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白い倍音の魔法使い

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白い倍音@ そうだったんですね ごちゃまぜアイスさんへ  ブログ閉鎖さ…

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November , 2025
November 16, 2008
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カテゴリ: 治療記録
 昨日、テレビドラマ「告知せず」を見た。

 今までは、病気とか癌とか、そういう類のドラマを見るのはずっと避けてきた。
でも母が癌になってからは、必ず見るようになった。

 このドラマは医師である夫が妻の癌を最後まで告知しない。
それはなぜか。

 仲間の医師に「残り数ヶ月しか生きられないのに、何も伝えないことは酷なことです」と言われ
息子にも「言うべきだ」と言われ、

 病室で妻に告知をしようとしたそのとき
妻は夫の言おうとすることを遮るように、はっきりとこう言った。

「先生、私は生きたんです。
まだやりたいことがいっぱいあるんです。
まだまだ生きていたいんです。
だから大丈夫元気になれますよ、一緒に頑張りましょう、
そう言ってください。
そう言ってくれれば私頑張りますから、お願いです。」

 夫はその言葉に妻の手を握り、うなずいてこう言った
「大丈夫、元気になれますよ、
一緒に頑張りましょう」

 医師でもある夫は告知しなかった。

 患者に寄り添う医療。


 インフォームドコンセント、告知、
大切なことだと思う。
自分のことなのだから、知る権利がある。

 でも、寄り添う医療は
患者の心に寄り添う医療とは


 大切なことを教えてもらったドラマでした。








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Last updated  November 17, 2008 11:16:03 AM
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Re:寄り添う医療(11/16)  
媛のん  さん
私はそのドラマ、見れなかったんです・・・。
父が部屋にいたし、私自身も見るのがなんとなく怖くて・・・。
家族で告知をしないと決めたけれど、誰かに否定されたり非難されたりするのが怖いのかもしれないなぁ・・・。
私も見れば良かったなぁ、そのドラマ・・。
(November 17, 2008 12:06:08 AM)

わかりますよ  
媛のんさん
>父が部屋にいたし、私自身も見るのがなんとなく怖くて・・・。
>家族で告知をしないと決めたけれど、誰かに否定されたり非難されたりするのが怖いのかもしれないなぁ・・・。
-----
「誰かに否定されたり、非難されるのが怖いのかもしれない」
本当ですね、私にもその気持ちわかります。
たぶん、まだ媛のんさんの心の中に迷いがあるのかもしれないですね。
 怖いのは、誰かによるものではなく、心の中に「本当のことを伝えた方がいいかもしれない」
という気持ちが媛のんさんのどこかにあるからかもしれませんね。
(November 17, 2008 11:20:17 AM)

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