まゆの丘

まゆの丘

あの子の苺


僕はそのウサギを捕まえた
その子は恥ずかしそうに頭を下げた
次の日からその子の家をずっと見ていた
なんだか知らない 見ていた
ちょっと小さい苺をほおばるあの子
すっぱい苺を影で見ていた僕にくれた 食べてみると甘酸っぱかった
僕がにっこり笑うと あの子は恥ずかしそうに頭を下げていた
いつも一緒に遊んだ だけど遊ぶと言うより 苺を食べていた
どうして苺なのか 僕にも分からなかった 
あの子は僕が見ているときには 苺しか食べてないのだ
なんでだらう・・・ そう思っていると心が少し寂しがってしまう
あの子はどうしているだろうか 僕はいつも胸騒ぎが激しかった
さて あの子に会いに行くか 僕は外に出た
あれ? あの子はいなかった お出かけかな?
でも 何日たってもいつまで待ってもあの子は帰ってこなかった
僕は我慢ができなくなりあの子の家にいってみた
僕は目が止まってしまった 一面に苺の花が咲いていた
家が見当たらない この苺に覆われてしまったのだろうか・・・
僕は あの子の 苺の苗を 2つ貰っていった
いつか あの子と食べられる日が来るまで 育てておく気だ
しかし 僕は分かっていた もう あの子が帰ってはこないことを・・・

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