最近読んだ本のこと。
八番筋カウンシル 津村 記久子著
この間読んだ「ポトスライムの舟」が おもしろかったので
、津村記久子さんの芥川賞受賞後最新作も借りてきた。
今回も主人公は、30歳を目前にした男性二人と女性一人。
がむしゃらに働いてきたけど過労で入院、新人賞を受賞した小説だけを書いていこうと会社を辞めたタケヤス。
実家に戻って、家業の文房具店を継ごうと考えはじめるヨシズミ。
家族との折り合いが悪く、家を買って独立したいと考えるホカリ。
幼なじみの3人ともが、それぞれの事情で母子家庭で、八番筋商店街にある祖父母の家に身を寄せていた。
そこに、近くに巨大モールに建設される計画が持ち上がる。
今はずいぶんさびれてる八番筋商店街の評議会(カウンシル)のメンバーである店主たちが、その計画の賛否で3人を巻き込んでいく。
いろんな年代のいろんな人たちが登場しておもしろい。女性も多様なタイプが描かれる。
また、お年寄りが重要な役割を果たしてる。
狭い世間のなかのご都合主義の見本のような、商店街の人たち。
タケヤスが小学生、中学生、高校生、大学生のころのできごとが、現在のことと交互に語られていく。
最後に意外な展開があって、3人の主人公たちがそれぞれの人生を見つめなおし、やっと大人になったと自覚し、自分らしく生きていこうとする物語。
とっても、おもしろかった。
本の表紙に使われてる、佐藤信太郎氏の「非常階段東京」の写真も不思議できれい。
2005年荒川区南千住の景色みたいや。
7年間も非常階段から東京を見つめてきた撮ったこの写真集で、佐藤さんは今年の日本写真協会新人賞を受賞しはった。
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
3月末に始めたガーデニングパーツ。また芽が出てきた「そろそろかな・・・」。
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