、母親のせいでもない、 もちろん、つーちゃんのせいでもない・・ あぁ、ドキドキしてしまう、 どうか、つーちゃんが感染してませんように・・にほんブログ村
February 5, 2021
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数週間前から、ときどき、デリケートゾーンがかゆい。ネットで調べると、更年期症状の一つにあるらしい、なんでも更年期症状だな、とまた思う。 昨日、またかゆくなった。触るとなんとなく、ぷっくり腫れてる感じがする。尿が触れると、ちょっとヒリヒリする、 下着を脱いで、思い切って鏡で見みた、よく見えない・・がなんか、赤くなって、赤い水膨れが出来てるような・・ 近所の産婦人科に行くことにした。そこは個人病院だけど、医師が4人いる大規模なレディースクリニック。 電話をすると「予約がいっぱいで、来週の火曜日が空いてます」なんて、のんきなことを言うので「かゆいので、すぐ見てもらえないんですか?先生は誰でもいいです、女性の先生がいいですけど」と言うと、「少々お待ちください」と言って今日、診てくれることになった。「マスクは不織布マスクで来院してください、付き添いはなしで、熱が37度以上ある場合は受診できません」と言われ、コロナ対策がしっかりしてると感心、安心。 数年前、全面リニューアルしたクリニックはとてもきれい。待合室は、白を基調として、天上も高く、まるでホテルのロビーか、カフェのよう。産まれたての赤ん坊を抱いてるお母さんがいてすやすや寝ている赤ちゃんは、本当にこれは人間かと思うほどの、小ささで、可愛くて思わず、頬を突っつきたくなるほどだった、 みんなマスクをしてて、おひとり様ばかりの女性なので、静かでこんな居心地のよい空間はないな、と思う。 まったりした気持ちで、持参した本を読みながら待つ。 女医さんは30代ぐらい、私より小柄でとても丁寧、丁寧すぎるほどの謙虚さのある人で、わたしが、「かゆくて・・」と言うと何度も「それは、大変ですね、大変ですね」と言いわたしが何か言うたびに「ありがとうございます」と言い、なんで、そんなに感謝されなくてはいけないんだろう、と戸惑う。 でも、すごく話しやすい、リラックスして話が出来た。 診察の結果は、毛嚢炎ではないか、ということで、抗生物質の飲み薬と、抗生物質の塗り薬、かゆみ止めの塗り薬が処方された。腫れていて炎症を起こしているので、身体に菌がまわると高熱が出るかもしれません、ほっとくと死亡する場合もあります、と謙虚にはっきり恐ろしいことを言う思わず「えっつ?」と聞き返した。先生、それはオーバーでしょう・・膣炎の検査もするということで、一週間後にまた再診になる。 帰り際、謙虚先生は、立ち上がり「ありがとうございます」と丁寧にお辞儀までして見送って下さった。 いままで、こんな謙虚で丁寧に話す医者に会ったことない、ほほえましいほどの謙虚さ、丁寧さだった。良い経験をした。 高熱が出ず、無事治りますように。にほんブログ村
February 1, 2021
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