言葉
あたしは英語に興味がない。
ないというか、嫌い。
あたしは日本人だもん！
日本語話せりゃいいじゃん！
はぁー・・・
中学卒業後、アメリカ移住が決まってからは
実際問題そんな事言ってる場合じゃありませんでした。
通訳さんがいつも隣にいるわけでもないし
あたしは学校（現地高校）に行かなくてはいけない、
その為には英語を理解しないと
生きていけない・・・。
How are you?
もまともにわからないのに
いきなりポンと現地の高校に入れられて。
今でも登校初日、一番最初のホームルームのクラスの事を
よーく覚えています。
本当に、自分が宇宙人になった気分。
田舎の高校だったので
「外国人」とうのが珍しいらしく、ジロジロ見られる。
見られるだけならいい、
こっちを見て笑ったり、ヒソヒソと内緒話をする子、
変にはやし立てる子。。。
話しかけてきた子もいたけど
How are you?もわかんないんだもん、
何言われてるのかなんてわかるわけがなく
ひとりでオドオド。。。
少しずつ言葉がわかってきた頃には
「Fuck」や「Shit」「Nasty Bitch」
「Go back to your country! Jap!」
など、暴言を浴びせられている事にも気づくようになりました。
助けを求める事もできなくて
泣くだけの毎日がそれから3年間も続きました。
よくあんな所に「3年間も」いたな、
よく耐えたな、ってしみじみと思います。
あまりにも辛すぎて、思い出せないところもあるけど
それでいいんだと思います。
思い出せたって、笑える事はないのだから。
あの頃には絶対戻りたくない。
そして、自分の子にはそんな思いは絶対させません。
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