M-BLstory

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February 6, 2025
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テーマ: 自作BL小説(22)
カテゴリ: BL小説
第六章 運命の試練

戦乱の世は、蒼真と景虎の関係に試練を与え続けた。ある日、敵軍の奇襲により、景虎の命が危機に晒される。蒼真は必死に彼を守ろうとするが、圧倒的な敵の数に追い詰められていく。

「景虎さん、逃げてください!」

「馬鹿者!お前を置いて逃げられるか!」

二人は背中合わせで剣を振るい続けた。しかし、敵の包囲は狭まり、絶体絶命の状況に陥る。

その時、蒼真の胸に不思議な感覚が広がった。まるで、時間が止まったかのように周囲の音が消え、視界が白く染まる。

「これは……」

突然、蒼真の前に一人の老人が現れた。長い髭をたくわえ、穏やかな笑みを浮かべている。

「お主、元の世界に戻りたいか?」



「お主の魂は本来、この時代のものではない。だが、強い絆が新たな運命を紡いでおる。」

蒼真は景虎の方を見る。彼は必死に敵と戦いながらも、蒼真を気遣う視線を送っていた。

「俺は……景虎さんと一緒にいたい。」

老人は深く頷いた。

「ならば、その願い、叶えてやろう。」

瞬間、眩い光が二人を包み込んだ。

第七章 新たな時代へ

光が収まると、蒼真と景虎は見知らぬ場所に立っていた。周囲には高層ビルが立ち並び、車が行き交っている。

「ここは……どこだ?」

景虎は驚きに目を見開く。

「ここは……俺の時代、現代だ。」



「どうやら、二人で新しい時代を生きることになったみたいですね。」

景虎は一瞬戸惑ったが、すぐに微笑み返した。

「お前となら、どんな時代でも構わぬ。」

二人は手を取り合い、新たな人生を歩み始めた。





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Last updated  February 6, 2025 08:24:03 AM
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