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白い倍音の魔法使い

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白い倍音@ そうだったんですね ごちゃまぜアイスさんへ  ブログ閉鎖さ…

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March 1, 2008
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 昨日の夜はなかなか寝付けなかった、
気づくと夫ももぞもぞしている。
「寝れないの?」と聞くと
「何かむかむかして眠れない」と言う。
幼少期の親との関係を思い出すと、怒りが湧くらしい。
「何か言いたいことあったら言っていいよ」と言うと
幼少期のころの親に対する怒りの言葉がどんどん夫の口から出始めた。

 夫は普段言葉遣いは荒くない、丁寧に話す。
でも「くそっ」とか「~しやがって」「てめぇ~」とか普段はあまり聞いたことがない言葉があふれ出す。


良い両親、理解がある両親。
何か理想的すぎた夫の両親像。
多かれ少なかれ、子供は親に不満がある。
喧嘩も日常的にあっても不自然じゃない。
 だから夫から出た彼の両親像が、綺麗すぎて違和感を覚えたのだ。

 私に対してもそうだった。
他人に私のことを話すとき、彼はすごく私を誉める。
「こんないい妻はありません、何も不満はありません、彼女以外考えられません」と。
聞いているこちらが恥ずかしくなるほど。
その時は、うれしいという素直な気持で聞いていたけれど、今から思うと、痛いほどの夫の願いがその言葉には含まれていたのではと思う。
 それなのに、その言葉を真に受けて私は思い上がっていた。


 興奮してきた夫は、くるりと横を向いて、布団の中に顔を突っ込んで叫んだ。
「ばかやろ~!!!!」
3回ぐらい叫んだ、最後は声が嗄れていた。

 しばらくすると落ち着いたみたいで、静かになって寝息が聞こえてきた。
そして私も知らない間に眠っていた。








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Last updated  March 1, 2008 08:41:54 PM
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