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2007年05月12日
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父親の面目にかかわる

 どういうわけか、私の6名の子供たちは皆、音痴である。歌わすと一直線のリズムでお経のようになってしまう。リズム感に欠陥があるのだ。

 「きっとお父さんに似たのだ、責任を取れ」

 と子供たちは私に八つ当たりする。ところが私は音楽好きで、学生の頃、ピアニストになることを夢見た事もある。子供たちは私を、労務しか出来ない色黒い父親で、上品な音楽とは程遠いとみなしていたのである。

 このままでは、スーパーマン的存在、でなければならない父親としての面目にかかわる。そこで泡盛を一杯やり、何でも屋から、3女の懇願で買ってきた古いオルガンを弾いて見せることにした。

 しかし、10年余りも鍵盤に触れたことのない指は、労務仕事で硬くなっていて、自由に動かないのだ。焦れば焦るほど間違いだらけとなり、子供たちは大笑い。

 私は惨めな思いで、その場を退散した。それから仕事の合間に、子供たちがいない時を見計らい、懸命に練習を続けたのである。

 そして、ある土曜日の夜、私は子供たちを集めて、「早春賦」と「冬景色」を弾いた。子供たちは、流れるような鍵盤上の私の両手を見つめ、驚きの目で静まり返ったのである。そして、アンコールに応えて、花、朧月夜、ミカンの花咲く丘、椰子の実、乙女の祈り、を次々と弾いた。

 翌日、仕事から帰って来ると私の机の上に、一輪ざしのバラの花と高級泡盛が置かれてあった。子供たちのお詫びと、私への賞賛のしるしだったのであろうか。





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最終更新日  2007年05月12日 20時30分38秒 コメントを書く


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