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もう二年がたとうとしているけれど
思い出すと、未だに苦しい
「二番目に愛してる」
彼はいつもそう言った・・・何度も、何度も・・・・
「君の事は、二番目に愛してる」
なのに、気がふれたかのように、愛していると叫んで、何度も何度も
何度も何度も叫んでは、私を痛いほど強く、ただ抱きしめてくれた
今までの、誰よりも、私に執着してくれた・・・
私はけして、彼を愛してると口にすることができなかった
嘘でも
嘘だから
愛する人は、ただひとりだけ
愛に二番も三番も・・・そんなの存在するはずない
ただの肉欲とか、浮気心とか・・・現実逃避とか。
そう言う方が、きっと正しい
二番目に愛してるから肉体関係は間違いじゃない・・・なんていう理由で、愛に逃げたくなかった
これを二番目の愛と呼んで、自分の何より大事にしている愛を、汚したくなかった
それに、二番目にしか愛してくれない人を、万が一にも・・それ以上に愛してしまうのも怖かった
でも・・本当に愛されてみたかった・・・
男に愛され、幸福に包まれる女の喜びを、味わってみたかった
彼に、そういう情熱を持った男を感じたから。
だから、罪を犯した
そんな風に言いつつ、愛そうとも、二番目に愛されようともしなかった私を
彼は「誰に対しても真摯でない女」と言った
結局
確かな、事実という、罪だけが残った
そして自分の女として、愛された記憶をたどるとき、
彼がくれた、「二番目の愛」が一番鮮明に思い出されて
その都度
闇の中に吸い込まれるような寂しさと、虚無感を感じる・・・・